2025年11月12日水曜日

大変だったけど着いた場所はパラダイスだったーBonaire

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!






10日は目が覚めたら9時ぐらいでした。午前4時についてたので周りの様子が全くわからなかったのですが、日が上ったらすごく爽やかな場所で海がきれい。さすがマリンパークだけあります。カスタムとイミグレが同じ場所にあり、しかも職員の方達がとてもフレンドリー。モーリン代を払うマリーナオフィスの女性も本当に親切でした。ざっと見た町の様子も可愛らしい建物が並んでおり、前夜の悪夢のせいかBonaireが天国に思えました。11日は早速メカニックの方にディーゼルエンジンを見に来てもらいました。メインのエンジンは再始動したら通常に戻っていたみたい。

タウンに近い方はうるさいと聞いてましたが、それほど音楽は大きくは聞こえてこなかった。

11月10日(月):暗闇でも見えた白いモーリンをゲットして寝たのが午前4時でした。白いモーリンはプライベートなので朝になったら移動する必要がありますが、とにかく一刻も早く落ち着きたかったので、繋ぐモーリンが見つかっただけでありたかったです。
起きたら午前9時ぐらいでした。取り合えず朝ご飯をゆっくり食べて、その後もちょっとゆっくりしてから行動開始。

今朝はあのケッチの隣のモーリンにつないでました。

まずはマリーナ所有のモーリンに移動です。幸い、すぐ目の前に空いているモーリンがあったのでそこに移動しました。ディンギーを係留できるツアーボートのポンツーンがすぐ目の前でとっても便利です。

本来のビジター用モーリンに移動してからディンギーを下ろし上陸したのはすでに午後1時近くになっていました。最初にカスタムとイミグレーションに向かいます。ディンギーを係留した場所から徒歩10分以内です。


おもしろそうなレストランバーがありました。Bonaireはカリブ海のオランダ領の島国の一つ。リゾートアイランドなので活気がある一方、落ち着いた雰囲気もありました。観光客の姿もそれほど沢山見なかったし。なんかスローな感じ。

建物がカラフルで気分が上がります。

カスタムとイミグレ―ションは同じオフィスで、それぞれ一人づつ職員がいました。なので一度に手続きが終了するのですごく便利でした。とってもウェルカムなムードの人たちで、島の人たちはだいたい4か国語が話せるそうで驚きました。英語、オランダ語に加えてスペイン語にドイツ語なんかも普通に通じるそうです。

入国手続きを終了後モーリン代を支払いに、町の反対側にあるマリーナに向かいます。その途中、海沿いから一本奥の道沿いにあるディジセルのお店に立ち寄りました。スターリンクが通じないので、新しくSIMカードを買う必要があります。同じディジセルですがトリニダードのものは使えないんですよね。ただBonaireで買ったSIMはこの先お隣のCuracaoやArubaでも使えるそうです。3ともオランダ領の島国で、通称3つをABCアイランドと呼んでいます。

リゾート地だからなのか、オランダの影響だからなのか、建物がカラフルで本当に可愛らしいです。

お寿司の店もあった!

ディンギーを止めたポンツーンを取り越してその先にあるマリーナまで歩いていきました。徒歩だと15分ぐらいかかりますが、町の様子も見たかったので歩いていきました。

あの端っこにマリーナがあります。


マリーナオフィスに行くと、すでにSATOMI号の存在はご存知でした。というのも朝目が覚めたらコックピット内にマリーナからのチラシが入っていたんですよね。毎朝マリーナのボートがモーリンエリアを確認しているそうです。

モーリン代は一日US35ドルなんですが、それには島でのシュノーケリング代やブラックタンクのポンプ代も含まれているんですよ。飛行機で来た人も海に入るのに一週間いくらで料金が別途かかります。マリンパーク内が泊地なので、必ずモーリンを使用しないといけなくてしかもタンク放出禁止。だけどタンクのポンプアウトもモーリン代に含まれているので別料金はかかりません。取り合えず5日分だけ支払い、滞在延長の際はメッセージをすれば最初に支払ったクレジットカードにチャージしておいてくれるので、オフィスに出向かなくてもいいのです。マリーナオフィスの女性がとっても親切で、島の地図と共に観光案内をしてくれたり、早速メカニックも紹介してくれました。彼女の名前が「ヒメナ」というので、日本語で「ヒメ」はプリンセスという意味ですよ、というとすごく嬉しそうで、いつか日本に行きたいと思っているの!そしたら私はプリンセスね、と興奮していました。

あれがブラックウォータータンク用のポンプ。給油スタンドもあります。水もここでポンプアウトの時に無料で入れられるとのこと。なので一日35ドルは高いとは思いませんでした。

全ての手続きを終了して、次は遅いランチです。すでに午後3時を回っています。
レストランは何軒もありそうですが、取り合えず最初に見たこの水上のお店に行くことに。こう見えても2軒のお店なのです。両方ともメニューをチェックしたら、奥のお店の方がちょっぴり安くて、しかもメニューに私好みのものが2つもあった!


