皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!
フロリアナ島は人口たったの150人で眠っているような静かな島ですが、最初に入植した人たちの間で未解決な失踪事件があったんです。今でもそれに関わっていた人が後に始めたホテルが残っていて営業しているんですよねぇ。島をざっと案内してくれたエージェントの方はそんな事一言も言ってませんでしたけど。今イグアナの産卵時期だそうで、問題のホテルの前のビーチにはイグアナ産卵エリアがありました。
3月5日(木):フロリアナの泊地はもう揺れっぱなしの一夜でした。ずっと揺れっぱなしではなくウネリが来た時だけなので揺れる間隔は比較的長いのですが、それでもガラパゴスに来てから一番居心地が悪い泊地でした。というのは島のこちら側の湾は風とウネリ直撃の側にあるので、ちょっとでも風が拭くとザブンザブンと波が押し寄せてくるのです。島の上の方にあるPost Office Bayという場所の方が断然いい泊地なんですが、そこはビジターボートはアンカリング許可が下りておらず、フロリアナに居たければ我慢してここにいるしかないのです。今湾内にいるのは私たちだけで、ウォータータクシーも需要があまりないせいか無線で呼びだしても全く応答なし。仕方がないので陸にいるエージェントにメッセージして手配してもらいました。
10時ちょっと前に上陸です。
ワーフでエージェントの方が待っていてくれて、書類にスタンプされたものを渡してくれました。その後町(といっても住宅がまばらにあるだけですけど。)の中を簡単に案内してくれました。フロリアナではなんと他の島で使えていたClaroのネットワークが使えず、船にいる時はスターリンクを付けたんですよね。陸に上がったらつながるかと思ったんですが、そもそもアンテナがここにはないみたいで、別のネットがあるみたいで、島内ではあちこちにお店やホテルのWIFIがあるのでそれに無料でつなげることができます。
丁度私たちがアンカリングしている場所からほぼ正面にある黒いビーチに出ました。その名もそのものブラック・ビーチ。
実はこのフロリアナ島には最初に入植した人たちの間でミステリアスな失踪事件があったのです。第一次大戦直後ごろ、ドイツ人の若い夫婦がこの島に初めてやってきました。その時までフロリアナは無人島だったんです。世間のわずらわしさから逃れてきた夫婦は男性の方はドクターで精神世界を極めたくて辺鄙な場所に奥さんと一緒にやってきたんですよね。その後しばらくして別のドイツ人の家族(Wittmer家)が引っ越してきました。でも最初に来たカップルは人里離れた場所に来たかった人たちなので仲間ができるのを好まず、お互い離れた場所に住むことになったのです。その後3組目の入植者がやってきました。男爵夫人の称号を持つ(という自称)女性が二人の若者をおともにやってきました。その女性は後から来たにもかかわらず、男爵夫人ということですごく偉そうな態度で接しており、2番目に来た家族が住んでいた場所に綺麗なせせらぎがあったことから、そのせせらぎを自分のものにする、と言い張りすぐ近くに住む用になったのです。その後もいろいろ小競り合いがあり、3組の間は一触即発状態。そしてえ遂に事件が起きたのです。ある日、男爵夫人とそのお供の男性が島から忽然と姿を消したんですね。で、近くに住んでいたWittmer家の奥さんが、ドクターの奥さんに「男爵夫人はもうここはこりごりだからタヒチに向かって旅だったんです。家財は置いて行ったので、好きに使っていいと言われました。」と言いに来たんですよ。でも船がやって凝れば必ずわかるので、タヒチに行ったというのがかなり胡散臭い話だというのはすぐにドクター夫妻はわかりました。怪しいと思いながらも距離を保って生活していたのですが、ドクターの方はかなり怪しんでいました。男爵夫人の手下のもう一人の若い男性は、以前から男爵夫人ともう一人のお供の男性から虐待されている、Wittmer家の夫妻に助けを求めていました。それでしばらくかくまっていたそうです。男爵夫人がいなくなったので、その若者はドイツに帰りたいということで、丁度島に船で来ていたスイス人の男性にお願いして船でサンタ・クルツまで送ってもらうことにしたんです。でも丁度Puerto Ayoraに着いたら、ヨーロッパに向かう貨物船がサン・クリストバル島に向けて出発したのと入れ違いだったので、嫌がっていたスイス人の男性を説得して、またすぐに出港してもらい貨物船にサン・クリストバルで追いつこうとしたんですね。でも、その二人の男性もそのまま消息を絶ちました。数年たってからその二人の死体が、サン・クリストバル島とは反対側のサンタ・クルツ島のすぐ隣の無人島で発見されました。おそらく途中で燃料がなくなり海流に流されてその島に流れ着き、餓死したようで、死体はビーチに流れ着いた船の近くでミイラ状態で見つかったそうです。
