2024年6月8日土曜日

仕切り直しでエルバ島へ!Port Azzurroは予想より素敵でした

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!





6日、仕切り直しでエルバ島に再度向かいました。今度はちゃんと朝から出発しましたよ。エルバ島ではPort Azzuroの泊地にアンカリングします。ここもファブリチオさんの「推し」ですが、偶然にもその前から私たちもそこに行くことを決めていたんです。思ったよりもいい感じの場所で、当初は1日だけ滞在のつもりでしたが、ピサに出発まで数日間を過ごすことにしました。

6月6日(木):朝7時30分出発!

あそこは前日散歩した場所ですね。海沿いから見る方が古城の感じがわかっていい。


本日もオートパイロットさんのウィンドベーンに働いてもらいます。40度ぐらいの角度に設定。

まだまだ微風なのですが、出発時間が早いのでゆっくり進んでも大丈夫。

メインもジェノアもあげて、ゆったりセーリングで行きます。

最初は4ノットも出ませんでした。

方角的にはPort Santo Stefanoからよりも、Talamoneからの方が今日の風的にはいい角度です。午前8時半、4ノットを超えるようになってきました。その後5ノットぐらいまでスピードが上がり、調子がいいなぁ~と思っていたのですが・・・・

9時近くになったら、途端に風がまた弱まってきてしまい、4ノットを切るように。その後もどんどんスピードが落ちてきたので、仕方なくエンジン走行に切り替えました。

でもセールを出しているので回転数はそれほどあげていません。省エネ走行。

9時15分過ぎ、あんなところに大き目の岩?小さめの島?が。チャート上にも表示されています。夜間走行でもわかるように、ライトが着くマーカーがたっているみたいです。

この頃にはさらに風はなしになりジェノアがうまくふくらなくなっていたので、巻き入れちゃいました。残念ながらエンジン走行で行くしかないみたい。


11時ちょっと過ぎ、目的地て前のWay Pointまでたったの15マイル弱になりました。エンジン走行だと最低でも6ノットスピードが出るので、35マイルだと6時間弱で着いちゃうんですよね。

買い出しの時マリネートされたリブ肉を買ったので、それを焼いてランチにしました。主人はお肉にトーストでしたが、私はサラダにしました。最近生野菜を食べてなかったので。お肉は冷凍してあったので、電子レンジでチンしてから焼きましたよ。エンジン付けている時は以前から電子レンジが使えてましたが、最近では追加ソーラーパネルのお陰で、アンカリングしている時でも(太陽が照っていれば)電子レンジが使えるので本当に便利です。

12時41分、エルバ島のPort Azzuroはすぐそこ。この辺りで微風ではありますがさっきよりもましな風が吹いていたので、残りほんの少しだったので、エンジンを消してセール走行に変えました。

3.6ノットだって。でもいいんです。残りは2マイルもないぐらいだし、すぐにセールをしまわないとけなくなるしね。それまでつかの間のセーリングを楽しみます。

前方にかなりデカいパワーボートがアンカリングしているのが見えました。私たちはさらに湾の奥にはいっていきますけどね。


湾内に入る角度だと後方に近い角度になり、さらに気持ちいいセーリングに。でもそろそろセールを下ろすタイミングだけどね。

午後1時42分、湾内にはすでに最低10隻ぐらいはアンカリングしてるようですが、結構スペースがあるので、余裕です。

これがさっき遠方から見えいたパワーボート。人のサイズ(米粒みたいにみえます)からすると小型のオーシャンライナーって感じ。6階建てぐらいじゃない?デッキに小さいプールがありそう。ジェットスキーも5~6台繋がれていました!

