皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!
マリン国立公園エリアを通過してサルディニア島の北西の端のアンカレッジに移動しました。北東からの風から完璧に守られているし、沖を通過する船のウォッシュもなく一面砂地が広い範囲に渡って広がっている素晴らしいアンカレッジです。途中遠目に見たマリン国立公園エリアは、風の方向的にあまり居心地が良いとは思えず陸上には住宅地が広がっていお金を払ってまでアンカリングしたいと思うような素晴らしい場所ではなそうでした。海底はもしかしたら魚とかいっぱいで楽しい場所なのかもしれませんけどねぇ。
8月12日(月):岬の先端を回ってくるウネリが多少ありましたが、夜になるにつれて穏やかになったPiscineの泊地を10時半ごろ出発。
風は12時ぐらいからピークになるのですが、ノロノロでもセーリングできるぐらいの風が吹いてたのでメインもジェノアも出してすぐにエンジンを止めました。
4ノットだったら全然OK。次の泊地まで20マイルぐらいです。目的地はサルディニア島を西側に曲がってすぐの場所。北西の角の岬までマリン国立公園なので、アンカリングするだけでも有料なのですが、そこからほんの数マイル南に下った場所にあるアンカレッジを目指しています。
この辺り、サルディニアからすぐ近くに小さい島が点在していて、さらに30マイルも行けばコルシカ島という位置で、風も常にまあまあの強さで吹いているのでセーリングにはもってこいのエリア。この日も沢山の船がセーリングを楽しんでいました。
弱風ですが、アップウィンドなのでちゃんと進んでいけます。だいたい3.5ノット~4ノットちょっとで進んでたかな。
波も全然なくて、快適そのもの。主人は「ウィットサンデー(オーストラリアのクィーンズランド州のチャーターヨットのメッカ)よりもここの方が面白いよね。イタリアでベアボートチャーターするならこの辺りがお勧めかな。」と言ってました。でもビーチの綺麗さとかシュノーケリングするとサンゴ礁や熱帯魚が見れるとかを考えると、私はウィットサンデー諸島の方が好きですけどね。
10時45分はこの辺り。タックをすることもなく順調に進んでおります。
あそこの泊地も混んでるねぇ。
11時15分ごろ、主人がセールをトリミングし始めました。風向きが変わってきたのかな?
お~スピードが5ノットを超えるようになりました。
ちょっとヒールしてきたけど、スピードが上がって気持ちがいい。波がないから滑るような感じで走っております。
体感風速14ノットまで上がってきました。おかげでスピードが7ノットまで出てきました。SATOMI号も気分いいだろうね。
あんな所にマーカーがある。あそこにリーフがあるようです。
あの船はなんかパワーボートにマストがついてるみたいな感じ。でもセールはついてなくて、ヘッドセールだけありました。マストはお飾り?セール走行するつもりはあまりない船いなんでしょうね。
さっきは突風だったのかな?また風は10ノット前後に落ちましたが、スピードは5ノットを打持っているので問題なし。
丁度青丸の位置です。画面上に見えるのがコルシカ島です。Santa Teresaという場所からCapo Testaの岬の反対側までがマリン国立公園でアンカリングなのに有料です。しかもアンカリングでも砂地ではなく海草地域にアンカーを落とすと罰金なのです。11時40分ごろの位置。
遠目にSanta Teresaが見えました。
マリン国立公園エリアだけど陸地には沢山建物がありますね。リゾートホテルみたいなものもあるし。海底内が保護されている地域なので魚とかが沢山いてシュノーケリングが楽しい場所なのかもしれませんが、本日の風向きからすると外から波が押し寄せてるくる方角なのであまりいい泊地じゃないと思うけどね。
12時15分ごろ。
ダウンウィンドになりました。スピードは6ノット後半!後ろからの風だからこんなにスピードが出ているという感じが全くありません。ヒールもしないし快適。
12時22分、あれがサルディニア北側の端です。ここで西側に南下していくので大きく方向転換となります。
ダウンウィンドなのでタックではなく、コントロールジャイブで半回転します。
回転し始めたらすぐにジェノアシートを緩め主人が反対側から引っ張ります。ブームは静かに左から右に移動していきました。
コントロールジャイブ終了です。
これでサルディニア島の西側を南下していきます。でっぱている岬の両側も国立公園エリアで、当初は一気にこの南側のアンカレッジに料金を支払って2日ぐらい滞在しようと思っていたのですね。でも風向きとか込み具合を考えたら自分のアンカーを使っているのにお金を払うのは勿体ない気がしてやめたのです。
南下するうちにサイドからの風になり強さも上がってきました。なのでスピードもまた6ノット代に!
