皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!
SATOMI号はTayana52でハルは台湾のTa Yangという船会社で製造されていました。Tayanaはマリンデザイナーのロバート・ペリーがTa Yang社のためにデザインしたモデル。Ta Yangとは北京語で「大海」という意味で、Tayanaは「大海に属する」という意味だそうです。その名に負けないパフォーマンスを実感した航海でした。ラバットからグラン・カナリアまでの4泊5日連続航海を動画にまとめてみましたよ。
今回の航海では川から外海に出る時の波が一番でかかったかも?!
11月26日朝9時ちょっと前にバースを出て給油スタンドに係留しました。8時半から開いているはずなのに、まだ係の人が来てなかったのだ。でもカスタムの人はすでにいて、パスポートを渡してすぐに手続を開始してくれました。
そう、このマリーナとっても便利で給油スタンドのポンツーンがカスタムのワーフなのです。後方に見えるのがポートポリスのオフィス。
スタンドのスタッフが来るまで近くのカフェでモロッコ最後の食事。モロッコセットを選びましたが、これが胃に合わず、後で気持ちが悪くなったのだソーセージのスパイスかな~消化不良を起こしました。
出口に向かうたびに波が大きくなってきました。川から外海に出る時にあるあるなのですが、オーストラリアではこういう場所にマリーナや港があるのは普通なので、こういうのには慣れております。ゴールドコーストのサウスポートを思い出すな。
サウスポートでは出口すぐ隣でサーフィンしている人の横を通過したこともありました。
頼もしい操船をしているキャプテン・ロブ。
陸から離れるまでは比較的浅くて、ずっとウネリが高かったんですがしばらくしたら落ち着きました。
この後、グラン・パルマスに到着までの4泊5日のハイライトを動画にしてみました!
よくオーバーナイト走行の時、食事はどうしているんですか?って聞かれるのですが、結構普通に料理しております。1日ぐらいだったら、サンドウィッチとか缶詰とかお菓子程度でも我慢できますが、数日となると体力気力の事を考えるとちゃんと食べるのが一番だと思います。特にセーリング中は食べることがかなり楽しみになるので、毎回暖かい食事をすると、モラル維持にもなりますしね。といういことで、4日間の食事です。
第1日目26日は、出港してしばらくしてからチキンの丸焼きをオーブンに入れてローストし始めました。お昼1時ぐらいだったかな。
11月27日は、前日のチキンの残りに玉ねぎ、マッシュルーム、そしてご飯をプラスしてリゾットにしました。朝9時ごろ作っておきました。
私は朝ごはんとしてすぐ食べました。実はこの時まで数日間、主人はちょっとお腹の調子が悪かったのですが、このチキンリゾットを食べたらとたんにお腹がすっきりした、と言っていました。
30日にはマリーナに到着するので、特に料理はしなかったので、主人はビスケットやバナナを食べたりしていました。
ということで4泊5日の連続走行は、大きなトラブルもなく90%はずっとセール走行をいいスピードで進んでこれてすごく楽しく過ごすことができました。
オーストラリア航海時代にも西オーストラリア州から南オーストラリア州に移動する時、7泊8日連続航海を経験していますが、3日以上の航海はそれが最後でした。10年以上のブランクがあったので、現在の自分達の体力気力は果たして大丈夫なのか?という不安もちょっぴりあったのですが、ラス・パルマスまでの航海で、その不安は吹っ飛びました。3日もすぎたら4時間ごとのシフトにすっかり体が慣れたし、到着前日に目的地を変更して一日航海が延びましたが、全然気にならず。むしろストップしてしまうのが惜しいぐらいの気分でした。
さらに自分達の体調以上にSATOMI号のパフォーマンスが素晴らしく、これまでも地中海でも結構荒れた時の安定感を実感してはいましたが、オーストラリアで乗っていた船とは段違いの安定感とスピードにもう大感激。走行中でも快適に過ごせるのは長期間航海にはとても重要で、ますますSATOMI号に惚れ直した、という感じです。「大海に属する」という名前にふさわしいSATOMI号、この船を選んで本当に良かった、これなら大西洋でも太平洋でもどんんとこい!と確信することができました。
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