皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!
10月27日、予定どおりSATOMI号は無事海上に戻りました。電動ウィンチが再修理になったしリギン屋さんが調整に来るまでジェノアを取り付けられないし、海に浮いた後バウトイレが流れなくなっているのがわかったり・・・とやることはまだ山積みなんですが、それでも再び海に浮かべたのですごく気分がいいです。ハンドクリーナーもう交換して、最初のより安くてもいいやつをゲットできました。
10月27日(月):いよいよ海上に戻る日がやってきました。クレーンは午後3時にくるので、午前中半日、余裕があります。主人は朝ごはん後7時半に家を出て、ハンドクリーナーを買ったお店に行き交換または返品してもらいに行きました。
戻ってきた主人が手にしていたのは、Karcherという掃除機とか電動ツールで有名なブランドのもの。これお店で私も見ていて、有名ブランドのものだし大きい掃除機もこれと同じブランドのものを使っているので(大きい方は主に外用で、陸上生活の時いろいろ工事をした時ように使ったりしています。水分も吸ってくれるのですごく便利。)私はこれが欲しかったんですよね。値段も最初に買ったものより安いんですよ。ただサイズが小さめなので吸引力が弱いのかと思ってました。
でも試してみたら、思ったよりも吸引力がいいんですよ。スリムで、壊れてしまった前のより一回りも小さいですが、卓上のゴミを吸ったり、履き貯めた床のゴミを吸い込むだけなので十分間に合います。
ちゃんとブラシヘッドもあります。
そして一番いいのは、なんと充電がUSB。スマホ充電器でできるのです。これが一番有難い。結果的にいい買い物ができました。
主に埃汚れだったので最初に水洗いした時に、かなりきれいににましたがシャンプーしました。
ドッジャーのビニール窓部分も埃が落ちて、透明に見えますね。
こちらはすでにシャンプー済みでしたが、埃がまた溜まっていたし新たに鳥の糞が落っこちていたので水洗いしました。
ジェノアは取り合えずこの位置に置いておきます。
ドッジャーやキャノピーで紫外線から比較的守られているので、ティークデッキの色あいがまだ残っています。以前はデッキ全体がこの色だったんですけどねぇ。
一番の違いはここ。床が見えないぐらいものが置いてあったし、ご近所さんのアンティフォールを削った粉塵がものすごくたまっていたんですよねぇ。
で12時にやっときました。取り外して修理なんですが、この場でモーター部分のブラッシャー部分だけを外してやってもらいたかったのですが、持ち帰るとのこと。再び外すとなるとかなり大仕事なんですよ。
だってせっかく樹脂グルーで接着した外のウィンチの部分まで外さないといけないから。
主人と技術者の二人がかりで、午後1時ちょっと過ぎ、取り外しました。その後主人が技術者を送っていってやっと帰ってきたのは午後1時半過ぎ。3時にお迎えが来るのに、まだ準備万端ではありません。取り合えず主人は2時ぐらいまでいったん休憩し、それから出発準備を再開しました。
3時と言ってもどうせ遅れて来るでしょう、と思っていましたが、とんでもない。ちゃんと時間ピッタリに来た!その時はまだ陸電のコードを取り外している最中でした。慌ててバウとスターンラインを取り付けて、そそくさとSATOMI号を離れました。
クレーンまでの移動者担当の人は、本当に運転がうまくてすごいギリギリの隙間でも完璧に動かすんですよね。まったく心配がなかったので、車で先にマリーナオフィスの方まで先回り。
しばらくすると角を曲がってくるSATOMI号が見えました。遠くからみると船体全体がピッカピカに見えます。
ここでクレーンに引き継がれます。
スタンドに隠れていた部分のコッパー削り出しを急いでやりました。
クレーンがどんどん進んでいくなか、マリーナチェックアウトをしていないかったことに気が付き、合わせてて事務所に行きました。ここでリフト料支払い済み証明書をもらってクレーン責任者に提出しないといけなかったのです。トリニダード出発時にカスタムに提出する書類も受け取りました。
無事エンジンもスタートして、クレーンから解放され海にもどったのは午後4時ちょっと過ぎ。
最初は、以前アンカリングした場所にまた戻ろうと思ったのですが、まさにその位置に別の船がいたんですよ。で仕方なく、深さが9メートル前後のモーリンブイの隙間にアンカリングしようと思いました。ですが、なんかアンカーが刺さった感触がないんですよね。この辺りの海底は泥沼と岩肌のミックスだそうで、泥も緩いものなのでアンカーが固定されない場所が多いらしいのです。
3回試みたんですが、後進ギアに入れてアンカーの効きを確認したんですが、どうもそのままずるずる後退しているみたい。40メートルのチェーンを出しているんですけど。風が強くない場合なら、多分アンカーチェーンの重さだけで大丈夫だと思うんですが、今後長時間留守にすることもあるので、それを考えるとしっかりアンカーが効いていないと不安です。それにモーリンブイに繋がれた船があっちこっちにあるエリアなので、アンカーが少しでも流れるとその船に接触する危険もあります。
ここでクレーンに引き継がれます。
で、最終的にあきらめて空いているモーリンブイを利用することに。ブイには自分のラインを引っかけるんですけど、これ二人だけだと結構大変なんですよ。モーリンスティックにラインを通してモーリンをキャッチすると同時にラインも通る仕組みになっているものがあるんですが、それなら一人でもキャッチ可能なんですよ。でもうちのは単純なスティックなんで・・・。さてどうしたものか、と思っていたら、幸い、隣の船にモーリンを管理しているらいしき男性の小型ボートが止まっていました。その人にラインを通してもらい一見落着。モーリン使用代は一日US10ドルとのことだったので、そこそこお値打ちです。5時ちょっと前にようやく落ち着きました。使用料は翌日回収に来るとのこと。
その後ディナーの準備をしましたが、6時には夕食スタートできたので、かなり効率的でした。冷凍パックのツナステーキを焼いただけ。味付きだったので簡単で、付け合せはコーンと一緒に炊いたご飯にサラダだけなので、時間はそれほどかかりませんでした。
海上に戻ったら、船内トイレが使えるようになるんですが、一番の気がかりはバウトイレ。ここいつもハードスタンドに上げている間にパイプ内にカルシウムが溜まって流れなくなるんですよね。ビネガーを入れておいたんですが、今回もダメでした。毎回の事なんで、またか…っ感じですが、主人の修理事項が1つ増えました。幸いスターンのトイレはタンクに垂直に落っこちていく仕組みなので詰まったことがなく、今回も問題なく使えましたけどね。
ということで、しばらくはトリニダードのChaguramas湾でプカプカ浮いたままの生活が続くと思われます。ジェノアをまだファーラーに付けてないんですけど、こちらはリギン屋さんに来てもらいリギンの締め具合を最終調整してもらわないと付けられません。リギン調整は海上で浮いてる状態じゃないとできないのです。それに電動ウィンチがいつ直ってくるのかもまだ不明ですし。まだ問題が山積みだ。
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