Let's Make a Card 手作りカードの世界　 : 動画：Martiniqueの観光スポットの一つPointe Du Boutマリーナにやってきました！

皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ！

3月11日火曜日、Martiniqueの首都Fort de Franceに向い側にあるPointe Du Boutのマリーナに移動しました。島観光をしたかったので安全な場所にSATOMI号を置いておきたかったのと、主人の歯医者の予約が水曜日に取れたからです。実を言うとミンデロからグレナダに向かう大西洋横断第2レグ中から主人の体調が今一つ完全ではなく、のどの痛みから始まり、2月には中耳炎となり、一週間前からは歯痛が始まったのです。全て右側で発生しているので、ウイルス感染している可能性ありなんですが、とにかく歯痛が徐々にひどくなってきたんですよね。それとLe Marinに部品を預けているのもあり、あまり遠くに行きたくなくPointe Du Boutマリーナを選択しました。

3月11日（火）：朝ごはんを終えてから、テンダーをダビッドの一番上に上げました。これからマリーナに入港するからです。行先は10マイルもないぐらいのPointe Du Boutにあるマリーナです。

アンカーを上げてからすぐにジェノアだけを出して、セーリングしながら湾を出ていきました。まだ10時前です。

Martinique はカリブ海の中でも大きい島国なので、レンタカーを借りて内陸を観光してみたいなと思っていました。そのためにはどこか安全な場所にSATOMI号を置いておく必要があり、ちょっと前から首都であるFort de France付近のマリーナにコンタクトしていたんですね。でも狙っていたマリーナは係留費がとてもお値打ちだからか、バースの空きがないのか全く音信普通なのです。メールだけではなく、電話でも何回かコンタクトしたのですが、そのたびに「メールで返信します。」とか「1時間後に電話を掛け直します。」（これは2回言われた毛で結局一度もかかってこなかった。）という返事だけで、こちらからのメールを受け取っているのは確認できたのですが、空きがあるともないとも返信がないんです。空いていないなら「空いてません。」と一言断ってくれればいいだけなのに。で、最初はマリーナ入りをちょっとあきらめかけたんですが、一週間前ぐらいから主人が歯痛を感じるようになっていて、それがどんどんひどくなってしまったのです。特に3日前からはかなり痛い状態になっていて、頭痛まで始まる始末。今年になってから実を言うと主人の体調不良はこれで3回目。

最初は、なんと大西洋横断中でした。ミンデロからグレナダまでの第2レグがスタートして数日後に、のどが痛いと言い出した主人。すぐにラス・パルマスで買った風邪薬を飲み始め、幸いグレナダに到着するころには回復しました。でもその後カリブ海クルージングをスタートさせてから、島めぐりの途中で中耳炎を発症。耳にっ水が入ると出にくいタイプなので持病みたいなものなんですね。でいつ戻りビネガーとアルコールで耳の中を消毒＆洗って対処していました。でもいつもよりちょっと症状が重かったので、こちらもラス・パルマスで買った抗生物質入りの耳ドロップを使い始めました。そしたら数日で症状が改善。と思ったら先週から、こんどは歯痛が徐々に始まったのです。歯痛は上限の奥歯でしかも頭痛まで伴いました。それで歯科医を探したらラッキーなことに水曜日12日に首都Fort de Franceの近くで予約ができました。のどの痛みから耳の痛みにうつり、今度は歯痛。しかもすべて右側なんですよね。で単なる歯痛というよりもウィルス感染ではないか、と思い、念のため抗生物質を飲み始めした。そしたら、飲み始めて3日目になって症状がすごく回復してきたのです。薬が効き始めてきたみたいです。風邪薬、耳ドロップ、抗生物質と全てヴァイキングラリーで推奨されていたもので、そうでなかったら買ってなかったと思うので、ラリーに参加の恩恵が今でも続いてるのです。

