2026年7月9日木曜日

ヴァニラ農園ーラム酒造所ー真珠加工所 見どころ満載Tahaa島観光

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!




レンタバイクでの島観光、いつもはあてもなく走り出す私たちですが、Tahaa島では今まで行ってみたいと思っていた場所が一か所に集まっていて効率よく回れるので、あらかじめ場所を調べてルートを考えておきました。ヴァニラ農園、ラム酒造所に真珠の加工所は他の島や地域にもあってそれぞれ違うのかもしれませんが、大筋は同じです。一度に全部一つの島で見学することができるのでとっても便利でした。しかも島の規模が小さいから半日もあれば十分なのです。バイクを返してHa’ameneの町まで送ってもらう途中、地元の人のフランス人に対する意識の話も出て、私たちがなんとなく感じてたことが証明されました。

どこを見ても絵になる景色が広がっているソシエテ諸島。

7月7日(火):お天気予報どおり、朝から晴れ間が出ていました。完璧晴天ではなかったのがかえって過ごしやすい一日でした。主人は前日すでにぐるりと島を回っていて、だいたいの位置を早くしており、さらに私たちが行きたいと思っている場所が全部島の西側にあることから、いつもみたいに一周しなくてもいいことがわかっていたので、出発は比較的ゆっくりで10時ぐらいからスタート。まずはたまっていたゴミ捨てですが、前日道路でみかけたゴミ箱がこの日は消えていたので、教会の建物エリアにあるクリニックにどこに捨てたらいいですか?と聞いたら、クリニックのゴミ箱に捨てていいですよ、とのこと。本当に島の人たちはみんな親切です。

すぐに観光スタートしたんですが、Tahaa島は半島みたいな部分が何か所かあるので、ぐるりと島を一周する道路というのがないんですね。私たちは島の西側だけに行こうと思ったので、半島になっている部分にはいかないつもりだったのですが、出発時から道を間違えて結果的に半島部分に行ってしまい、途中で道がなくなってしまい、また元のスタート地点まで戻ることになりました。Ha’ameneの町は位置的には島の内陸の中心あたりあるので、そこから道路がスタートしています。
でも何気に走ってるだけでも、常にこんな素晴らしい景色が広がっているので、あてもなく走っていても全然退屈しません。すでに何回も言ってますが、ソシエテ諸島は、私たちの中ではフレンチポリネシアのどの地域よりもお気に入りなのです。だって、マルケサス諸島にはサンゴ礁がなく、Atollエリアには高い山や豊富な緑がありません。でもソシエテ諸島は、すべての島がその両方がそろっているんですよね。もし私たちが次のシーズンもフレンチポリネシアにいるとしたら、他のどこにも行かず、ずっとソシエテ諸島にいると思うぐらい気に入ってます。


道路沿いもきれいに整備されています。以前に生えてる風ですがちゃんと手入れされていて、ほぼ毎日ぐらい雑草を刈り取ってるそうです。なので毎日夕方になるとその雑草を燃やすのであちこちで煙が立ってるとのこと。なるほど、だからどこにいっても夕方になると煙のにおいがしてるんですね。


最初に訪れたのはヴァニラ農園。何か所かありますが、あまり大々的に宣伝していない場所を選びました。着いてみたら、一般のお家みたいで一瞬ここでいいの?と思いましたが、グリーンハウスとかもあったし、すぐに家の中から女性が出てきて声をかけてきたので、大丈夫みたいでした。

英語はあまり得意ではないとのことでしたが、ヴァニラが製品になるまでの過程の説明は、ちゃんと理解できました。これはほぼ最終段階で、天日干ししてる状態です。

これがバニラの実。緑色でインゲンみたいな感じですが、徐々に茶色になっていくそうです。

土はココナッツの繊維を利用していて、オーガニック栽培をしているそうです。
ヴァニラが実際に植わっているのは初めてみたし、3年ぐらいたってやっと稲みたいなものから実を採取できるようになる、なんて初めて知ったし、すごく興味深いお話でした。見学料はなく、要は製品を買ってもらうための説明の一環という感じでした。オーストラリアにこの先帰る際、植物の持ち込みは検疫が厳しいので、真空パッケージされているものの方が無難だなと思いました。お値段は結構いい金額で、小さいパックでだいたい50ドルぐらい。大きいものは100ドルを超えます。なので50ドルの方を買いました。

稲、という言い方は変ですが、芽が出たばかりのものが栽培されているエリア。ヴァニラの赤ちゃんたちです。

こちらは成長して実がなっているヴァニラたち。

次はラム酒造所見学に向かいます。


何気に通過中に写真をとっても、こんなにきれいな写真がたくさん撮れます。

ラム酒造所は同じ湾に2か所あったのですが、最初に見つけた方に行きました。ここには島内連絡船フェリーが来るワーフがありましたが、町としては特に大きくなかったです。スーパーマーケットは地元の小さいものしかありません。後で気が付いたんですが、翌日、この湾に移動してくる予定でした。遠方にかすかに見えるのがボラボラ島です。

ボラボラ島の手前の小さい島みたいなエリアが、シュノーケリングスポットで有名な通称コーラルガーデン。

その港のお向かいにあるのがこの酒造所。これはタヒチに大きな工場があって、ここは出張所みたいな感じかな。有名なブランドみたいでした。
ここで試飲ができます。試飲だけでもいいみたいですが、私たちはツアーも希望しました。

