2025年2月3日月曜日

続々とVEラリー艇到着&夏仕様SATOMI号

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!



もう2月になりましたね!新年6日にラス・パルマスを出港してから、ほぼ1月中は航海をしていたので日にちが過ぎていく感覚が薄れてました。まるっと一カ月、どっかに置き忘れてきた感じです。2月に入り、毎日続々とVEラリー艇が到着しています。1日は4組のダブルハンダ―のうち最後の艇、アクアマリンのヤンさんとミゲルさんが到着!

ラリー艇が到着するたびに、こうやって仲間がポンツーンで出迎えるのです。とってもハッピーなムードで一杯です。こういうのは個人で横断していたらなかなったなぁ。

2月1日(土):当日の暗いうちに到着していたアクアマリン号は、明るくなるまでスーパーヨットのポンツーンに借り係留していました。仮眠した後、本来のバースにやってきました!今回のラリーでは4組のダウブルハンダ―艇がいて、一番最初に到着したのがPaloma号、次がSATOMI号で、前日31日にMerlyn号が到着。ダブルハンダ―艇の4組目最後のアクアマリン号も到着で、やっと4艇そろいました。

バースに係留終了すると、こんな風にバナーを持っての記念撮影が行われます。そしてハーバーマスターのザーラさんからウェるかもバスケットが渡されるのです。私たちがと到着したのは夜の8時半だったので、夜中ではなかったのですが、それでも暗くなってからスーパーヨットのポンツーンで出迎えてくれる人がいるなんて予想していませんでした。

なんと、ヤンさんミゲルさんが午前3時に到着した時でも、ちゃんとラリー主催者のオリバーさん、カーロッタさんだけじゃなく、ハーバーマスターのザーラさんまで、ラム・パンチを用意して出迎えてくれたそう。これにはさすがに頭が下がります。ヤンさん達も誰もいないと思っていたので、すごく驚いたそうです。

みんな最低2週間の長期間航海を終えてやっと陸につなげると、ほっとした瞬間に、暗い中や早朝なのに出迎えて絵くれる人がいるって、何とも言い難い暖かい気持ちになるんですよね。

その後は、例によってプールに涼みに行ったり、お昼寝したりと一日何をやっていたのか思い出せないぐらいリラックスして過ごしました。航海自体はそれほど困難なことはありませんでしたが、航路や風の向きの変化など、常に何かに「神経を使う」ことの連続でした。だから全く何も考えてなくても安全に日常生活を行える環境になり、一気に脳みそがとろけた感じ!


午後、パムさんからメッセージが来て、アクアマリン号の到着を祝ってディナーに行こうと思うんだけど、とお誘いが来ました!今回はパムさんがレストランの予約などをしてくれました。

ビーチ沿いで、アンカリングしているブラック・パール号を眺められます。入港の際あの船に向かって行ってしまい、驚いたクルーがトーチをもってスターンに出てきたんですよねぇ。


レストランは一見、ビーチ沿いに建つカフェって感じなんですが、メニューは結構充実していて、お値段も比較的お値打ちでした。私はツナカツ?タタキ程度に火が入っていて、外側はパン粉の衣で上げてあり、すごく美味しかった。ヤンさんとミゲールさんは「次に来た時は絶対それにする!」と言っていました。

主人はポークシュニッチェㇽ。つまり薄いトンカツ。付け合せの野菜がバラエティーがあっていい感じです。

パムさんは白身魚のトマトソース煮。これも美味しそうだった。

ティオさんはステーキ。う~ん、いい感じ焼き加減じゃないか!

カクテルが進んで、どんどんお茶目になるヤンさん。こう見えても博士号をお持ちで若くして起業した切れ者なのだ!

おひげがカリブ海の海賊キャプテンみたいなミゲルさんは、劇場関係やラジオパーソナリティの仕事をしていたエンタ業界出身ですが、騒がしさはないけど、静かに面白い人なんです。彼らはなんと12時間交代の長時間シフトで航海をするという、珍しいダブルハンダ―。ま若いからねぇ。二人ともソロセーラーになれるぐらい幼いころからずっとセーリングに親しんでいるベテランセーラーなのです。アクアマリンは今回の航海で、スピニカポール自体を折ってしまっているのですが、なんと彼らは予備のポールを持っているのです!

いつも笑顔が素敵なティオさんとパムさん。

なんとデザートは全員このチョコレートケーキをオーダーしていました。やっぱチョコレートの本場だからかな。私は主人のケーキを例によってちょっぴりいただいた程度でしたが、確かに甘すぎないチョコ―レート味が上品でした。

この後、マリーナ内のバーでMerlyn号のケイとさんとジョナサン達と合流して、食後の一杯(で終わらなかったけど。)を楽しみました。主人がウェルカムバスケットに入っていたラムのボトルを持ち込んでいて、オーダーした飲物にラムを追加して、かなりハードなお酒にしてみんな飲んでました。

2月2日(日):前日飲みすぎた感のあった主人、それでも今日あたりは先延ばしにしてた、オートパイロットのブラケットの異音の元を探らねば。航海半ば過ぎあたりから「ギーギー」とヘルム下で異音がしてたのです。以前にもブラケットのピンが緩んでいた時に同じ現象があり、ラス・パルマスで「遊び」を修理したのですが、別の個所で同じ現象が発生してるようです。