島では乾季になると食べ物もなくなり家畜も死んでしまったりするのでかなり食料に困っていました。以前、ドクター夫妻の飼っていたニワトリが病気で死んだのですが、それをしっかり茹でて瓶詰にして保存してたいたんですね。あまりの空腹にそのチキンを食べることにしたんです。で、ドクターの方はほんの一口程度食べただけだったんですが、(奥さんの方が沢山食べたらしい。)なぜかドクター自身がその晩食中毒で亡くなってしまったんです。元々ドクター夫妻の中もちょっと微妙で、奥さんは旦那さんが死にそうになってから、Wittmer家に行って助けをもとめたらしいんですが、Wittmer夫妻の話と、ドクターの奥さんの話が食い違っていたそうです。一人になったドクターの奥さんは、傷心のままドイツに戻ることになったんです。それでフロリアナには最終的にWittmer家族だけが残ることになりました。植民した人達は全て、フロリアナ島の北にあるPost Office Bayの辺りに住んでいたんですが、その後Wittmer家は現在のブラック・ビーチの方に移りそこでフロリアナ島で初めてのホテルをスタートさせたのでした。そのホテルがWhittmerホテルなのです。その一家の奥さんは2000年に亡くなったそうです。男爵夫人たちの消息は不明のままでした。しっかりとした事件と証明されたわけではないのですが、最初に入植した人たちが変死だったり行方不明になったりとミステリアスな過去があるフロリアナ島です。でもその話はあまり島の人たちはしたがらないみたいで、町の中をグリルと案内してくれたエージェントも事件の話には一切ふれませんでした。
ホテルの前のビーチはイグアナの産卵場所となっていました。ひもで囲われていてその中は立ち入り禁止です。
穴を掘ってるイグアナ。
アンカリングしているSATOMI号
出されたのは一見アイスティーなんですが、ほんのり甘くて薄いクランベリージュースみたいな味ですごく美味しかった飲物。冷たかったし美味しかったのでごくごく飲んじゃって2杯目のボトルを持ってきてくれました。
ワーフでも寝そべるアシカたち。
イグアナがここにいもいるねぇ・・・と思ったら
ミステリアスな過去があったPost OfficeBayというのは、樽のポストに手紙をいれておくと、訪れた旅人が持ち帰ってくれて本土に着いてから切手を貼って投函してくれる、という場所なんですよね。フロリアナ島の唯一の観光スポットなんですが、そこには観光ボートでしか行けないのです。フロリアナのミステリアスな歴史の一部なので見る価値はあるのかもしれませんが、実はミステリアスなお話の動画を見たので特にツアーで行く気がしませんでした。さらにオーダーしていたウォーターメーカーのパーツがすでにエクアドルに到着しているという連絡をもらったんです。冷凍庫も予定よりもは早く発送されておりました。そこでこの後行くことにしていたサン・クリストバル島には寄らず、サンタ・クルツ島に先に向かい、出国する時にサン・クリストバル島からできないかエージェントに確認しました。返事は、追加料金なども発生せず全く問題なし、とのこと。さらにもう1つ懸念していたのが、エンジンの白い煙。ターボ交換で黒煙問題は解決したんですが、パナマを出てからガラパゴスに来る途中、エンジン走行をしばらく続けていたら白い煙が出てきているのに気が付いたんですね。そのことを冷凍庫の件で来てもらったハーミンさんに相談していました。ハーミンさんは実はディーゼエルエンジンのメカニックが専門なんです。で、ハーミンさんにフロリアナから連絡したら、土曜日に様子を見に来てくれるという返事。そこで、フロリアナ島は二日で終了し、この後行くことにしていたクリストバル島を変更し、サンタ・クルツに6日に戻ることにしたのです。
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