青丸の位置。
90度なんて最高の角度じゃん!スピードもぐんぐんあがり7ノットを超えてきました。
あそこにお金を払って来ようとしていたんですよね。でも今日の風向きからすると、波は余りたたないかもしれないけど、結構風は受け続けるよね。しかもお金を払っていたらちょっとでも不快感があったら、すごく残念な気分になったかもしれないから、すっ飛ばして正解だったかも。ちなみにアンカーしても泊まらずに数時間滞在する程度だったらみなさん支払いをしないみたいですが、もしその時コーストガードに見つかったら罰金がかります。
うぉ~!!8ノットだ。ちなみにこの日の最高速度は8.1ノットでした。
同じ方向にエンジン走行で走るヨットがいました。見る見る間に追いつきましたよ。エンジン走行でも7ノット以上出るセールボートて少ないからね、セール走行の方がこの状況だったら速いのです。
キャプテン、マニュアル操船に変えて微妙に舵を切り、ハイスピードを保って楽しんでいました。オートパイロットよりやっぱりマニュアルの方が素早く細かく反応するので風の角度をしっかり利用して最高スピードを保つにはこれですね。
はい、8.1ノット。この日の最速記録達成。
そして前を走っていたエンジン走行のヨットを追い越しました。多分同じ泊地に向かっていると思います。
午後1時、本日のお宿に向かって一直線です。
そしてあそこが最初に泊ろうと思っていた国立公園エリア。うん、やっぱ今日はここだとアンカリングしても風にはびゅんびゅん吹かれ続けただろうなぁ。
午後1時20分、この辺りでジェノアを巻き入れて、しばらくはメインセールだけで進んでいくことに。
白い砂ビーチが広がっているのが本日のお宿です。
午後1時35分、到着しました。ビーチに近くには小型ボートがアンカリングしています。深さを確認するために念のためぐるりと一周。
一面広い範囲で砂地が広がっているので、どこにアンカーを下ろしてもいい感じ。水深5メートルの場所にアンカリングして終了です。
見てこの透明度。アンカーを落とした場所は完璧に砂地だというのはわかっていましたが、泳ぎがてら一応アンカーを見に行きました。すると半分以上砂地に埋まりこんでいて、一瞬アンカーがどこにあるかわからないぐらい深く突き刺さっていましたよ。
青丸の位置にアンカリングしています。
風が陸側から15ノットぐらいで吹き続けていますが、全く波はたたず。さらに外海からのウネリや沖を走る船によるウォッシュもなさそう。(というかフェリーとかが通過しないので、島の東側に比べると交通量が少ない。)絶対横揺れしなさそうなアンカレッジです。
すでに10隻ぐらいの船がアンカリングしていますが、とっても広いし遠浅でほぼ全面砂地なので、スペースは十分あり、目をつぶっていてもアンカリングできそうな感じです。
風があるので、多少海面は乱れていますが、透明度も素晴らしい。サルディニア島では、今までの中で一番いいアンカレッジだと思います。それと海水温度が東側よりも低いので、泳ぐとすごく気持ちがいいんですよね。丁度いいひんやり感です。
ランチを食べていなかったので、夕方4時に早めのディナー。串焼き肉とピラフにサラダ。主人は串焼き2本です。
夜風も涼しくて気持ちがいいなぁ。ここ私たち的にはサルディニアで一番いい場所かも。
平和で綺麗なサンセット。
おそろいの旗を立てていたのでグループだと思っていましたが、夜になってからラフティングしだした4隻。
Spiaggia Rena Majoriには火曜日も滞在し、14日の朝移動です。14日からここから17マイルほど先のマリーナを5泊予約しています。久しぶりにレンタカーを借りて内陸観光をするためです。前にマリーナに入ったのは7月だったから、もう一カ月ぐらい陸地に繋がってないんですよねぇ。
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