2024年9月26日木曜日

朝一から来る大工さんに刺激され作業が進む進む!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!




大工さんのアンディーさんは「来る」と言った時間にちゃんと現れるので、本当に助かります。しかも私たちがやっておくべき作業もしっかり指示してくれるので時間の無駄がなく作業がどんどん進んでいくのです。アンディーさんだけじゃなく、ステンレス職人さんもちゃんと約束通りにやってきて、修理&強化したオートパイロットのブラケットを設置しにきてくれました。

9月24日(火):前日解体したバスルームの床下のトレイ部分。再利用するので、綺麗にするのが私の仕事。これは半分ほどきれいになった状態なのです。最初は全体的に茶色だった。

長年の汚れがこびりついていたので、なかなか汚れが落ちなかったのですが、そんな時活躍するのが台所用洗剤の「ジフ」(こちらでは違う名前ですが全く同じものだと思います。)それを使い始めたら、あっという間に汚れが簡単に落ちました!

1時間半ぐらいかかって、やっと全て綺麗になったタイミングで、アンディーさんがトレイを取りに来ました。丁度よかった!最初の汚れが想像できないぐらい、綺麗になったでしょ。
トレイをアンディーさんが持ち帰り、この周りに床の一番した部分を取り付けるのです。さらにバッテリーの支えになる部分のウッドを正しい長さにカットしてフチの仕上げをしたものを運んできてくれました。次にアンディーさんが来るまでに、これにペイントをしておくのが私たちの宿題。

バスルームの床は、便器も取り外してこんな状態になりました。すっごい汚れているので、まずはここを掃除です。それは主人がやってくれます。

掃除終了。これからこの部分にペンキを塗ります。それは私の担当。

ペンキ塗りは結構好きなので、楽しく作業できましたよ。1時間ぐらいで完成。

主人はバッテリーが入る部分の床にペンキ塗り。

その間、私はストーンション磨きを再開。コーティングの効果なのかな~、回を重ねる音にサビが簡単に落ちるようになってきたのを実感します。表面的なサビなのでそれほど力を入れずに綺麗になるので以前より体の負担がありません。

ここはまだ磨いてない部分。結構酷い状態に見えるんですが、これも2,3回、サビ落とし&コーティングクリームでふき取るとすぐに落ちるんですよね。

マスト周りにはビニール袋をかけて雨漏り対策。当分雨の予報はないのですが、結露や埃が入ってくるのを防ぎたいのです。ここにゴム素材を流し込む前にマスト周りをクリーニングするので、できるだけ綺麗なままの状態にしておきたい。クリーニング作業は素材をいれる直前にやります。

主人はさらに、夕方までアンディーさんがもってきた細い棒状のウッドに下地を塗っていました。月曜日に初めて来てくれたアンディーさん、火曜日にはバスルームの床にペンキを塗る前で進みました。たった二日で目に見える進歩があり、本当に助かっています。

夜は、食材も乏しくなってきていたのでまずはスーパーにお買い物に行くことに。戻ってきたのがすでに7時過ぎだったので、スーパーで買ったピザを焼きました。最初ピザ屋さんからデリバリしようと思ってたら、ピザ屋が開店するのが夜の8時~だったのだ!疲れているので、その頃には眠くなってると思う。

何も付け足さず、スーパーで買ってきたものをそのまま焼いただけですが、なかなか美味しそう。

25日(水):この日はステンレス職人さんが戻ってくる日です。11時に来るという連絡があり、ちゃんと時間通りに来てくれました。この時間通り・・・っていうの、今までギリシャでは全く当てにならないかったので、不思議な気がしちゃいます。

オートパイロットの稼働をラダー軸に伝える部分のブラケットが、劣化のため今年5月にイタリアにいた時に折れてしまいました。で、その後は大丈夫だったのですが、サルディニア島からメノルカ島に向かう30時間近くの航海の途中に、今度はブラケットを定位置に支える部分が壊れ・・・と今年はオートパイロット関係の不具合が発生しまくりでした。そろそろ壊れるべき部分が寿命になっているようなので、大西洋横断前に壊れているのはむしろありがたいうぐらいですけどね。

アルメリマルのステンレス職人さんに来てもらった時、ブラケットの以前は壊れていなかった反対側部分にも亀裂があったのがわかり、全て新しく作り直してもらったのです。それが出来上がってきました。


