2024年9月17日火曜日

動画:SATOMI号アルメリマルで陸に上がる&シドニー出身セーラーなんと5人も!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!


16日月曜日、SATOMI号はアルメリマルマリーナのボートヤードに上がりました!来年1月の大西洋横断に備え、装備アップグレードや補強修理などのメンテナンスをするためです。朝なのにハーバーマスターのフミさんも様子を見に来てくれました。本当に細かいお心遣いがありがたいです。ハードスタンドにいたら通りがかったセーラーに声をかけられました。なんとシドニーはダーリングハースト出身のお二人。さらにもう一組シドニー出身のセーラーがいて、その晩早速懇親会。

朝8時にボートヤード前に来てね、ということでしたが実際はそこから順番待ちでした。

9月16日(月):朝7時に目覚ましをかけたのに、鳴らなくて起きたら7時45分!慌ててバースを出ました。ボートヤード前に8時に来てくださいと言われていたので焦った!でも5分もかからないで行ける距離なので7時58分には着きました。が、なんとそこからすぐにクレーンに上がるのではなく、取り合えずそこに集合させておいて順次上げてもらう、というシステムでした。

ボートヤード前のワーフに一時係留。前に小型ボートと小さいヨットがおり、小さいクレーンが先に稼働していたので、そちら先に上がっていきました。私たちはしばらく待つことになるようだったので、その間朝ご飯をして時間を潰していました。プレヴェザのクレオパトラは30分間隔で一日に沢山の船が上がっていくので、指定された時間に行っていないと後回しになってしまうんですよね。時間厳守が必須でした。アルメルマルはのんびりしていていいなぁ。

待つこと1時間半ぐらい、大型クレーンがやってきました。いよいよSATOMI号の番だね。

借り係留していたワーフからラインを外し、スターンインでクレーンに入ってくださいと言われ、慌ててバウラインを付け足しました。だったら待っている間に教えてよぉ~。

スターンラインに本来使用している長いラインをつけていて、バウにつけたのは仮止め用の短いラインだったので、クレーンの場所に入って行く時、結構ギリギリまでラインが届かなかったりして、ちょっぴり苦労しましたがどこにも傷をつけることなく無事収まりました。これはクレオパトラマリーナより楽だったなぁ。あそこはマリーナの一番外、ブレークウォーターのすぐ隣にボートランプがあるので海流が結構あって、風がある日だとかなりスターンインは苦労するのです。バウインでも斜めになってしまう船を何度か見ました。


上がった上がった!

ボートヤードによっていろいろ違うんですね。クレオパトラではこのクレーンにぶら下がった状態ですぐに高圧洗浄をして、その後牽引車に引き継がれて指定ハードスタンドまで移動でした。

でもここでは、クレーンのままスポットまで移動し、ハードスタンドに固定してから船底洗浄だそうです。この後動画を撮り始めました。
 


いつも気になるのは、船底の汚れ。コッパーコーティングに変えてから各段にメンテナンスが楽になりましたが、一年目はちゃんと塗布されていなかったのでやり直しをしたりして大変でした。昨年あたりから本来の効果を発揮。今年もほとんど汚れが付いておらず、高圧洗浄した後はほぼ何もする必要がないぐらい綺麗に汚れが落ちました。

プロペラ部分も11月に塗布したプロップスピードという塗料が良く効いておりかなり綺麗な状態ですが、新しく塗り直します。貝殻とかがほとんど付着していないので、塗り直しも楽ちんです。アノードは勿論交換です。

昨年はラダーの下の部分とかをこすっていたので塗り直しになったのですが、今年はどこも擦っていないのでラダー下側も綺麗。これは高圧洗浄する前の状態です。

動画内で言っている、キールの後ろの方の塗装がプカプカしていた部分がこれ。高圧洗浄したらコッパーコーティングもろとも剥がれ落ちてしまいました。下地のオスモシス防止塗料がちゃんと機能してなかった部分みたい。それほど広範囲ではないのですぐにできます。

所々小さいフジツボみたいなのが付着していましたが、この後高圧洗浄したらきれいに剥がれ落ちました。今年もコッパーコーティングの効果は抜群でした。ハードスタンドに上げるたびにアンティフォールを塗り直しすることを考えたら、やっぱコッパーコーティングはいい投資でした。なにせ52フィートのSATOMI号船底の面積も広いので、二人でアンティフォールをやるとなるとかなりの重労働なのだ。メンテナンスとしては海上に戻す直前に軽く表面をサンドペーパーで擦ってエポキシ部分を削りコッパーを表面化させることが必要ですが、軽くこするぐらいでいいので一日もあれば十分です。

