皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!
オートパイロットのモーター修理以外に、もう1つ修理に出してるのはヘルムのラット。到着した日、暗闇の中でなんと何かにぶつかってその衝撃で主人がラットによりかかりラットが少し歪んでしまいさらにウッドの輪っか部分に亀裂がはいっちゃったからです。そして凄く気になっていたのはキール。主人がスキューバタンクを背負ってダメージ具合を調べました。
実はBonaireに到着した真夜中、モーリンブイがある場所まで島に沿って北上している最中、チャートプロッターがいきなりフリーズしてたんです。でもそれに気が付かず、主人は十分深さがある場所を北上していると思っていたんですね。島の南側は海岸沿いに明かりがあまりなく視界が凄く悪かったので、私はコックピットから顔を出して一応前方を確認していました。突風時は30ノットになっていた強風だったので、バウの方まで移動するのをためらっていました。ですが、前方を見ていたらレストランなのか明かりが固まっている場所があって、なぜかそちらに向かって進んでいるんですよ。でおかしいなと思い、バウの方まで移動していったらだんだん視界がはっきりするにつれて、完璧に陸に向かっているのがわかりました。
驚いて主人に「なんで陸地に向かっているの!」と叫んだのですが、主人はフリーズしたチャートプロッターを見ていたので、陸地とパラレルに移動していると思っているので、私が言っていることが理解できなかったみたいでした。その直後、ドシーンという衝撃でSATOMI号が止まったんです!!!衝撃で立っていた私はしりもちをついたほどでした。陸からの明かりで回りの海面が見えるようになっていて、かなり周りが浅いのがわかりました。
大急ぎで後進したら、ちゃんと浮いていたのでそのまましばらくバックで進み、海面がまっくらになるまで進みました。その時主人はチャートプロッターがフリーズしていて船の位置が正確でなかったことに初めて気が付きました。取り合えずプロッターのスイッチを切ってリブートしてみたら、すぐにちゃんと動き始めました。実は大西洋横断時もあったのですが、連続で何日もチャートプロッターを使っていると、たまにフリーズしちゃうんですよね。なので時々スイッチオンオフをしていたんですよ。
取り合えずSATOMI号は浮いてたし、アラームもどこも鳴っていなかったので気を取り直してモーリンブイのある場所まで移動し続けました。
ウッドの輪っかに亀裂が入っています。
主人が衝突の衝撃で前のめりになったのでステンレスの部分もちょっと歪んでしまいました。ぶつかった直後は、主人は私が心配するといけないと思いヘリークさんにラットを渡す時まで、このことは言いませんでした。
オートパイロットのモーターを修理してくれたヘンリークさんのお父さんはウッド職人さんということで、ヘリークさんがラットも持ち帰って修理に出してくれています。モーターは戻って気ましたが、ラットはまだなので、どこにも行けない状態です。
ぶつかった時はスピードが5ノット弱ぐらいだったので衝撃はありましたが、ぶつかった時にクッション的にぶつかってからちょっと後戻りしたのと、音もドスンと鈍い音がしただけでギーとかガガーっていう、キールを激しくこすっているような音はしませんでした。ギリシャのデロス島で、古代の港跡に座礁しちゃったときは、ギギーと擦るような音と共に船が前にも後にも動かなくなったんですよね。その時比べると今回のは被害は余りない気がしていました。ギリシャの時はキールの下が擦れて、エポキシー部分もがりがりっと削れちゃいました。それでもキール本体には全く問題はありませんでした。あの時も水深を確認中だったのでノロノロ走っていたしね。
でもやっぱりキールのダメージが気になっていて、ことによったらまたハードスタンドに上げないといけないかも?と心配でした。到着した翌日、シュノーケリングで様子を見に行ったのですが、一見ではキール前方にこすり傷ができていて、表面のコッパーコーティングが剥げちゃった部分がある程度でした。
取り合えず、すぐにハードスタンドに上げて修理をしないとけないようなダメージではないようだったので、ひとまず安心。SATOMI号のキールは船体一体型になっていて、しかもキールの前方は一番強度がある部分だったのが幸いでした。
週末にモーターの取り付けを終わったので、17日月曜日に主人はスキューバタンクを背負って本格的にキールの様子を確認しにいきました。オーストラリアで新しく水中カメラを買ってきていたので、それをお初使用しました。
これがキールの前方部分です。コッパーコーティング部分ははげちゃっていますが、白く見える部分はエポキシ-樹脂の部分。そこには削られちゃったような跡はありません。つまり表面的な塗装が剥げちゃっただけ。キールの底の部分は全く問題なし。
横から見た感じも同様でした。塗装が剥げちゃってるだけみたい。
下から前方を見上げたところ。キール自体が削れてしまったような痕跡はありません。良かった!!これなら大急ぎでハードスタンドに上げて修理するという必要はありません。コッパーコーティングが剥がれてる部分に今後いろいろ付着しちゃうとは思いますが、構造自体にはまったく問題がないので、次にハードスタンドに上げる時まで待っても大丈夫です。
主人はスキューバですが、私はシュノーケリングで海に入っていました。主人がキールの写真を撮り終わってからカメラを借りて、海底の様子を撮影してみました。深さ的には5メートルちょっとあると思うんですが、遅い午後の日差しでそれほど海底まで日が差していなかったにもかかわらず、くっきりした映像が取れました!これがSATOMI号が係留しているモーリンブイの根本。前回シュノーケリングした時はこの辺りに結構魚が群がっていたんですよね。でもこの日はあまりいませんでした。時間帯が違うからかな。
さらに深い方の海底に、縞々の魚が1匹いたのも肉眼ではわからなかったのですが、ちゃんとカメラには写っていました。すごい!これならこの後シュノーケリングの時いい写真が撮れそう。
横から見た感じも同様でした。塗装が剥げちゃってるだけみたい。
キール底を下から見たところ。
下から前方を見上げたところ。キール自体が削れてしまったような痕跡はありません。良かった!!これなら大急ぎでハードスタンドに上げて修理するという必要はありません。コッパーコーティングが剥がれてる部分に今後いろいろ付着しちゃうとは思いますが、構造自体にはまったく問題がないので、次にハードスタンドに上げる時まで待っても大丈夫です。
さらに深い方の海底に、縞々の魚が1匹いたのも肉眼ではわからなかったのですが、ちゃんとカメラには写っていました。すごい!これならこの後シュノーケリングの時いい写真が撮れそう。
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