皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!
6月9日(日):午前7時半、Port Azzuroを出発しました。とてもいい思い出ができました。
前夜から風向きが南東になっていたので湾内にも波が少し入ってきて、多少揺れを感じていましたが、それでも全然快適に過ごせました。
湾を出て左に曲がって島沿いにしばらく進みます。結構波が逆立っていました。
8時半すぎ、ようやく島から少し離れる感じになり波が押し寄せてくる角度も後方に近くなったので揺さぶられるのが少し収まってきました。風の強さも方向もいい感じになってきたので、エンジンを止めてみました。
上の画像のチャートの右側に見える小っちゃい島は、実物はあんな感じ。
あのフェリーは、結構近い距離で横切りました。勿論安全な距離は十分ありましたが、それでも近いなってハラハラしてました。他にも日左前方から来たパワーボートが微妙に航路が交差するなと観察していました。セール走行をしていたので、こちらがポート側に変更するのは難しく、様子を見ていたら、相手側が進路変更をして私たちのスターンをすれ違う形にしてくれたので、ありがたかったかです。
結構波が高かったのですが、後ろから波に押される感じで波と一緒に移動していたので、スムーズに感じました。
9時15分過ぎ、この頃からだんだん120度よりもさらに風が後方に移動しはじめました。このまま進むとどのどん岸の方に向かってしまいます。
9時45分、タックしました。
ちょっと外に向かって進むことになります。
あまり距離を増やしたくないけど、仕方ないなぁ。それでもセール走行したいし。
10時半、スピニカポールの根元の位置をちょっと下げてみました。この方がジェノアがピンとなりやすいのでは?と思って。
あ、やっぱりこれでも下の方がこんな風になりますが、さっきよりはましな気がする。
もうほぼ180度に近いですよね。
11時。もう真後ろじゃん!ずっとこうじゃないんですけど、ふらふらっとすると180度になっちゃんうんですよ。スピニカポールなかったらジェノアを使うのは無理だったなぁ。
1時間ぐらいでタンクの半分に近づいてきて来ました。
後方からの風なので、タックは一回転します。
またまた真後ろになってきたので、ちょっと進路を変えて外にでることに。
Livornoの港。最初あそこの中にあるマリーナの方が安いので、そこにコンタクトしたのですが、ワーフをメンテ中で予約は受け付けていないとのことでした。残念。
あそこがピサマリーナの入り口。翌日10日から予約しています。
あそこが川の入り口。入口が一番浅い場所が2メートルから2.5メートルということだったので、SATOMI号だとギリギリ。さらにその奥にあるアンカリングポイントの川の幅がどうなのかも不明。なので、取り合えず見に行くことに。
思ったよりも水深は大丈夫で、だいたい4メートル弱ぐらいはありました。右に見えるのがマリーナのブレークウォーター。川沿いにマリーナがあるんです。この川の上流には「ピサの斜塔」で有名なピサの街があります。ローマのテビレ川みたい。
左側は岩の堤防みたいな上に漁業ネットが着いた小屋がありました。その奥のビーチもアンカリングポイントで、この時点では南東の風だったので、海面も穏やかで2隻ほどアンカリングしていました。最初そこにしようかなと思ったのですが夜中から風向きが南になると海側の風と波が押し寄せてくるので、不快な夜になる可能性がありました。で、川の中に行くことに。
どんどん入っていくと、海面はとても穏やかになっていて、深さも充分でした。まさにいまネットを水中に下ろそうとしていました。
面白い漁法だなぁ。あんな風に小屋から大型ネットを下ろして、家に居ながらにして漁ができるなんて。
アンカリングポイントは川沿いにあるマリーナのお向い辺り。
この小屋はミリタリー関係の建物らしい。これを超えたらすぐの場所のはず。
アンカリングポイントは川幅が少し広くなっていて、深さも充分でした。一応ぐるりと円を描いて水深を確認。水深は5メートルほどだし風もあまり強くないので15メートルほどのチェーンにしておきました。海底は泥らしいく、アンカーもすぐに効きました。夕方5時5分、アンカーを下ろして本日の航海終了です。エンジン走行をしたので、お湯が沸いているから暖かいシャワーが浴びれます。
前日Portoferraioのマーケットで買ったテーブルクロスを早速かけてみました。濃紺がカーテンとお揃いで、雰囲気がぐんとシックになりました!サイズもピッタリだった。
すぐに夕食の準備です。冷凍チーズポテトボールを焼くついでに焼き野菜。ポークもマーケットで買ったスパイスを付けて焼いたら美味しく焼けました。
川の反対側にはなんと、鹿の親子がいた!泊地アプリにもここに鹿が出現するって書いてありました。
川の中はとっても平和でした。入ってくる時は浅すぎないかちょっとドキドキでしたが、思ったよりも川幅があったし他に誰もアンカリングしていなかったのがラッキーでした。川の真ん中にアンカリングしているので、SATOMI号のサイズだと他にアンカリングしている船があったら、ちょっと難しかったかも。真ん中にいても他の船が通過するスペースは十分ありますけどね。念のためいつもより早くからアンカーライトを付けておきました。
前日Portoferraioのマーケットで買ったテーブルクロスを早速かけてみました。濃紺がカーテンとお揃いで、雰囲気がぐんとシックになりました!サイズもピッタリだった。
できるだけセール走行するためにスピニカポールを設置して、久しぶりに観音開きにしたりして忙しい航海でしたが、一日の終わりにいい泊地に来ると疲れはいっぺんに吹っ飛びます。
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