2026年10月18日日曜日

ほんの15センチのはずが全部縫い直しになったキャノピー

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!



この6年紫外線に当たり続けていたキャノピーの縫い目は、かなり消耗していてちょっとした負荷でも縫い目がほつれてきてしまっていました。ヌメアに到着寸前にスターボードの後方の部分が、メインセールプリベンターのラインがあたり完全に破れてしまったので、さすがに縫い合わせないとねえ、となり、やっと取り掛かりました。15センチほど縫うだけでよかったはずが、他の部分のシッパーを外してテンションを弱めて、縫いやすく、と思ったら、あれよあれよという間にキャノピーの枠を通すためのジッパーがほぼ全面避けてきて、あっちもこっちも全面的に縫い直しとなってしまいました。

キャノピーの上部、枠を通しているジッパーや、ドッジャーにつなげてる部分のジッパー部分まで全部縫い直しになりました。

10月16日(金):ずっと後回しにしていた、キャノピーのほつれを縫おうと思って意気込んでいたのですが、なんとこの日はヌメアに来て初めての悪天候。朝から雨が降っていて、一日中降ったりやんだりの日になりました。仕方がないので、船内おこもりの日。主人が前日に買ってきてくれたケーキをランチ替わりに食べるという、ぜいたくなお楽しみ。
夜も、主人がチャイニーズをテイクアウトしてきてくれたので、私は結局一日中船内でぬくぬくしておりました。

10月17日(土):曇りがちではありましたが、雨は降ってなかったのでキャノピー修理を絶対に完成させます。ま、縫う範囲は15センチぐらいなので取り掛かればあまり時間はかからないはず。(とこの時は思っていた。)縫う担当は私なので、主人は電気関係の配線をきれいに整頓する、というプロジェクトの続きを先に進めていました。

で、縫い始めたのですが、キャノピーの枠につけたまま縫ってたのと、避けてしまった部分が布の劣化もあったので、元の位置に縫い戻すことができず、ひっぱりつつ布が丈夫な部分を縫わないといけなかったので、引っ張りながら一人で縫うことができませんでした。主人の手が空くのを待って、主人に定位置にたもってもらいながら私が縫う、という二人作業となりました。

スターボード側の後ろの部分なんですが、右の端っこは布が劣化してさけてしまったので、元の位置に戻して縫うのではなく、斜めにぬってからもともとの縫い目につなげることにしました。なのでとりあえず大幅に避けていた右端を縫って固定して、その後左側のまだ縫い目がしっかりしている方から右端に向かって縫っていくことに。ここまでは無事終了。
その後、左端も少し縫い目がほつれていたので、それこを縫うためにテンションを緩める必要があり、いろいろやっているうちにフレームを通してる部分のジッパーをはずすことにしたんですね。うちのキャノピーの上にはソーラーパネルが乗っかってるので、重いんですよ。それもあって劣化しつつあったキャノピーの布地に負荷がかかり、ジッパーでフレームをかこっている部分も劣化しておきておりました。でジッパーを外してもうまく縫えないことがわかり、再度ジッパーを閉じようとしたら・・・悲劇が起こりました。なんとジッパーを動かすたびに縫い目がどんどんはがれてきて、結果的にべろんとジッパーがはずれしまったのだ!!!あ~もう全面的に縫わないといけなくなったじゃないか~!!!!ものの1時間で終わると思った作業は、一日仕事になったのです。

ほつれたのは、すでに縫い目が劣化しておりその下の接着剤だけでつながっていたようで、ちょっとの負荷でずるずるはがれてしまったんですよね。さらにジッパー部分以外にも、フレームを通過させる部分の布もほぼ全面的に縫い目がはがれたので、2か所大仕事となりました。私がフレーム部分を右側から縫い始め、主人がハンドソーイングでジッパー部分を左から縫い始めるという共同作業開始。でもこれがねぇ、なかなか進まないんです。平面じゃないので、元の位置に正確に縫い戻すよう固定するのが大変。風もあったので、破れた部分がひらひらしちゃってなかなか縫い進むことができませんでした。

上のスティッチが私が縫い始めたフレームを通す部分。ここ1年前ぐらいにも劣化があったので、トリニダードのボードヤードにいた時、反対側を私が縫ったんですよね。その時は大丈夫だった部分が今回だめになりました。
ベロンと垂れさがってるのはジッパー部分。これをもとの位置にもどして縫うのが本当にやっかいでした。風でくるりと回転しちゃうので、一人が元の位置に固定して、一人が縫うという二人作業が必要になりました。

仕方がないので、左端から縫い始めていた主人が手を止め、定位置にジッパーを固定して引っ張ってもらい、その間私が縫う、という役割分担に。でも布が厚いから針を通すのもすごく力が必要です。

最初の縫い始めから1時間ぐらい作業をしっぱなしで、手も疲れてきてお昼時間になったので、主人がマックに行ってミルクシェイクやクォーターパウンダーを買ってきてお昼休憩。
1時間ほどして午後1時から作業開始、と思ったんですが、朝から体調がどうも完璧でなかった私は、風に吹かれていたせいか悪寒が出てきて頭痛も発生、食後に横になってからすごい眠気に襲われたんですね。仕方ないので、そのまま午後は私はお昼寝となり、主人が一人で作業を続けてくれました。風が強いから寒く感じるんですよね。主人はフリースジャンパーを着て作業してました。

で、ついに午後4時過ぎ、作業終了でキャノピーをもとの位置に戻していたら、なんと新たなほつれ発生。ドッジャーとキャノピーの隙間を埋める布がもう1枚あって、それをジッパーしていたところ、そっちも破れが発生したのだ!!主人はもうかなり嫌気がさしていたので、ずっとお昼寝していて気分が回復していた私が担当しました。一人で縫える場所だったし。

全部完成したのは夕方5時ぐらい。縫い目はあまりきれいじゃないですが、2重糸で反返しスティッチなので、ミシンで縫ったよりも丈夫なはず。多分布の方が縫い目に負けると思います。

内側から見るとさらにきれいじゃないけど。ちなみにまっすぐな糸は従来の糸の残りです。
左後方の部分は、今でもしっかりジッパーがしまらなくなっていますが、ほつれは縫いつけたので大丈夫でしょう。
右端は、しっかり最後まで縫い付けました。なのでジッパーは全部閉じました。
上から見ると右端が斜めに縫ってる部分がわかりますね。

ジッパーを縫い付けた部分は比較的内側も綺麗です。

今回、ほつれは全部縫い付けましたが、すでに布自体が劣化しているので、長持ちは市内と思います。とりあえずこれでオーストラリアへの航海はしのげるはず。キャノピーは2023年にイタリアでソーラーパネルを上に乗せた時から、ハードスタンドに上がっている時もずっとつけっぱなしだったんですよね。だから紫外線に当たりまくってます。そろそろ寿命なのでオーストラリアに着いたら新調する予定です。

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