Let's Make a Card 手作りカードの世界　 : いい風だったからジェノアだけ出してマリーナ前の泊地まで行っちゃった

皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ！

13日は移動せずもう1泊Spiaggia Rena Majoriに泊るはずだったのですが、お昼ごろになって言い風を感じたらいてもたってもいられない気持ちになり、14日から予約しているマリーナ前の泊地まで移動しました。ジェノアだけ出して気持ちいいダウンウィンドに吹かれて気持ち良かった。Isola Rossaマリーナ前の泊地は、ドライブ旅行に行かなかったらマリーナに入らずここにアンカリングしたまま用を足してもいいな、と思うぐらいいいアンカレッジです。

Spiaggia Rena Majoriは本当にいい泊地で海底の砂の模様までくっきり見える透明度

8月13日（火）：朝方は全く風がないので、海面はまっ平。そのため海底の様子がすごくよく見えます。

アンカーは船体のスターボード側で、ロクナアンカーのアーチの部分がかすかに見えるだけぐらい、深く砂地に埋まっているのさえ見えたぐらい。

朝ご飯後、私はシュノーケリングマスクを付けてまたアンカーの場所まで泳いでいきました。海水温が本当に気持ちいい温度。船上から見ると魚が全く見えないのですが、シュノーケリングすると船体の下部分には結構魚がいました。船に上がってからパンくずをあげて見たんですが、警戒心が高いのか全く食いつきなし。

この日はここにもう1泊して14日の朝、Isola Rossaマリーナに向かって移動するはずだったんですが、お昼ちょっと前からいい感じの風が吹いてきたので、なんかいてもたってもいられない気持ちになり、移動することにしました。18マイルぐらいなのでジェノアだけ出してゆっくり移動することに。

12時ちょッと過ぎ、すぐエンジンを止めてジェノアを出してセール走行開始。

3ノットだけど、前進しているのでOKです。少し外に出たらもっと風は強くなってるはず。

10分ぐらいして、ジェノアを反対側に移しました。

真後ろに近い角度なので、どっち側でもいいんですが、ちょっとずつ方角を変えていくのでスターボード側にあった方がいいかなと思って。

メインセールを出していないので、タックするのもすごく楽ちん。

波もなし。この辺りはまだ浅いので海の色も明るいブルーです。

12時42分、再びジェノアをポート側に移しました。

青丸の位置にいて、目的地は緑の旗マークの場所です。

スピード的には4ノット代になってきました。

進むにつれて風が安定してきたので、スピードは5ノット代に。

安定して15ノット前後になったので、5ノット後半のスピード。気持ちいいなぁ。角度もダウンンウィンド110度ぐらいといい感じです。

午後1時40分、外に向かって走るにつれてスピードは上がり、6ノット近くになってきました。

行きたい場所は指さしている所なので、この角度で進んでいくとタックして戻ってこないといけないね。

と思ったら、その5分後ぐらいに主人が「タックするぞ。」と言いました。

真後ろに近い角度になってますが、ジェノアはちゃんと膨らんでいました。

この角度だとウネリが真後ろの角度になり、波に押されて進んでいくので左右に振られることがなく、さらに快適に。

すると主人が「どうせ真後ろだからまた反対側に戻してもこの角度で行けるな。」と言い出し、さっきタックしたばかりですが、5分もしないうちにポート側にまた戻しました。

おお～これで、行きたい方向に一直線に行けそうな角度になった。午後1時56分。

午後2時半ちょっと前。相変わらずこのまま進んでします。

風は10ノット前後と、さきほどより弱まっていますが、角度的にはますます行きたい方角に一直線できる方角になってきて、快適です。スピード的にも4.5～4.7を保っているので十分。

午後3時半の時点はここでした。

あと3マイル弱だから1時間弱で到着するね。

その時主人が「あ、イルカだ！」と言ったので、バウの方に見に行きましたが、姿は見えず。一瞬だったので主人も「気のせいだったかな。フィンが見えたと思ったんだけど。」と言っていました。

数分後、また主人が「あ、やっぱりイルカいる！」と叫びました。今度はばっちり私も見ることができましたた。ゆったりと波の上をすべるように泳いでいました。そのうちにSATOMI号の方に近づいてきた！

３～4匹ぐらいいましたが、近くに寄ってきたのは1匹だけだったみたい。様子を見に来たのかな？

スピードが5ノットも出ていなかったので、イルカにとってはあまり刺激がなかったのか、1、2回バウウェーブに乗って小さくジャンプしてくれましたが、すぐに飽きちゃったみたい。でもこんな風にすぐ近くに寄ってきてチラッとこちらを見ていきましたよ。イルカは10分もしないうちに去っていきました。

午後4時ごろ、ここまで来ました。あと30分ぐらいで到着する予定。　マリーナ前の小さい島の間は通過できるのかな？と思いチャートを調べてみたら十分な深さがあったので、間を通過することにしました。

間に入ってきたらさらに風が弱くなってきたので、途中でジェノアを巻き入れエンジン走行に切り替えました。どうせすぐにアンカリングだしね。

あれが小さい島。

そしてポート側にはマリーナのブレークウォーターが見えます。

マリーナ前のアンカレッジはビーチに面した場所で、北風からも守られていて海底は砂地。すごくいいアンカレッジです。すでに５～6隻アンカリングしていましたが、スペースは十分あります。それにここも一面砂地だからかなり外の方にアンカリングしても全然平気。水深もそれほど深くありません。5メートルあたりの場所にアンカリングして午後4時30分航海終了です。

あそこがマリーナ入り口だね。

マリーナブレークウォーターに続くビーチには沢山の人でにぎわっていました。マリーナに近いのに、水の透明度もよく海底にアンカーが突き刺さったのがはっきり見えました。

ランチを食べていなかったので、すぐに夕食の準備。今夜はチリ・コン・カーンです。久しぶりに作ったなぁ。沢山作ったので、翌日の朝ごはんの分もあります。主人は前夜の残りを次の日に食べるのは嫌な人なんですが、カレーとチリ・コン・カーンだけは例外。毎回でも食べ続けられるぐらい大好物です。

小型ボートやアンカリングしていたヨット数隻がマリーナに戻っていった夜7時ころ、到着してくる船もまだいます。このヨットはスペインの旗を立てていました。年配のカップルがお二人で操船しているよう。サルディニアの後は一気にスペインのメノルカまで行く予定なので、なんか親しみがわいたので手を振ると、ご主人の方も笑顔で手を振り返してくれました。