2024年6月28日金曜日

オレンジと黄色の街ニース&電車内でスリに遭遇

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!





6月27日はBeaulieu Sur Merの街から電車に乗ってニースの街まで行ってきました。ニースはおしゃれな海辺の都会で建物の色がオレンジと黄色が多い印象。街中散策を楽しんだ帰路には、乗っていた車内で集団スリが乗り合わせていたのです!私たちは大丈夫でしたが近くにいた女性が被害にあっていました。さらに日本語がきこえたので日本人女性も被害にあったみたい!フランスはやっぱスリが多いんだなぁ。

朝ご飯はBeaulieu Sur Merの電車の駅の近くにあるカフェでクロワッサンにペイストリーのフレンチな朝ご飯。

6月27日(木):長時間放置しておいても安全な事がわかったSaint Jean Cap Farretの泊地からテンダーで2マイルほど行ったBeaulieu Sur Merの街から電車に乗りニース観光にでかけました。
毎時間30分に1本ある、とのことだったのですがニース行は11時までなく、駅に着いた時が10時半すぎだったので、郵便局に行ったりして時間をつぶせました。ちなみに、郵便局はイタリアよりもうんとサービスがよく、しかも日本への郵送代が安かった!イタリアは切手だと印刷の消印より1ユールぐらい高かったり、地方の郵便局だと国際郵便を嫌がったり、あまりいい思い出がありません。Beaulieu Sur Merの郵便局は「日本あてです。」言ったら、スタッフの女性は驚いたような嬉しそうな笑顔で「日本?!」とウキウキしている様子がうかがえました。

切符は二人分を往復で買いました。これは大正解だった。ニースからの帰りは駅が混雑していていちいち切符を買っていたら長いこと電車に乗れなかったと思います。片道2・9ユーロ。

3駅でニースに到着。10分ちょっとしかかかりませんでした。電車は結構混んでいて、ほとんどの人がニースで下車。


駅前広場の様子。


目指している場所が特になかったので、取り合えず市街中心部にむかってみることに。City Centreのサインを見つけてそれをたどって行ったんですが、後で気が付いたけど駅からすぐの場所を通っている路面電車に沿って海側に歩いてけば、目抜き通り観光ができたのです。

ちょっとぐるぐるして、ニース・ノートルダム寺院に出会いました。1864年建築のゴシック様式の教会です。


イタリアの超豪華できらびやかな大聖堂を、さんざん見てきた後だとすごく質素な感じがしちゃいます。時代も違うでしょうけど、イタリアのはどんな小さな街の大聖堂でも、中は物凄く装飾が凝ってましたからねぇ。

ステンドグラスは美しかった。質素な分、厳かな雰囲気はありましたけどね。

この真っすぐにどこまでも続いているみたいな路面電車の線路にそって海側に向かうと、繁華街をお散歩できます。


両側の建物は有名どころのブティックが連なっていおります。20代の頃の私だったら、もう目がキラキラしちゃってただろうなぁ。





そしてあと少しで海岸沿い、っていう場所にあったこのオレンジと黄色の建物の一部は、世界に名だたるフランスの有名デパート「ギャラリー・ラファイエット」のニース店です。

中には入らず素通りしましたけどね。最近は買い物に興味がないし、モノを増やすと収納に困るし・・・おしゃれな洋服とかは、船上生活しているとほとんど必要ないのだ。



あっちが海側。なんか物凄い広場に出てきました。マセナ広場というそうです。ポールの上に正座した、変な男性の像がありました。

この噴水は観光スポットのよう。


細長いビル!他にも旧市街には、こんな感じの細い建物がありました。


ニースといったら、この海辺のプロムナードでしょう。でもねぇ~ここ一週間ばかりずっと曇り空なんですよ。この日も天気予報ではお天気のはずだったのですが、一日中どんよりと今にも雨が降りそうな空模様でした。




出てきた時が11時過ぎだったので、ランチタイムになっておりました。歩き回ってお腹が空いていたので、レストランを探すことに。

パティシェリもおしゃれな店構え。

海辺から一歩入った通りに、お土産物屋さんやレストランが並んでいました。近くに小さな劇場がありオペラなんかもやってるみたい。



ちょっと先にはマーケットが開かれていました。

雑貨、絵画、植木、食料品などいろんな種類のお店があって面白そうでしたが、お腹が空いてたのであまり熱心に見ることができず。それに買いたくなっちゃっても持って帰るのが大変しねぇ。


ぐるりと一通りレストランのメニューをチェックして、セットメニューで選べる種類が沢山あるレストランに決めました。ランチメニューなのかワンプレートの「本日のプレート」を出すお店が結構あります。このお店は前菜とメインだけなら28ユーロ、デザートを付けると33ユーロちょっとになるセットメニューがありました。単品でもオーダーできるものが沢山ありましたが、どれでもだいたい25ユーロ前後だったので、28ユーロのセットメニューはお得感がありました。まずはグラスでプロセッコ。

見てこのオイスター。これがセットメニューの前菜として選べる1品なのです。6個入り。前菜なら6個で十分です。

私が選んだ前菜はフィッシュスープ。ロブスターのビスク風の味でした。これをメインとして単品でオーダーするとスープの中に魚介類の身が入っていて、一人用炊飯器ぐらいのサイズのおかまで出てきますが、そこまでフィッシュスープだけ食べたいわけじゃなかったので、スープだけでのこれは丁度いいサイズでした。



そして二人とも同じものにした、リブアイステーキ。

お肉は薄目でしたが、焼き加減はバッチリ。ミディアムレアですがレアに近くて私たち好みでした。フランスは、やはり料理の質が高いなあ。セットメニューだからといって手抜きを感じませんでした。主人はグラスで赤ワインも追加したんですが、そのワインがまた濃厚ですごく美味しかった。

お腹が一杯になったので、ゆっくり街中散策をしながら駅に戻ることに。

あれはパリオリンピックのロゴかな?

