2024年5月19日日曜日

夜10時まで修理が続き・・・翌日もう1泊しました

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!




サレルノのマリーナは17日の朝出発する予定だったのですが、観光から帰ってからスタートしたオートパイロットのブラケット設置修理に加え、前から気になっていた水ポンプの漏れも発見し、急遽のその修理も加わり・・・なんと結局終わったのは夜10時。で翌日もかなり主人の疲労が残っていたので延泊しました。ついでにエンジンオイルも交換しちゃいました。風的に金曜日はモーター走行必須で、土日の方がちゃんとセーリングできそうな南風でしたしね。2レグにわけて一気にローマまで行くことにしました。

繋がったブラケットの軸、私が写真を撮る前にすでに主人は作業を開始してました。私はちょこっとお昼寝していたら、気が付いたら後ろから電動ドライバーの音がしてきた。画面下の方の緑のブラケットに繋がっている縦の棒の部分がその前方の半円形のブラケットに繋がっていたんですが、そこが折れてしまいました。修理後は単に溶接しただけではなく、その部分に補強を加えてもらいました。すごく頑丈そうに仕上がってきたので写真を撮り忘れたのはすごく残念だったなぁ。
依頼した翌日の朝には仕上がっていたので、おそらくその日のうちに修理してくれたのでしょう。マリーナのスタッフの方が全て手配してくれたので、お任せするだけでよく本当にありがたかったです。そして気になる修理代は、付け加えたステンレススティールの材料代も含めて、なんとたったの150ユーロ!これを高いと思うのか安いと思うのかは個人差かもしれませんが、私たちにとっては特急で仕上がった作業代に材料代を考えたら安い安い!丁度週末にかかるところだったから、週明けまでできません、と言われても仕方ないと思ってたしね。

やっと取り付けたと思ったら、どうもどっか逆向きに設置していたようで、やり直しになってしまいました。かわいそうに、こんな変な姿勢で作業しているので、時々休憩が必要でした。


やっと設置し終わり、いよいよテスト始動・・・・やったからウィーンというオートパイロットのモーターの音と共に、ラットがクルクル回り始めました。これで元に戻っただけでははなく、今回破損した部分はさらに補強したので、向こう何十年かは・・・いえいえ主人いわく「永久に大丈夫だ!」だそうです。最初の状態よりさらに強度が増したとのこと。

で、これで終了したと思ったら、以前から気になっていたウォーターポンプを取り外しているではありませんか。実をいうと今シーズン最初からどうもどっかで水漏れしている気配があったんですよね。蛇口をひねっていないのにポンプが数時間に一回作動するんです。漏れていうな部分は全てチェックしたのですが、どこからも見つからず。ビルジが特に溜まっている様子もなかったので、大幅な水漏れではなくチョロ漏れのようですが、それでも清水は貴重。一滴も無駄にできません。心なしか水の減り具合も速まった気がしていました。ずっと残水量を記録しているので、だいたいどれぐらいで前後のタンクを使い切るのか把握しているのですが、自炊頻度やシャワーの回数などはシーズンによって異なるので、誤差はいつも生じています。だから完璧に水漏れだという確信が持てない程度の減り具合なのです。

ただ、今回はポンプにクラックがありそこから水漏れしてるのが見えたそうなので、取り外し樹脂でふさぎました。

再びポンプを戻したころにはすでに外は真っ暗!樹脂を乾かすため、翌日の朝まで水は使えません。ウェットティシュで手をふいたり、歯磨きはボトルの水を使う羽目になりました。

夜8時50分になってもまだ外でごそごそしていた主人。もし分けなかったですが、私は何もできることがないので、先に布団に入りました。最終的に主人が戻って来た時、チラッと時計を見たら夜10時近くになっていました。

翌朝、朝ごはん前に水道ポンプを作動させてみました。使う時は勿論ポンプ―が作動してブーっと音を立てますが、使っていない時にも数時間おきぐらいに音がしていたんですね。で、結果は・・・・残念ながらポンプの誤作動は改善できませんでした。主人は、実際に水漏れしているのではなく、ポンプが古くて誤作動していると疑っていたんですよね。でも水漏れを見たので、それが原因だと思ったようですが、漏れを埋めても変化がなかったので、やはりポンプ自体にも不具合があるようです。新しいポンプの値段をネットで調べたら、心配していたほど高くなかったので、新しいのを買う事にしました。勿論、それはローマに着いてから対応します。

17日は、朝の時点では予定どおり出発しようとしていたのですが、前夜遅くまで作業をしていた主人はかなり疲労していました。それに出発前にエンジンオイルの交換もするって言いだしたので・・・・一泊100ユーロの追加は簡単ではないですが「焦らなくても延泊したら。疲れているみたいだし、どうせ今日はエンジン走行だよ。土日の風の方がいいから二日に分けて毎日移動すれば20日月曜日にはローマに着くし。」と提案しました。で主人も同意して、17日も滞在して18日土曜日に出発することにしました。

シップシャンドラーもマリーナから徒歩10分弱の場所にあり、ランチ前に立ち寄りました。エンジンフィルターもついでに取り換えようと思ったみたいですが「それはローマに帰ってからでも大丈夫だから、もうゆっくりしてください。」と諭しました。

主人はペッパーソースのステーキ。ソースがたっぷりかかっていますが、中は丁度いい具合の焼き加減でした。

付け合せにポテトを追加。

私はジェノベーゼソースのパスタ。玉ねぎとビーフがじっくり煮込まれていて、すごく美味しかったです。ちょっと肉じゃがの味に似ている。じゃがなしだけどね。

ランチから帰ってきて、主人は一旦お昼寝。夕方4時ぐらいから今度はエンジンオイル交換を始めました。ですが、後で気が付いたんですがまだ交換は不要だったんですよね。だって昨年11月にハードスタンドに上げてから新しいオイルと交換したので3月にクルージングをスタートさせた時は新品のオイルだったわけです。それから100時間ぐらいすでにエンジン走行していますが、それでも必ず今交換しなければいけないわけではないんですよね。後で気が付いたらしいのですが、勘違いしちゃうほど精神的に疲れていたようです。ま、交換しても害はないからいいけどねぇ。


外に出していた荷物をスターンロッカーに収納し、ツール類を全て片付け終わったころには夜7時ちょっと前でした。サレルノに来てから夕食では一度も出かけていなかったので、ちょっとワクワク。徒歩30分弱の場所にある、もう1か所のマリーナ付近のお寿司屋さんに行くことにしました。

Kikkoというお店で、ギリシャのアテネにある日本食レストランと同じ名前で、もしかしたら同系列かもしれません。イタリアではお寿司というと「食べ放題」が一般的。ですが、アラカルトでもオーダーできます。両方のメニューを比べた所、食べたいもの全部が「食べ放題」にはなかったので、アラカルトにしました。


ずっとマグロのタタキとかカルパッチョ風で食べていたので、久しぶりにちゃんとしたワサビとお醤油で食べるお刺身です。ほんのり甘い感じで美味しかったです。

これイクラの軍艦なんですけど、ノリじゃなくてサーモンが巻いてあった。親子寿司?

握りのサーモンもオーダー。主人がサーモン好きなのです。

餃子は中華府餃子ですが、中がジューシーで美味しかったです。皮にこしがあって、お店で手作りしている感じでした。ちなみにお店の方はみんなアジア系の人でした。

お味噌汁もまあまあ。

トンカツは結構サイズが大きかった。ソースがちゃんとソースだった!

さらにお寿司盛り合わせもオーダー。一つ一つは一口サイズの小ぶりです。でもこれ8ユーロなんで、まあまあお値打ちだと思います。

でデザートは抹茶風味の雪見大福みたいなアイスクルームをオーダーしましたが、酔っぱらっていて写真を撮るのを忘れた!最終的に食べ放題にした場合のお値段より若干安いぐらいになりました。食べ放題にはデザートや飲み物はないので、追加となるので沢山食べられないと高くついたりします。

3日滞在することになりましたが、修理事項は完璧に済ませられたし、主人もゆっくり体を休めることができたのでサレルノ滞在はいい形で幕を閉じました。さていよいよローマに向かってGOGO!18日には65マイルほど先にあるVentoteneという島のアンカレッジを目指します。


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