設置中。お邪魔になるので写真を撮りたかったのですが、この程度でした。それと新しく取り付けた部分はかなり奥の方だったので、ここに潜り込まないと写真に写らないのであきらめ。

新しくした部分はこの写真には写っていないそう。反対側の奥の方の部分だそうです。手前の軸に直接つないでいる部分はイタリアで修理しました。

設置し終わって、稼働確認。オートパイロットにしながら主人がマニュアルで負荷をかけてテスト。無事稼働しました。無事オートパイロット関係の修理がこれで全て完了。これまでもオートパイロットはコンピューター系のトラブルは一切なく、動作を軸に伝えるメカニカルな部分が壊れてきていたんですよね。なのでその部分を全てこれで強化&修理できたわけです。この後、主人はスターリンクのディッシュを設置するブラケットに関して相談していました。専用のものがあるらしく、早速オーダーしてもらうことに。

この日の私の仕事は、前日主人が下地を塗ったこの棒にペンキを塗ることです。


アンカーローラーブラケットを外し、新しいローラーに軸をいれます。これもステンレス職人さんに依頼して作ってもらっていました。サルディニア島でローラーとついでに軸も作ってもらったのですが、サイズを間違えて注文していて使えなかったのだ!

海に落としたロ―ラーの代わりにお手製したローラー。3代目の耐久性は抜群でその後もずっと使い続けていました。せっかくなので、予備として保存しておきます。

棒のペンキ塗りは、あっという間に完成。主人が先にサンディングしておき、それを次々私がペンキ塗りをするという流れ作業でしたので、1時間もかからなかったかな?でも三方しか塗ってないので、(下地は四方全部塗ってありますが)実際に設置した後に塗ってない側をまた塗ります。

その後主人は、コッパーコーティングがはがれてきていた部分を削り始めました。

他にもポツポツと気になる部分があったので、それを全てサンディングしました。最初にコッパーコーティングしたのが素人さんの作業だったので、こんな風にタッチアップが必要になってきちゃっているんですよね。お隣のお隣の船がコッパーコーティングをしてました。その仕事ぶりをみたら「あ~プロだなぁ。」。アルメリマルボートヤードでは年間に25隻ぐらいのコッパーコーティングをやっているそうです。私たちがやったキオス島のボートヤードのスタッフは、初めてコッパーコーティングをやったので、あちこちムラムラで、あまり仕事をしたとは思えません。でも当時はそれがわからなかくて、1年たった後、ハートスタンドに上げてからきちんと塗布できてない部分がわかり、キール下とかラダー周辺を、自分達でやり直す羽目になったんですよね。ま、全体的には問題ない、とボートヤードのクリスさんが言ってくれたので良かった。一時はもしかしたら、全部やり直した方がいいのか?って心配になっていたので。

実は主人が火曜日から風邪気味で・・・多分寝冷え風邪を引いたんだと思います。寝る時はまだ十分暖かいので主人はタオルケットなどもかけずに寝ているのですが、朝方急に冷えるようになってきたのです。気温差に対応できなかったのかな。取り合えず風邪薬を飲みながら休憩しつつ作業を進めていますが、咳き込む姿を見ていると可哀そうで仕方がないです。どうせ風邪をひくなら私がひけばいいんですが、私は病気にならないんですよねぇ。主人が風邪をひいてもほとんど感染しません。

ディナーは多分サルディニア島のLidleで買っていたステーキ肉を解凍して焼きました。ミディアムレアで焼くのに成功!とっても柔らくて美味しかった。味付けはエルバ島のマーケットで買ったお肉用スパイスと塩をまぶしただけ。そしてご飯はモチ米と普通のご飯をミックスして釜めしの素を入れた、炊き込みご飯!(もち米も釜めしミックスも7月にフランスでミートしたMご夫妻に頂いたものです。)3合いっぺんにご飯を炊いたことがなかったので、残りはおにぎり型にして冷凍しておくことにしました!もち米がまざっているとしっとりして美味しい!主人も普段よりも沢山ご飯を食べておりました。

スケジュール通りに来てくれる大工さんやステンレス職人さん達のおかげで、私たちも刺激され、怠け勝ちになる気持ちを鼓舞されて、着実に作業が進んでおります。それでも当初予定していたよりも長くかかりそうだけどねぇ。

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