ボートランプはあそこ。すぐ真後ろ。ぐるりと見渡せる大きさのボートヤード。これまでほとんど毎回プレヴェザのクレオパトラで、あそこは巨大な敷地面積だったのでヤード内移動を車で行っていたぐらい。トイレやシャワーに行くのも場所によっては車移動でした。


すぐ目の前がシップシャンドラー!ちなみにパッサレルを持ち込んだら思ったよりうんと高い金額で査定してくれました。

ハードスタンドに上がってほっとしたのもつかの間。セールやさんがやって来てメインセールを下ろしてくれました。その間、バウベット下に保管してあったスピニカセールを取り出します。私は初めてみた。

ハッチからウィンチして外に出します。

セール屋さんがテキパキとメインセールを下ろし始めました。

セールバッグを開けてみると、スピニカはちゃんとソックにはいっていました。

こちらセールやさんに点検してもらいたかったのですが、一度ちゃんと広げてみてからじゃないと引き取ってくれないとのこと。マリーナバースに戻ってから上げてみるつもりですが、かなりデカいし保管場所がバウベッドの下となると、急に使いたい時に毎回スピニカハリヤードでウィンチしないといけないなんて・・・なんかあまり実用的じゃないな。これまで4年間一度も使わずに来ていたので(超微風の時は出港しなかったりモーター走行してた。)、今後使うとしたら大西洋横断とか太平洋横断とかの長丁場の時ぐらいでしょうね。それに長いこと日の目も見ていないから、広げて見たら使いものにならない状態かもしれません。これがなかったら、バウベッド下のスペースに他のものが収納できるからかなり便利になるんだけどね。


同じころ、高圧洗浄がスタートしました。白いラインの部分を見ると船上のBefore Afterがはっきりわかりますね。

まだ洗っていない側。小さいフジツボがバウの辺りにところどころついてますが、簡単に剥がれます。

火曜日17日には大工さんにステンレス職人さんが下見に来るので、スターンバースから荷物を取り出しました。

ポート側のスターンバースはダブルベッドのサイズなので荷物がないと、本当に広々なのです。大西洋横断中はここをベッドルームにする予定。なので、出発前に大幅断捨離が必要です。

取り出した荷物は取り合えずブーム下に保管。

夕方になってから、ポンツーンのキーを返しにマリーナオフィスに向かいました。

あのタワーの建物にオフィスがあります。ボートヤードからは徒歩10分ぐらいかかります。

ブレークウォーターのすぐ内側にはスーパーヨットが2隻係留してありました。

丁度マリーナオフィスに荷物が届いていたのでそれを引き取り、SATOMI号に戻る途中、Stumble Innというブリティッシュ風パブの前を通りかかったら、ハードスタンド上にいた時に声をかけられたシドニー出身のセーラーたちがいました!早速お仲間に入れていただき懇親会。画像左側のカップルはシドニー中心街のダーリンハースト出身で、右側の男性はマンリービーチエリアから。

彼の奥さんはイギリス人ですがシドニーで知り合ったそうです。クロアチアでヨットを買ったそうで、ワンちゃんはオーストラリアから連れてきたそうです。なんとここに来る前に立ち寄ったとトレビレハで、日本人セーラーのWご夫妻に会った!と言われました。事前に私たちもWさんからその時のお写真を送ってもらっていてトレビレハに立ち寄るといい、と教えていただいてたんですが、風向きから先を急いでいたので飛ばしてきたんですよね。頂いた写真に彼らが映っていて、なんというスモールワールド。写真を見せたら大盛り上がり!ワンちゃんも一緒に写真を撮ってWさんに送ろう、ということになりました。

このお店はアルコールをオーダーするとタパスが50セントで食べれます。私はお昼をガッツリ食べていたのであまりお腹が空いてなく、十分でした。2杯ワインを飲んだのでナチョスをを二皿ゲット。

主人はガッツリミートパイディナー。イギリス風パブならではのメニュー。どうりで、お店のお客さんはほとんどイングリッシュスピーカーだった。

サングリアにワイン。ハウスワインの白でしたが、イタリア同様、スペインも安いワインでもとっても美味しい!特に白ワインは、私が大好きなソビニオン・ブランク風の軽くてフルーティーなものが多くて外れがありません。


ということで、これから最低2週間のハードスタンド上での生活がスタートしました。陸上で迎えた夜は、全く揺れないし周りに海ないっていうのがすごく不思議な感じでした。

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