SATOMI号の左隣りはラリー艇ではなく、その一つとなりがPaloma号です。長さ的にはSATOI号の方がPaloma号より2フィート長いのですが、海上が低いSATOMI
号は小さく見ええるのです。

船に詳しいティオさんは「だからSATOMI号は横揺れが少ないんだ。」とパムさんに説明していました。それとジェノアのサイズが150%と大型なので、観音開きにするとすごく安定性がよくて、本当に最初の6日間は横揺れが小さいかったんですよね。ジェノアやメイン一本だけになった途端に違いが大きく分かりました。横揺れに関しては、受け止め方に個人差があるので、はっきりとは言えませんが、パムさんの話だと彼らはずっと観音開きにしていたにもかかわらず、横揺れはずっとあり、しかもあっちこっちに体が降られてしまうほどだった、と言っていました。私的にはそうなったのはセールが一枚だけになった時だけで、観音開きの間は飲物が倒れたり、料理の間にベルトをしていないと横にずり落ちてしまう・・・・なんてことは全くありませんでした。おそらくは横揺れはしていたはずですが、観音開きをやめた途端に違いがわかったので、確かに安定性に違いが出たは明らかです。

朝ご飯を終えてから、やっと船体を軽くシャンプー。このバースにうつった直後に本格的スコールに30分以上見舞われたので、潮はすでに落ちたんですが、トビウオが乗っかっていた場所とか鱗が飛び散っていて臭かったのです。ざっと洗った後、夏仕様の日よけを4カ月ぶりに設置しました!暑くなってきたらこれに水をかけると蒸発でインスタントクーラーとなります。
この日よけのいいところは、外からだと中が目隠しとなるんですが、内側から外はよく見ええるんですよ。だから圧迫感がありません。

コックピットに日陰ができたので、主人も伸ばし伸ばしにしていた作業を開始しました。

オートパイロットのブラケットを外しています。外し終わったてチェックしてみたら、予想どおり、ラス・パルマスで修理したのとは違う箇所のピンの穴が消耗していました。
作業が終わったのが午後2時半ぐらい、気温もぐんぐんあがっていたので、プールで涼みに行きました。徒歩1分もかからない場所にプールがあり、しかも水温が気持ちいい温度なのがありがたいです。この気温だと海水温も結構高いと思うので、冷たい水プールはすごくありがたいです。

久しぶりにお家ディナーにしました!サッパリしたものが食べたくて、冷や麦!ラス・パルマスのアジアンマーケットで見つけたのです。簡単に食べられるように麺つゆの素も買ってえ正解でした。ラス・パルマスで買ったバキュームシールのお肉が、まだまだ沢山残っているので、ビーフを焼肉ソースで炒め、野菜類もそれぞれ別途にいためて具が盛りだくさんに見せかけ。普段なら全部一緒に炒めちゃうけどね。別々に盛るだけでなんか豪華な気がしちゃいますね。
主人は冷たい麺が大好きなので、「美味しい~!」と冷や麦をパクパク。でも麺や具を一気に大量に入れるので「麺つゆ」が薄くなっちゃうんですが「これがオーストラリア風なんだ。」とわけのわからない理由で納得していました。

夕食を早めに済ましたので、食後のお散歩にでかけたのはまだ6時。マリーナの外はタクシーで街までいっきにいってしまったのでまだ未開発。タクシーで行った街とは反対側、湾の反対側にSt George`sという街があり、そこがこの辺りのメインの街のようです。徒歩だと30分はかかります。湾の反対側なのでテンダーでいけばすぐそこなんですが、陸沿いだとぐるっと回って行かないといけないのだ。

日曜の夜ということで、バー的なものはオープンしていましたが、それでも閑散としたイメージでした。
ここは観光フェリーが発着するワーフがあるようです。
St Georgeの海沿いのエリアまで行ったのですが、お店も全部閉まっていて道路沿いの明かりもついてない場所が多かったので、ちょっと不安になり戻ってきました。街の中心までは40分ほどの距離なんですが、帰り道は道がわかっていたのでそんなに長くかった印象はありませんでした。明るくなってから出直します。


船に戻る途中で、またマリーナのバーの隣のカフェに立ち寄り。デザートを食べました。隣のバーには必ず誰かか、ラリー仲間がいます。


チェリーパイにアイスクリームを付けたイメージだったのに、それぞれ別々のお皿で出てきました。これは一見バニラですが、実はナツメグアイス。さすがグレナダ名物。私はちょっと苦手な風味だけど主人は大好物。

私のはハリケーンといって、バニラに他のモノがミックスされていて、ハーゲンダッツのストロベリーチーズケーキ風味を思い起こさせました。

30日の夜に到着したので、その日はカウントしないことにしても、ポートルイスマリーナに来てから3日が過ぎました。何も考えなくても安全に日常生活が遅れていることが、心身の緊張感をゆっくりほぐしてくれています。

なにせ昨年9月にスペインアルメリマルマリーナを目指した以降は、ホリデームードは終了。全てが「大西洋横断」に向けての準備だったので、グレナダに着いたらまるで今シーズン終了みたいな達成感で、これからあらたにカリブ海クルージングが始まるという気がしないんですよね。だから少し長めにマリーナにいることしたのですが、その間に徐々に気持ちの切り替えができるといいなぁ。


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