Grande Anse D‘Arletでは具合が悪くて一日船内でずっと横になっていた主人ですが、この日はかなり気分が回復したようです。

あそこを回ったら風はサイドからとなりますが、引き続きジェノアだけだして進みます。

後方の風から再度の風に変るだけなのでタックをしないで方向転換できます。

午前10時ちょっと過ぎ。

とっても気持ちよくセーリングしていたので、思い立って突然FBライブをしてみました。その録画です。

FBライブ中は風が穏やかになっていて、スピードも4ノットいかないぐらいまでゆったりになっていましたが、ライブを終了した途端に風があがってきて、ヒールもし始めました。

あっと言う間に風は10ノットを超えました。ほんの数分前までせいぜい10ノットだったのに！

おやおやあれは雨雲。あちらでは雨が降っているみたいですね。なるほどあれのせいで風が強くなってきたんですね。

スコールだねぇ～。毎日あるので慣れっこになってますけど、この雲は結構大きめ。来るぞ来るぞ・・・。

と思っていたらあっという間に20ノットを軽く超える強風になり、ジェノアを目一杯出していたので大きくヒールしました。すぐに風に向かって進みジェノアを巻き入れようとしましたが、なかなかコントロールが効かず、仕方なくエンジンを付けて力づくで方向を変えました。全部セールを巻き入れたので、そのままエンジン走行に切り替え。

27ノットだって！

雨はそれほど強く降らなかったのですが、風だけが強いタイプでした。マリーナはもうすぐそこだったので、このままエンジン走行を続けました。

あちらに見える都会がFort de Franceです。オーシャンクルーズシップも入港していますね。

11時にはすでに晴天が戻ってきました。あっという間に天気が変わりました。

さっきの雨雲はどこにいってしまったのかしら？後方に見えるテンダーはコーストガードらしい人達が乗っていて、しばらく伴走されました。船の名前をスターンから何やら確認してる風だったので、多分オンライン入国手続きをやってるかどうかチェックしてたんでしょうね。やってる事が分かってから離れていきました。

予約しているPointe Du Boutのマリーナはあの狭い入り口の奥にあります。チャートプロッターが無かったら、見逃しちゃいますね。到着をVHFで連絡したのですが、全く応答がありませんでした。このマリーナには対岸のFort de Franceまでフェリーが出ているのですが、入港待ちしている時にフェリーが入港していきました。それが出てくるまで外で待機してた方がいいのかな、と思って待っていました。

でフェリーが出て行ってから再度VHFで呼びかけてみましたが、それでも応答がなかったので、中に入って行くことにしました。

マリーナ内はとっても狭くて長いことウロウロするのはあまり安全ではなかったのですが、5分ぐらい待っていたらマリーナの人が一番外のポンツーンに出てきました。「予約しているSATOMIです！」と言ったら、わかったみたいで入り口から真正面のバースに案内してくれました。良かった、狭いマリーナの奥の方に入って行くのはちょっと嫌だなあと思っていたので。12時20分ごろ、接岸終了。

左前に見えるのがマリーナの出入り口。左側の桟橋はFort de France行きのフェリー乗り場です。SATOMI号は画面右端に見える濃紺の船。フェリー乗り場がこんなに近いなんてラッキー！Fort de Franceに簡単に行けますね。この後すぐにまたフェリーが入ってきたのですが、船内にいたので、全く気が付きませんでした。つまりフェリーによる波の影響が全くないということ。

シャワーを浴びてさっぱりしてから、マリーナオフィスにいって支払いを済ませました。実をいうと、間違って予約を月曜日10日からしちゃっていたのですが、滞在を2日伸ばして月曜日チェックアウトにしたいと言ったら、11日火曜日から16日日曜日までの6泊分の料金しか請求されませんでした。水と電気代は使用量で別途ですが、係留は52フィートのSATOMI号でも一日30.6ユーロなので、私たち的にはお値打ちな方なのです。水は使うかもしれないけど、電気は全く必要ないしね。