奥が酒造所。
まずはサトウキビの説明から。オーストラリアにもバンダバーグラムという有名なラムブランドがあります。説明してくれた女性も、もちろんバンダバーグのことはご存じで、画像右側にある、まっすぐ伸びているサトウキビがオーストラリアのモノと同じ種類だそうです。フレンチポリネシアのは左の曲がりくねったもの。サトウキビには100種類ぐらいあってそれぞれ味が違うそうです。

この機械でサトウキビから液を抽出。
カカオが干してあった。
樽で熟成。

英語が上手な方だったので、説明もわかりやすく、すごく楽しめました。


でもお目当ては試飲。主人はジンが切れていたので最初から買う気満々でした。私はラムは強すぎるのでほんのちょっと舐める程度でいいので、ヴァニララムというのを試しました。甘さは全くなく、普通のラムとどう違うのかわかりませんでしたが、ブランデーみたいなこくがりました。主人はジンとトニックウォーターを数本買いました。トニックウォーターもここで作ってるのです。

すでに行きたい場所を2つ回ってしまったので残りは真珠加工所だけなんですが、ランチタイムになっていたので、まずはレストランを探すことに。Tahaa島にはレストランと言える場所はほんの数件しかなくて、そのうち1件が今アンカリングしている場所にあるレストランでした。

レストランに向かう途中に、2件真珠加工所を通過。後で戻ってきます。




レストランはレンタバイクを借りた場所のすぐ近くにありました。

海辺の良い眺めを見ながらのランチ。
なかなかテーブル数も多くて、思ったよりも広いレストランでしたが、この日のランチは私たちを含めて3組程度のお客さんでした。
私が選んだチキングリルは、香ばしい焼き加減ですごく美味しかったです。でもライスが二つもついてきて驚き。チキンもでかかったので全部は食べきれませんでした。

主人はポークリブ。こちらも付け合わせのポテトがものすごい量で、半分ぐらい食べた後でも「あれ?ポテトほとんど食べてないね。」と思うぐらい全然減ってなかった。

ランチ後、今来た道を逆戻りすること20分ぐらい、最初に見た加工所に行きました。ここはグーグルマップには掲載されていませんでした。


真珠の加工工程を丁寧に説明してもらいました。白い小さいボールはアメリカのミシシッピの貝から作れたもので真珠の芯になるものです。ミシシッピの貝が日本に送られて、日本で真ん丸に加工されてくるそうです。
でそれをこの袋になってる部分に埋め込むそうです。この技術は日本のミキモトが編み出したもの。世界中にその技術が広がっているのです。オーストラリアにもパスパレーという南洋真珠のブランドがあります。大正時代には広島からたくさんのダイバーがオーストラリアの木曜島に渡り活躍していました。説明してくれた女性はもちろん、日本のミキモトもオーストラリアのパスパレーもご存じでした。


真珠になる芯?核?を埋め込んでいます。これがとても難しい技術で、この結果によって仕上がる真珠の品質が大きく左右されるんですよね。
一日400個もの核入れをするそうです。
埋め込まれた貝はこうして海中に戻ります。

すべての説明は、ここで製品を買ってもらうための、いわばマーケティングなのですが、買わなくても大丈夫なんです。すごく魅力的な製品がたくさんありましたが、いいなぁと思うものは軽く何十万円もするので、とても手が出せませんでした。もっとお気軽な値段のものもありましたが、すでに真珠は結構持っていて(祖母のいとこが志摩の真珠養殖業に関わっていたので。)、妥協して買う気になれなかったのです。でもフレンチポリネシアではブラックパールがメインで、それは日本では貴重品なので日本で買うことを思ったら、多分お値打ちだったと思います。地域によってできる真珠のカラーが違うそうです。日本では圧倒的にホワイト、フィリピンは黄色だそうです。
繊細でおしゃれなデザインがたくさんありました。
何も買いませんでしたが、お店の人は特に気にしていない感じでした。


この後、ランチをしたレストランのすぐ近くのレンタバイクのお店に戻りました。返却して車でHa’ameneの町まで送ってもらいました。レンタバイク屋さんはまだまだ20代?と思われる若い男性ですが、英語も十分意思疎通できるぐらい話せたので、おしゃべりがとても楽しかったです。Tahaa島の地元の暮らしの事なんかをいろいろ教えてもらいました。話題がツーリストの話になりフランス人の話になったら「フランス人は嫌われていますよ。だってすごく態度が悪いから。」だって!やっぱり・・・私たちもこれまでいろんな国々、地域でたくさんのフランス人とかかわる機会がありましたが、半分以上、いい思い出がありません。同じ言葉を話すから、地元の人は細かい嫌味みたいな部分もしっかり理解できるから、余計嫌な気持ちになるのかもしれませんね。Raiateaで会ったフランス人ヨッティーも地元の人のことを見下すような発言があったし。だから嫌がらせをされちゃうんでしょうね。今のところ私たちはどこにいっても嫌な思いをしたことがなく、地元の人たちとの交流はいつも笑顔いっぱいで気持ちがあったかくなるものばかりです。どこに行っても、お邪魔している身というのをわきまえて、地元の方に敬意をもって接するのが大事だと思います。

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