2025年3月1日土曜日

冷蔵庫修理できました!なんとアンカーが流れたので場所移動

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!





一週間待ちかと思っていた冷蔵庫の修理、28日に急遽技術者の人が切れてくれることになりました。ガス漏れを直してくれて冷蔵庫は無事再稼働!でも近い将来また壊れる可能性も残っているのです。でせっかくいい職人さんやシップシャンドラーがいる場所にいるので、ユニット自体をそっくり取り換えることに。安全なアンカレッジだと思っていたのですが、なんと午後買い物から帰ったらアンカーが流れ始めていたようで、最終的にもっと安全な場所にリアンカーしました。


ガス漏れを対処しもらい、再び稼働し始めましたが将来のこと考えて、パイプを含むユニットごと新しいものに取り換えることにしました。

2月28日(金):朝食は前日買ってきたペイストリーで、久々にヨーロッパの気分。冷蔵庫の修理は、当初3月6日の木曜日までエンジニアの人が来れないという返事だったのですが「すでに冷蔵庫の掃除もしてすぐに見てもらえる状態になっているし、北上の途中なので、別の業者はいませんか?」と返信したら「ではなんとか28日に手配できるかどうかやってみます。当日の朝8時半から9時の間に連絡します。」とのことでした。

朝ご飯を食べる間に、返信が来ていて「今日伺いますのでアンカリングしている場所の位置を連絡ください。」とのこと。やったぁ~!!!!

8時半ちょっとすぎ、エンジニアの方がやってきました。配線を確認するために、冷蔵庫や冷凍庫のスイッチもオンにしたりオフにしたりし、なにやら検知マシンを取り出して作業をされていました。検知マシンがピッピ、ピッピ、ピッピッピッピ―と移動させるごとに音が大きくなっていました。

やはりガス漏れが原因だったようで、取り合えず漏れを直す修理をしてくれたのですが、冷蔵庫のユニット自体が古いので、パイプなども劣化していると思われ、またいつ故障するかわからない、と言われ、しばらく様子をみるように、とのことでした。

テンダーで、アンカリングしている場所までやってきてくるので、マリーナに入らなくてもいいのがとっても便利。

その後、修理の支払いのために上陸して、オフィスを訪ねました。その際、もしユニット全体(コンプレッサーは除くーこれは2022年にカラマタで新しいものと交換しているので問題なく稼働しています。)を交換した場合の見積もりを教えてもらったところ、部品に取り付代、そしてこの日の作業代全部含めても800ユーロ弱でした。思っていたほど高くなかったのと一週間後の3月7日金曜日にやってもらえる、ということだったので、思い切って新しいユニットに取り換えることにしました。この先まだしばらく熱帯気候のエリアに滞在し続けるので、冷蔵庫は必須です。太平洋横断中に壊れたら、それこそ一大事です。当初、様子を見に来てくれる日自体が来週の木曜日だったので、それを考えるとたった1日違いで新しい冷蔵庫(マシンの部分が)にできるなんて、ラッキーだと思います。来週までここにいてもいいし、その間別の場所に行っていてまた戻って来てもいいし・・・でも実際は他にも細々とした修理事項があるので、全く揺れない良好なアンカレッジにいる間にやれるチャンスでもあります。退屈することなく一週間があっという間に過ぎそうです。

その後、スピニカポールカップのトラックカーについて、シップシャンドラーに聞きに行くことにしました。まだオフィスから在庫の連絡が入ってないとのこと。このシップシャンドラーは単なるお店ではなく、セール修理、電気系統修理、メタルワークなどありとあらゆる修理事項を手配する会社でもあるんですね。冷蔵庫の修理もこの会社の手配でした。

このお店には、他のお店ではあまり扱っていないブランドのパーツもありました。うちのハッチの取っ手のパーツ。全く同じブランドです。これ他では一度も見つかったことがない。

ハイプレッシャーホースも置いてます。「あ、これならお湯パイプの漏れも直せるな。」とのこと。私には今まで内緒にしていたんですが、実はキッチン流し台下で、お湯のパイプからほんの少しですが漏れが発生しているそうです。

グースネックの部品も売っている!

これは固定式スピニカポールカップホルダーですね。これでも代用できるかな?しっかり部品もそろいそうなシップシャンドラーがあるLe Marinにいる間に、これまで気になっていたけど特にセーリング自体には影響がないタイプの修理事項を、やってしまうのが一番かな。

ランチは新しいマリーナ付近のお店に戻ってきました。


ポケボールがあるのがグーグルマップで調べた時にわかったので、ここに来たかったのです。ポケボールのフィッシュは「漬け」になった刺身。下にはご飯があって、洋風ちらし寿司っていう感じです。ソースも美味しくてすごく満足な一品でした。

主人はチキンカレー煮込み。こちらも美味しかったです。どちらも20ユーロしない金額だったので、実質を考えるとお値打ち感がありました。

戻る頃には冷蔵庫が冷え始めてるので、朝食に必要なものだけを買うことに。一週間後にまた冷蔵庫の整理をしないといけないので、数日で消費し終わるだけしか買わないようにします。テンダーで簡単に買い物に来れるしね。マリーナから徒歩1分でスーパーです。

野菜類は悪くない品ぞろえでした。でもお肉類がほとんど冷凍ものだったので、あまり買う気にならなかったな。多分高価だとは思いますが、マリーナ近くにお肉屋さんがあるので、そこで調達することにします。まだ冷凍庫にラス・パルマスで買ったものが数個残っているので当面は大丈夫です。

お醤油とかアジアン風味ソースも売ってました。

ラーメンもあった!