こんな可愛らしいメルヘンチックなケーキ屋さんがありましたが、店番の人がごっついムキムキの男性だったのがわ笑えた。


アコーディオンを背負った男性は、この後路上で演奏をするのでしょうね。折り畳みイスも持っていました。


バイオリン演奏している人もいました。美しい音色で「アヴェマリア」を演奏していた。

なんか面白そうな路地が出てきたよ。行き当たり場経ったり歩いてるんですが、グーグルで調べたら、傘が沢山吊り下げられている路地の写真が出てきたので、その場所目指して歩いていたんですよね。そしたらその付近一帯が旧市街だったみたい。

本屋のウィンドーで寝ていた猫。最初ぬいぐるみかと思った。



これこれ、これが傘が釣り下がっている通り・・・と思ったら、傘ちっちゃ!イタリアでもギリシャでもトルコでもこういう通りを見ましたが、どれも普通サイズの傘だったんですけど、ここのはミニサイズ。

しかもこれはインド料理屋のデコレーションでした。



この付近はお店もファンキーでグランジなものが多かったです。


この教会は有名なものらしいけど、最近は教会にも飽きているので、素通りです。

あ、また細長い建物。




レストランも数軒ありましたが、どれもカジュアルな感じでした。それにエスニック料理も多くて、インド料理、タイ料理などアジア系が多かったです。お寿司の売店もあったよ。

インド雑貨のお店。

なかなか面白い街並みで、散策がとっても楽しかったです。

午後2時ぐらいになっていたので、駅に向かって進み始めました。行と違う道で、商店街というよりはオフィス街っぽい通りでした。

いきなり、こんなオブジェが。周囲が工事中でしたけど美術館とかになるのかな。

あの建物は地域のお役所的なものみたい。

ギリシャ正教の教会ですね。丸3年もいたギリシャの国旗は、どこにいてもすぐに目につくようになりました。

窓辺がおしゃれに飾らているアパート。

20分ほど歩いてニースの駅に戻りました。駅の隣のいわゆる駅ビル?にはユニクロが入ってましたよ。地中海で初めてみたユニクロ。ちなみにオーストラリアシドニーではユニクロは最近はあちこちあるので珍しくありません。主人の80代のおばさんもユニクロ愛用者です。

駅に着くと、遅延が発生しているようで大混雑でした。改札前には長蛇の列だったのですが、改札が種類が違うのか、すいすい入れている方があったのでそちらから入場。切符によってはその電車が来ないと入場できないのか、改札が開かない切符の人が沢山いたのです。私たちのは往復で買っていて時間指定がなかったからなのか、問題なく通過できました。往復切符を買っておいて本当に良かった。

まだ2時40分ぐらいだったのですが、電車の発車は3時2分。フォームにすでにいたので乗って待つことに。車内はガラガラです。

で、念のためグーグルで調べてたらなんと2時45分という電車があることがわかりました。フォームが違うのかな?と思っていたら、向い側に電車が入ってきたのです。あれか!と思って急いで乗り換え。行先表示を見たらちゃんとBeaulieu Sur Merって書いてあったので大丈夫でした。ちょっと混んでいましたが、なんとか座れました。

ほっとしていたら、出入り口付近にいた男性が「スリだスリだ」と英語で言い始めたのです。すると出入り口付近にいたアジア系の女性の集団が慌ててドアを開けて(ボタンを押すとドアが開くのです)出て行ったのです。同時に一個の赤い財布を床に捨てていきました。それを近くにいたアジア系の女性が「私の財布だ。」と言って拾い上げました。フォームではまだ何やら騒がしくて、日本語で「返しなさい、返して」という声も聞こえた!日本人の観光客がスリの被害にあったということかしら?じゃあ、誰がスリなのかわかっているっていうこと????座っている席からは外の様子がわからなかったので、いったい何がどうなっているのか全くわからず。そうこうしているうちに電車は発車。「スリだスリだ」と言っていた男性は目撃したことを話していました。で、次の駅で停車した時、さらにまたひと騒動があったのです。フォームでなんか叫び声が聞こえてきて、例の「スリだ」といった男性が外に身を乗り出してみていました。「あ、スリがつかまった。なんか取っ組み合いになっている。」というではありませんか。え?じゃ、一旦下りたスリグループ、すぐ前の車両に乗り直したってこと?????その駅では10分近く停車したままでした。一体だれがスリを捕まえたのか、また別の車両でスリをしたから現行犯だったのか・・・はたまた違うスリ群団だったのか・・・頭の中は???で一杯でしたが、スリリングな体験となりました。
幸い私たちはスリの被害にはあいませんでしたが、今後は一層注意しようと思いました。

Beaulieu Sur Merの駅に着いてから、駅の隣の冷凍食品専門のスーパーでちょっとお買い物をして帰ってきました。

お昼にガッツリ食べたので、夜はおつまみディナー。昨日買ったチーズとパテみたいなので手軽に済ませました。

ハーフサイズの卵が細かいハムの上に乗っかていてそれ全体がコンソメゼラチンで固まっております。う~いかにもフレンチ?こんなのがスーパーで手軽にゲットできちゃうんなんて、フランス素敵!

天気予報を見たら、土曜日29日にちょっと風が吹くので、それまで動くの止めました!

本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?
             



PVアクセスランキング にほんブログ村

1 件のコメント: