2025年2月19日水曜日

ぐるりUnion Island周遊セーリングでChatham Bayに落ち着きました

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!



18日はClifotnハーバーを出て一つ北のMayreauという極小の島のアンカレッジを見に行ったんですが、海底の透明度が期待外れだったので、Union Islandにもどり、Chatham Bayに落ち着きました。移動距離が短いので焦る必要もなくジェノアだけ出してゆったりとUnion Islandを周遊しました。Chataam Bayは透明度もよく今シーズン初泳ぎでアンカーを見に行きました!ここにはアクアマリン号、パロマ号が2日前から滞在しています。

2月18日(火):朝ごはんを終えてから朝10時ちょっと過ぎ、アンカーを上げCliftonハーバーを出発しました。昨晩もかなり風は強かったのですが、横揺れしないので不快感は全くなしでした。

夕方過ぎに、私たちのすぐ前のモーリンに小さいボートが係留されました。

アンカリングしていたのは、こういう場所。緑のでっかい部分がリーフです。海面スレスレなので一見ただ広く東側がオープンになっているように見えますが、実は背の低いブレークウォーターに囲まれているような感じなので、Cliftonハーバーは波やウネリからは守られています。

白波が立っているのはリーフに打ち付けている波。


リーフに上に2つ家が建っていました。おそらくどちらもレストランと思われます。


リーフの外側を通って、ハーバーの反対側に出ます。


方向転換してからジェノアを出してセーリング走行に変えました。すでに目的地が見えているぐらいの距離なので、時間はたっぷりあります。目的地はすぐ北にあるとっても小さな島Mayreau島のSalin Bayです。

Cliftonハーバーからリーフを挟んだ反対側にあるのはPalm Island。島全体がリゾートで、アンカリングするだけで料金がかかります。さらに島に上陸すると入島料のかかるので行きません。オーストラリアでもこういう場所はあり、ウィットサンデー諸島のヘイマン島が有名。経験のため一度行ってみたんですが、5時間ぐらいの係留で2009年当時で確か135Aドルかかったかな。でも島のプールとかテニスコートなどの施設は使いたい放題だったので、そういう意味ではお得だったのかも。ちなみにヘイマン島はマリーナ内では自分の船であっても宿泊できず、最低一泊600ドルのホテルに泊まらないといけませんでした。なので勿論半日いただけでさっさとおさらばしましたけどね。

目的地は画面、上の方に見える小さな島Mayreau島です。そこはすぐ近くにあるTobago Cayというサンゴ礁が有名で、今週末あたりから風が弱くなるので、そのタイミングで行く予定です。

風はアップウィンドで20ノット近くになんですが、ジェノアしか出してないし、かなり小さくしているのでスピードにはあまり繋がっていません。でもこれには理由があるのです。

メインは上げずにジェノアもちょっぴり。

写真ではみずらいですが、水深10メートル弱の場所でも海底の砂地が肉眼では見えるほど、透明度がいいです。

スピードものろのろなのですが、海流が強いので横滑りして進んでいるんですね。なのでセールを沢山出してスピードを上げると横にスライドする距離が増えて、目的地に到達するのに最終的にタックして戻ってこないといけない角度になってしまうんです。それを避けるために横滑りを計算した角度でスピードも調整して目的地まで一直線でセーリングできるようにセールやコースを設定しているのです。

軌跡から横向きに斜めに進んでいるのがわかりますよね。

コース設定ができて、横滑りを計算いれて真っすぐに進んでいるのでご満悦のキャプテン・ロブ。

1時間ほどで目的地のMayreau島のSalinビーチに着いたのですが、海底は砂地で泊地としては問題なかったのですが、風からは吹きらしのため海面が乱れており、さらに砂地の海底のため濁っていて海底がよく見えない状態でした。つまり泳ぐのにはあまり面白くなさそうな状態。状況としてはCliftonハーバーいた時と同じです。そもそも移動したのは、Salinビーチは透明度が高くて海が綺麗、ということだったので来てみたのですが、あいにく風が強くてそれもかなわず。だったらここにいる意味がないじゃないか!というこで、UターンしてUnion
Islandの西側にあるChathamBayに変更しました。

Chatham Bayには2日前からアクアマリン号、パロマ号が滞在していて、海の透明度が高くて綺麗だよという話を聞いていたのです。もし、そこも期待外れだったら、一泊してからまたSalinビーチに戻ればいいよね、という作戦。ほんの4マイル弱ぐらい。

ダウンウィンドに変わったので、ジェノアを全部出し。

Union Islandに戻ります。Cliftonハーバーとは反対側。


スピードも最高!楽しぃ~!!気持ちいぃ~!!!!




30分ぐらいで着いちゃいました。

湾に入ってからもギリギリまでセール走行を続けました。湾内にいるパロマ号、アクアマリン号を確認。一昨日となりを通過してきたキャタマランのVoyもいるね。

肉眼では海底もしっかり見えました。水深も浅く5メートル弱しかないので、この後まだ少し続く強風でも安心なアンカレッジです。いい感じの海だったので、私は今シーズン初、シュノーケリングマスクとフィンを出してきてアンカーを見にいきました。砂地にしっかりぐっさりとロクナアンカーは突き刺さっていました。ちゃんと効いてるのは下ろした時からわかってましたけどね。

その後、午後は船上でゆっくり。ビーチには2軒ほどレストランらしき「小屋」があり、主人はテンダーで見に行きました。値段を聞きいたらロブスターが100ECドル、スペアリブが80ECドルだそうです。帰りにパロマ号によってレストランの感想を聞いたら、ロブスターは一緒に行ったビーチBBQのよりも小さかったので、今夜はいかないと思うとのこと。ビーチBBQ は120ECのセットメニューでしたが、その中にでっかいロブスターは元より、スペアリブもローストチキンも含まれていたので、それと比べたらかなり割高です。Union IslandはCarriacou島とは違う国で、規模もさらに小さいから値段が高いのは仕方ないことでしょうけどね。

小舟に乗ってレストランの人が宣伝に来て、夜は生バンドが来るとのことだったので、ちょっと興味があったのですが、値段を聞いてやめました。それに、今日は主人の大好物のカツを揚げる予定だったしね。

ラス・パルマスで仕入れたお肉類がまだ結構残っているのです。グレナダでも野菜を買い足したので、痛んでしまう前に使い切りたいのです。なのでなるべく外食は控えるようにしています。普段は外食が大好きな主人ですが、トンカツがメニューとあれば、絶対こっちの方がいいに決まっています。リクエストでお味噌汁も作りました。キュウリとニンジンで浅漬けも作っておいたので、ご飯も炊いて和風ディナーです。勿論カツには味噌ソースをかけます。


ほんの30分ぐらいであっという間に日が沈みました。まだ6時12分です。

すぐ隣のパロマ号。

斜め前のケッチがアクアマリン号。

あのキャタマランもVEラリー艇のVoy号です。小学生低学年ぐらいの女の子と幼稚園ぐらいの男の子がいる若いご家族の船です。ご夫婦ともセーリング経験は豊富ですが、大西洋横断時は小さい子供が一緒なので、ナニー兼クルーの女性を一人雇っていました。とても賢明なアイディア。

とうことで、この夜も20ノット越えの強風予報でしたが、時々かなり強い突風が吹きましたが、アンカーチェーンの音がその都度ちょっとうるさいな、程度で不安感も全くなくまたまた平和な夜となりました。

カリブ海に着いてから、ずっと強風が続いているのですが、これまでいったどの泊地も吹き曝しだったとしてもウネリの影響はそれほどひどく受けてない場所ばかりでした。勿論、横揺れが全くない場所ばかりではなかったし、横揺れに対する許容レベルは人によって違うので言い切ることはできませんが、私たちにとってはどこも「この程度なら全く気にならないな」ぐらいの横揺れで、ここまでずっと毎晩よく眠れているのがありがたいです。


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