フレッシュミルクはありませんでしたが、ベーコンと卵、そしてロングライフミルクにトマトを買いました。

船に戻る途中、コックピットのエンジンスタートボタンをカバーするアクリル板の修理を依頼するために、シップシャンドラーのオフィスに行きました。するとトラックカーの在庫を確認してくれてる人が「結局廃盤になっているのでどこにも在庫がありませんでした。」という返事。それで、ボートヤードにあるメタルワークショップにいって特注の方向で進んだ方がいいというアドバイスでした。アクリル板も含めて、オフィスの方からワークショップにその旨を伝えてくれるとのこと。金曜日の午後だったので、ワークショップの閉店まじかで、すぐに向かう必要がありました。買い物をしていたので、一旦船に戻り主人だけとんぼ返りすることに。後でこの判断が大正解でした。

船に戻ると、なんとなく周囲の船の位置(モーリンに繋がれている船)と比べて、SATOMI号の位置が変わった気がしたんですね。船内からはアンカーアラームが鳴り響いていました。アンカーアラームはなったからといって、即アンカーが流れたという証拠ではなく円周の設定によるエラーというのがほとんどなのです。でアラームを確認して主人だけまた出かけ私は船内に残っていました。

30分ぐらいしてまたアラームが鳴ったので、確認したら、なんか後ろに流されている感じだったのです。外に出て周囲との位置を見てみたら、モーリンブイに繋がっていたヨットと並んでいたはずが、その後方に位置していました。取り合えず主人に連絡して、なんかアンカー流れている気がするけど、と伝えると「もうすぐ戻るから」という返事。

で、再び様子を見ていたらまたアラームが鳴りました。今度は軌跡から完全に後退していることがわかり、さらに目視でも真後ろにいた別の船との距離も短くなっているのがわかりました。直ぐにまた主人に連絡し「ほぼ確実にアンカー流れているから大至急戻って。」と言いました。その間私はエンジンを起動していつでも動けるように待機。

数分後に主人が戻り、リアンカーすることになりました。

アンカリングしていた場所はウネリも来ないし、それほど強風が吹き続ける天気ではなかったのですが、最初にアンカーした時から私自身は今ひとつ納得できてなかったんですよね。というのは水深7メートルの場所にアンカーを下ろしてたんですが、混雑している場所だったのでチェーンは20メートルしか出せなかったんです。これって深さに対してたったの3倍。全く風のない日ならいいけれど、昼間は結構突風が吹くのでです。アンカーを引き上げてみたら石がアンカーに引っかかっていたらしく、おそらくそれで支えてていただけで、実際には海底に突き刺さっていなかったのでしょう。

それから別の場所を探し湾内をかなりウロウロしました。とにかく混雑した場所で、あちこちにモーリンブイがあり、それに繋がっている船が数百。しかも隙間が空いている場所は水深が急に深くなっていたり、座礁した船がいたり・・・・場所選びが困難なんですよ。元いた場所に再度リアンカーする方法もあったのですが、チェーンの長さを妥協しないといけないので、あまり好ましくありません。


30分ぐらいさまよって、街からはちょっと遠くなりましたが、岸に近い方を選びました。
ここでも水深10メートルぐらいの場所に最初は30メートルのチェーンでOKと主人が言ったのですが「いやダメだ。絶対最低40メートルは出す。」と主張してやり直すことに。アンカーを引き上げた時に泥がついてきたので、海底は前の場所よりはアンカーが効きやすいようです。

で、最初にアンカーを下ろした場所よりさらに内陸に近い方に進み、40メートルのチェーンを出して、さらにバックにギアを入れてエンジンを吹かしアンカーの効きが完璧であることを確認しました!!

ここにもブイはありますが、前の場所より断然すくなく、アンカリングしている船の方が多いぐらいです。でも余裕は結構ありました。

あっち側は超混雑エリア。

これが前にいた場所。


新しく移動した場所。位置的にはほんの少し陸に近い方に移動しただけなので、街までの距離がものすごく変わったわけではありません。相変わらずLe Marinの湾内にいるし。

波やウネリからは、前にいた場所よりもさらに守らています。アンカーアラームは引き続き設置していますが、一晩中全く問題なしでした。軌跡からみてもピクともしていないのがわかりました。

ということで、この先一週間はここがお宿となり、細々した修理(なんかいつも修理していますよねぇ。)で毎日が過ぎていくことと思います。


本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?
             



PVアクセスランキング にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