皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!
7月の半ばから三週間滞在したコルシカ島に別れを告げ、6日イタリアのサルディニア島に移動しました。2つの島の間はいつも風が吹いているので久しぶりに快速でセーリングを楽しみましたよ。途中イルカがまた遊びに来てくれたので動画を撮り始め、サルディニアのアンカレッジに着くまでのハイライトを動画にまとめてみました。
8月6日(火):午前8時40分、アンカーをあげてコルシカ島にお別れです。
出発直後はまだ微風なんですが、後ほどいい感じの風になるのでセールはメインもジェノアも両方とも出しておきました。
9時20分ごろ、エンジンを止めてセール走行に切り替え。スピードは4ノット台ですが、取り合えず良しとしよう。
30分ぐらいノロノロセーリングしていたのですが、微風がさらに微風になってきてしまい、エンジンを付けることに。目的地のサルディニア島の北東の泊地までだいたい35マイルぐらいです。Olbiaの街でアンカーローラーを新調できるかもしれないので、そこを目指しているのですが、取り合えずこの日はそのちょっと手前の綺麗な湾に行くことにしました。
セールを両方出しているのでエンジン回転数は1500回転ほど。
でもスピードはばっちり7ノット台の快速です。
10分ぐらいエンジン走行をしていましたが、すぐにまたエンジンを止めてみました。前方760度ぐらいで7ノットの風だったら、なんとかセール走行できるんじゃないってことで。スピードはまた4ノット台ですが、これぐらいなら我慢できます。
海は穏やか!
30分ぐらいした11時頃、やっと待ち望んでいた風になりました。10ノットをコンスタントに超える風が前方60度からだったら、SATOMI号は最低でも5ノットぐらいのスピードで走ってくれます。
11時20分ごろ、風はさらに強くなっていき、波はそれほど高くないものの水しぶきが上がるようになってきました。
ヒールしだしたし。コンスタントに15ノット前後の風になったのでスピードは7ノット弱まで上がりましたよ。気持ちい~!
バウウェーブでデッキまでしぶきがあがるようになりました。ゆったりセーリングだと思っていたのでリビングエリア上のハッチをしっかり締めていなかったんですね。で主人が閉めに行ったら「あ~イルカだ!」。スピードが6~7ノットぐらいだとイルカにとっては丁度いい遊び具合みたいで、コルシカ島に移動した時もこのぐらいのスピードでセーリングしていた時にイルカが出現してくれました。バウウェーブで遊びたいんですよねぇ~イルカちゃんたち。
イルカ出現で、急遽動画を撮り始めした。そのままサルディニア島Golfo Peveroのアンカレッジに着くまでのハイライトを編集しましたので、ご覧くださいね。
イルカは10分ぐらいで去ってきました。ヒール具合はこんな感じでキャプテンロブはヘルム後ろに座っていて、私はスターボード側でもたれかかっていました。ヒールしててもとっても安定して座ってられる位置です。
12時頃コンスタントに15ノットの風でスピードは常時7ノット半ばを保ち、時々8ノットまで行くほどになりました。この日の最高スピードは8.1ノットでした。二つの島の間はいつも風が強いので、15ノットぐらいというのは、ここではとても穏やかな日です。
キャプテン・ロブはあんなところでくつろぎながら、セールのテルテールサインを見ながら私に「ジェノアシートちょこっとだけ出して。」と指示を出してきた!
そう、だんだん風向きが変わってきたのです。12時45分ごろには完璧にダウンウィンドになっていました。なのでヒールはかなり収まり、体感ではスピードが落ちた気がしたのですが実際は6ノット台の後半でスムーズに走っていました。
ここでカーティシーフラッグの交換です。フランスの旗を降ろし、イタリアとサルディニア島の旗を両方上げることにしました。サルディニアの旗は前のオーナーから引き継いだもの。
午後1時、目的地まであと7,5マイルほどだ。
だいたいこの辺りにいました。ハートマークあたりが本日の目的地です。
サルディニア島に近づくにつれて風は弱まってきて、最終的にはジェノアがバタバタするぐらいになってしまったので、午後1時40分、ジェノアを巻き入れエンジン走行に変更しました。
午後2時ちょっと前の位置。Golfo Peveroという湾が本日のお宿です。
大き目のパワーボートが沢山いるみたい。
Golfo Peveroは大きな湾なのですが、外側にも沢山大きめパワーボートが係留していて、サン・トロペの港を思い起こさせました。
なんかすっごく混んでるね。イメージとしてはもう少しひっそりしている湾だと思ってたんですけど。
奥の方にはいってもかなり混んでる。
午後3時ちょっと前、アンカリングしたかったエリアはもう全く隙間なしだったので、そこからちょっと深い水深9メートルぐらいの場所にアンカリングして落ち着きました。
海に入って涼んでくつろいでいたら、なんとこのエリアはアンカリング禁止区域でどいてって言われちゃった。チャート上で確かになんか線が引かれたエリアがあったんですが、その意味の説明がなかったのでよくわからなかったのですが、どうも、その線が引かれた場所の内側にはアンカリングしちゃいけないらしい。なので湾の真ん中あたりはほぼアンカリング禁止なのです。かなり広い湾なのに、8割がたは禁止ゾーン!どうりでビーチ付近が混みこみだったわけだ。
あっちの端っこは大丈夫エリアだそうで、要は岸に沿ってU型にアンカーOKゾーンがあるんですよね。
で、最終的に青丸の場所にアンカリングし直して落ち着きました。最初にいたのは緑のアンカーマークの辺り。でもそこはギリギリアンカーOKエリアの境目ぐらいなのです。
私たちが改めてアンカリングする場所を探していた時、前のボートもアンカーするところでした。例の見回りゴムボートが誘導していたので、「ここは大丈夫なの?」と聞いたら「そこはOKです。」とのことだったので、安心しました。
時間が経つにつれて、ビーチエリアにぎちぎち詰まっていたボートは次々と帰っていき、かなり余裕が出てきました。するとその隙間を狙って私たちの前にアンカリングしていたボートがビーチの方に移動していきました。他にも夜7時以降に入港してくるボートが何隻がいました。空きスペースができるのを待っていたんでしょうね。でも、私たち今更移動する気になれなかったし、たとえ夜は空いていても翌日昼間は一日中周りにぎっしり他のボートに囲まれることになるのです。それに一泊しかする予定じゃないしね。
ディナーはサーモンをバジルペーストでマリネしたものを焼きました。前夜の残りのパスタとサラダを添えて。バシルペーストはすでに味が着いているので他に味付けする必要がないから魚料理にはもってこい。
コックピットで音楽をかけて、夜9時ぐらいまでマスト下で涼んでいました。
やっと来れたサルディニア島。ここではこなすべくミッションが何個かあるのです。まずはアンカーローラ―だな。
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