午後2時、すでにアンカリングしている数隻の間を縫うように、湾の行ける範囲で一番奥まで進み、アンカーを下ろして終了。泊地アプリにはここは海草だらけだって書いてあったけどそんなことはなく、かなり大きい砂地パッチがありました。水深も6メートル程度で、アンカーもすぐに効き始めたのがわかったし、水の透明度もいいのでアンカーも一瞬見えました。

あそこはレストランみたい。

ちょっと行った先に街がPort Azzuroの街があります。

着いたばかりなのに、キャプテンロブはアンカーロッカーに潜ってテストを開始。ウィンドラスモーターがオーバーホールしても相変わらずオーバーヒートでストップするという現象が直らず、メーカーに連絡したのです。そしたらチェーンを上げ下げする時のボルテージを測るように言われたらしく、早速それをやっていました。

電圧を測る計器をくっつけて、リモコンでチェーンを出したり入れたりしています。その時の数値を私がメモりました。手に持っている車のキーレスエントリーみたいなボタンがウィンドラス稼働のワイヤレスリモコンです。主人がこれに変えてくれてから本当に便利なのだ。船体上どこにいてもアンカーを上げ下ろしできます。

数値チェックの結果、なんとなく新しいモーターに買い替えないといけないような気がしてきた主人。ま、30年超えてますからねぇ。整備してもらいましたが、主人いわく、メカニックがそこまで繊細にチェックできる技術を持っている人じゃなかったんだと思、とのこと。ギアボックスは電圧をチェックしたそうで、それにはまったく異常がなかったそうで、もし新しく買い替えるとしてもモーターだけで大丈夫そうです。完璧に壊れているわけではないのでメーカーからの返事を待って次の対策を考えます。

海水の透明度もよく、ドボンと何回も入りました。ちょッと冷ッとするけど気持ちい感じです。

夕方に近づくにつれてどんどん増えてきました。ほとんどがチャーターヨットみたいです。

あそこがPort Azzuroの街。テンダーですぐの場所なので、夕食はおでかけすることにしました。

後方は湾の一番奥。これ以上は浅くて行けないギリギリの場所にいるのでほぼどの方角に風向きが変わっても大丈夫です。

夕方6時ちょっと過ぎ、上陸しました。後で入ってきた観光船のスクエア・リグの船。かっこいいなぁ。キャプテン・クックがオーストラリアに乗ってきたエンデバー号はあれぐらいのサイズの船だったらしい。


レストランは海沿いからちょっと街の路地を入ったところまで、沢山あり、お値段も特別高い感じではありませんでした。観光地の街並みでしたが、ゴテゴテしてなくて落ち着いた感じがあり、すごく気に入りました。


ほぼ全部のお店のメニューをチェックしましたが、オステリアというのが数軒ありました。オステリアって日本的にいうと居酒屋みたいな位置づけらしいのですがお料理が充実した場所も多いそうで、選んだお店もそうでした。オステリアですが、料理の質は抜群でした。


まずはシーフード前菜の盛り合わせ。これメニューにあるシーフード前菜の全てがちょっとづつ試せるというもの。これで18ユーロはコスパがいい!どれも美味しかったし、いろいろなものがちょっとずつ味わえるなんて、まさにおつまみメニュー!

メインはローストビーフにツナのハーブ風ステーキ。

このツナステーキがもう大ヒットで、見て、この焼き加減。タタキって感じですよね。でも味がしっかりしみていて絶品でした。ローストビーフのお味もすごく良かった。


食後のデザートは勿論ジェラート。小さい街なのにざっと5、6軒ジェラート屋さんがありました。

海水もきれいで、泳ぎたくなる場所だし、アンカーの効きも思ったよりいいし、街並みも可愛らしくてすごく気に入りました。本当はここは一泊だけで、二日目はメインポートのPortoferraioに移動するつもりだったのでした。そこからナポレオンが流刑になっていた家を見に行こうと思っていたんです。でもそのアンカレッジは湾内の汚染がひどいらしくて泊地アプリのコメントは悪いものばかり。唯一いいのはショッピングだけ、ということだったので、移動せずにずっとPot Azzuroにいて、ここでレンタルスクーターで行くことにしました!
こんなきれいな場所なら数日滞在しても全然平気!試したいレストランも何軒もあったしね。

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