バスルームの床フェイクウッド模様でなかなかいい感じ！

皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ！

29日は体調がかなり回復してきたので、今週で一番精力的に作業ができました。バスルームの床は主人がペイントでフェイクウッド模様を描いてくれたので、オリジナルの床の雰囲気を再現できました。夜はブリティッシュパブに行ってサンデーローストディナーで数日ぶりに、ちゃんと食事をしました。

マスト回りの樹脂はすっかり固まったので、漏れ止めのスポンジと粘土を取り外しました。

粘土外しがかなり困難な作業で、私がやったのでソファーの上に上がらないと届かず・・・なので反対側は手が届かないので、こっち側しか取り除けませんでした。でも室内を貫通しているマスト部分にはカバーがあるので、取り合えずこれでよし、とします。そのうち粘土渇いて自然にはがれてくるかもしれないし、セーリングすることには支障がないので、これに時間をかけるよりほかの仕事を優先することに。

その間主人は、外で下地を塗ったバスルームの床板を研磨していました。最初は、透明の仕上げを塗ってウッドの感じをそのまま残すだけにしよと思っていたのですが、他の部分がウッドをタイルのように重ねた模様があるにもかかわらず、バスルームの床だけ一面ただのウッド、というのはバランスが悪いんじゃないか、という事で主人がペイントでラインを描きました。なかなかいいでき！ウッドを重ねてつなげたような雰囲気を出すことができました。この後綺麗にしてから、最終コーティングを塗って出来上がりです。

その後も主人は休まず作業を続けます。私はかなり気分がよくなったものの、まだ完全ではなかったので、粘土取り外し作業をしたら疲れてしまい午後はずっと横になっていました。それでも咳も収まりつつあり、頭痛や筋肉痛もなくなったので回復に向かっていると思います。

船体のコッパーコーティングで剥がれそうになっていた部分をタッチアップ。最初にコーティングしてくれた人たちは、プロではなかったのでスムーズにコーティングしていなかったり、下地がしっかり乾いてから塗布していなかったり、という「ツケ」がいまだにきていますが、所々なので大した作業ではありません。毎年52フィートのハルをアンティファウルすることを考えたら朝飯前。

キールのこの部分は一番剥がれが激しい場所でした。他はなんとなく気になる…程度でしたが念のためタッチアップ、という感じ。

削った後で、アンダーコートを塗布。

気になり始めたらあっちこっち気になって・・・

スターボード側はこんな感じになってしまった！後はここにコッパーコーティングを再度施すだけです。表面が小さいので、あちこちありますが塗布するのは簡単です。コッパーコーティングは全部で5重に塗り重ねるのですが、面積が広ければ広いほど塗るのが難しいのです。スムーズに塗るために、1回目を薄く塗りすぎると次の層がくっつくないし、厚すぎてもだめ。なかなか乾かないので次の層を塗る時にこれまたくっつかないのです。完全に乾ききる前に次の層を塗り重ねていくのですが、そのタイミングがすごく難しいのです。でもあちこち、ちょんちょんとタッチアップする程度なら、それほど神経を使いません。

主人もほぼ回復していましたが、ここで無理をしてぶり返してもまずいので午後4時には作業終了してお昼寝していました。

ここ数日、特に私が体調を崩してからはちゃんと食事をしてなくて、サンドウィッチやスーパーで買ってきたラザニアを温めて食べたりと、まともに夕食を食べていませんでした。お肉が食べたい気分になっていたので、外食することに。でもスペイン時間のディナーだと早くても夜8時過ぎになってしまうので、さすがにそれまで待つ体力がない！完全回復していないので、夜8時には眠くなってくるのです。で、お客さんがほぼ9割がたイギリス人のブリティッシュ・パブなら6時ぐらいでも食事ができるかな、と調べてみたら、毎週日曜日は「サンデーロースト」があることがわかりました。

サンデーローストというのは、イギリス系の人たちがローストした肉と焼き野菜をよく日曜日に食べることから来ています。主人は両親ともにオーストラリア生まれですが、その前の世代がイギリスやアイルランドからの移民なので、子供のころからローストディナーになじんでおり、最低でも2週間に1回ぐらいの割合でローストディナーを食べていました。特に親戚や家族が集まる機会があればメニューは必ずローストディナー。でっかい豚やラム、チキン丸ごとを野菜と共にオーブンに入れるだけで、大人数の食事が用意できるので、実はかなり簡単なのです。セーリング中でも作れるのでオーストラリア航海時代はよくやっていました。地中海に来てからはロースト用のお肉がチキンぐらいしか手に入らいことが多かったので頻度は減りましたけどね。

6時半ぐらいにお店に行きましたが、すでにお店は英語であふれていました。テントの中は賑やかでしたが、ちょっとうるさかったので外の席に。

これが「Stamble   Inn」のサンデーロースト。お肉をチキン、ラム、ポーク、ビーフの中から選べるのです。付け合せにマッシュポテト、チップス、野菜、ヨークシャープディングが付いてくるのでボリュームたっぷり。私はビーフにして・・・・

主人はポークを選びました。どちらも自分の家で作って出来立てを食べるよりは劣りましたが、なかなか満足できるもの。主人はとっても喜んでいたので発見した甲斐がありました。

ハートスタンドに上がって今日（30日）で丸2週間が過ぎました。でも第2週目が思わず体調不良で思ったほど作業が進まなかったり、予定外の作業（マスト周りの処理）が加わり、滞在延長を余儀なくされていますが、先を急いでもARC参加の船でどこも混雑していると思われるのでこの際だから、納得いくまでしっかり整備に専念したいと思います。ま、普通なら越冬前にはだいたい一カ月ぐらいは作業しているしね。

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