やっとリラックスした表情になったキャプテン・ロブ。マリーナで紹介してもらったメカニックに早速電話してました。11日の午後に見に来てくれるとのこと。電話で話した感じでは信頼できる感じだったそうです。


私は迷うことなくツナタタキ!いい火の通り加減で下味がついてて、お醤油なしでも美味しかったですが、ワサビと醤油をつけるとさらに風味が増して凄く美味しかった。

さらにもう人皿。ビーフカルパッチョ!それぞれ16ドルと18ドルぐらいだったので、お値打ちに感じました。

主人はチーズバーガーをオーダーしました。
船に戻ったらいつの間にかすでに夕方5時になっていました。とっても長い一日だったので、この日は早めに寝ました。いろいろ大変な思いをしてBonaireに来ましたが、カスタムの人もマリーナの人もとても感じがよくて、海もきれいなのでいっぺんに気分が上がりました。気候的にもトリニダードより湿気が少ないので、外に日よけを出してなくても風が通るから船内が快適でした。

11月11日(火):私は朝7時には目が覚めたのですが、主人は9時ぐらいまで熟睡していました。かなり疲れが溜まっていたんでしょうね。

朝外に出てみたら大きなクルーズ船がついていました。

これから修理がいろいろありますが、まずはオートパイロットのモーターとディーゼルエンジンが最重要事項。メカニックの人とは朝からメッセージのやり取りをしていて、午後に来れるけど何時になるかわかったら再度連絡、とのことでした。

まわりはこんなにきれいな海。実は前日、船に戻ってから早速ひと泳ぎしたんですが、その時私はクラゲにさされてしまい、左腕に何か所も虫に刺されたような点々がぐるりと繋がっているんですよ。それがとってもかゆくて、虫刺され用のクリームを塗ると収まるので、それを何回も塗ってました。なので次に海に入る時はスティンガースーツを着てはいらないといけません。
この周りにはリーフがなさそうだったので、ちょっと岸の方まで泳いでいく必要がありそう。海底は砂地だったので、アンカリングできそうなんですけど、おそらく島への訪問料としてモーリンを使わせてアンカリング禁止にしているのかも。それにアンカリングOKにするとリーフがある場所も荒らされちゃうしね。

朝起きたのが遅かったので、朝ごはんが終わったらすでに11時ぐらいでした。何もする気になれずメカニックが来るまで船内でぐたぐたしてました。

午後4時になってメカニックのエンリケさんがやってきました。早速ディーゼルエンジンを付けました。音を聞いた途端、エンリケさんは「エンジンは大丈夫だと思うけどね。」と言いました。外で主人がギアを外して2000回転までレバーを上げたら、今度はちゃんと回転数が上がったのです。航海中は、せいぜい1800回転までしか上がらなかったそうですが、今はちゃんと通常に戻っていたようです。エンリケさんは「エンジンは問題ないですよ。」となり、次はオートパイロットのモーター。

両側のバースからスターン下をのぞきながら主人がエンリケさんに説明していました。

まずは主人がモーターを外して、エンリケさんのワークショップにもっていくことになりました。分解してみればすぐに原因がわかります。主人いわく、「ワークショップがおれもあれば、自分でもできると思うけどね。」とのこと。あと冷凍庫もちょっと不安があるので、相談したら、見れる人を紹介してくれる、とのことでした。

取り合えず、メインエンジンが大丈夫だったのが何よりでした。オートパイロットのモーターもメカニックならおそらく部品交換で直せるはず。万が一だめでも、すぐ40マイルぐらい先のCuracao島にはボートヤードがあるので、最悪でもそこに移動すれば何とかなりそうです。40マイルぐらいだったらマニュアル操船だって楽々です!何しろ300マイルちょっとぐらいマニュアルで移動してたんですから。
夕方になったら、朝入ってきたクルーズ船が出発していきました。だいたいクルーズ船て一つの場所には一日しか滞在しないんですよね。

修理のあてが付きましたが、どれぐらいかかるのかはわかりません。でもトリニダードよりもここの方が居心地がいいので、ちょっとぐらい長居しても気になりません。リラックスしてホリデー気分を楽しめそうです。(主人は作業しないとけませんが、それでもトリニダードの蒸し暑さの中でやるよりまし、だそうです。)


外食しようと主人が言っていたのですが、冷凍庫がまたちょっと調子が悪くて、鶏むね肉の霊とが溶けてしまったので、お家ご飯にしました。

チキン胸肉に焼き野菜。胸肉はぱさぱさになりがちですが、小麦粉を軽くまぶして焼くようにしたらしっとり仕上がるようになったので、最近気に入っている料理の一つです。

外で気持ちいい風に吹かれて、夜景を楽しみながら食事をしました。トリニダードの時は貨物船からのオイルの匂いとか埃で、外で食べる気にならなかったなぁ。

大変な思いをして着いたBonaireで、しかも修理があるのでしばらく移動できないのですが、それが気にならない素敵な場所で本当に良かったです。リゾート地風ですが、レストランもウォーターフロントのお店でも特に高いとは思わなかったし。あ、SIMカードは30日50GBで90ドルだったので、トリニダードよりもちょっと割高ですが、E-simだと2GBで8ドルなのでそれよりも安いです。この先の島々でも使えるので、それほど無駄にはならないかな。それ以上に気持ちの制限なく思いっきりブログをかけたり、動画を観たりできる方が修理の間の気分転換になるので、モチベーションを保てます。

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