2022年6月26日日曜日

去年の話がもう通じないフェティエ!&オージーセーラー大集合

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!




6月24日お昼ちょっと前にECEマリーナを出て、同じ湾内にアンカリングしました。広い湾内にはアンカリングしているヨットが沢山いるのに、なんと、私達が選んだ場所の周りはオーストラリアフラッグのヨットが何隻もいたのです!

6月24日(金):午前11時頃、マリーナの係留チームの人たちが「チャーターヨットが戻ってくるので、すみませんが出発してください。」といってきました。本当なら12時までいてもいいと言われていたんですが、チャーターヨットが早く帰ってくることになったら早めに出てもらうかも、とは事前に言われていました。私が日本のクラフト仲間たちとZoomミーテイングしていたのですが、10時半すぎには終了したので、どのみち出発準備を開始してました。
湾内には沢山のヨットがアンカリングしています。どの方角からも守らている素晴らしいアンカレッジのフェティエ湾。どこでも適当にアンカリングできるっていう話を聞いていましたが、実際はそれはもう過去の話みたいです。トルコ自体の物価がここ数年で急上昇しているという話は、地元の人からも聞きましたし、ヨット関連の物価なんか倍以上になっている模様。SATOMI号の右隣にいたキャタマランにはオーストラリア船籍の旗がなびいていて、サンディーさんとフィリップさんがディンギーで会いに来てくれました。
彼らはブリスベン出身で、10年以上前にスエズ運河を通過してオーストラリアからやってきたベテラン。しかもカリブ海とかも行っているのでほぼ世界一周している感じ。その彼らによるとフェティエ湾内は今年から湾内でアンカリング許可区域ができたとのこと。つまり裏を返せばアンカリング禁止区域が設けられたらしいんです。私達もすでにその話は、Navilyのアプリのコメントで知っていたし、チャート上にも記載されていたので、アンカリング許可区域を選んでいます。罰金が130ユーロぐらい取られるらしく、毎年来ている人たちだと、お馴染みだから最新情報を知らず、禁止区域にアンカリングしてしまいひどい目にあっているそうです。さらに、ECEマリーナの隣のYachtクラッシックマリーナは、昨年までは隣接レストランで一日最低一回食事をすれば、係留代はなんと無料だったとのこと。今年は50%割引きになりますが係留代はかかります。無料から半額とはいえ、費用がかるようになったというのは、かなりな物価上昇率ですよね。驚き!コロナの間はヨットチャータービジネスも大変な状況だったでしょから、それを取り戻したい気持ちはわかりますが、ここまで大幅値上げが浸透すると、利用者がかえって減ってしまうのでは?サンディーさん達は、食料品買い物の途中に寄ってくれたので、長居はできず、30分ぐらいおしゃべりしたと帰られました。翌日別の場所に出発するそうです。

テンダーも下ろさず一日ずっと船上にいました。海上の方がやはり風が通るから涼しい。夕飯は、ちょっと早めに済ませました。主人が「ナチョスが食べたい!」と言って、あり合わせのもので作ってくれたのです。残念ながらコーンチップスがべたついてアルミホイルにほぼ全部くっついてしまいましたが、美味しかったですよ。


この日は午後の遅い時間に雷雨の予報があったので、雨のシャワーを楽しみにしていましたが、外れ。風は思ったよりも強くなってきて25ノットぐらいになっていた時間もありましたが涼しくて良かった。マリーナにいると風通しが悪く、本当に暑くて大変でしたから。

風があっても波はほとんど感じない程度で、久しぶりにとても静かなアンカリングでの夜を過ごしました。ギリシャの島々だとこういう場所はめったにありませんでしたから、ちょっと不思議な感じだった。

6月25日(土):今日はちょこっと湾を出て反対側のアンカレッジに行ってみようかなって思ったんですが、26日(日)から待望のYachtクラッシックマリーナを予約したので、一晩しただけでまた戻ってくるのがめんどくさくて、同じ場所にいることにしました。まだ観光してない場所があるのと、ソーラーパネル設置の見積もりを業者にお願いしており、月曜日までにわかれば、すぐに計測などをしてもらうために、どっかに係留する必要がありました。それが間に合わなくても、レンタカーを借りたりしてちょっと遠出もしたかったし。もしソーラーパネルをトルコでは設置しないことにしたら、フェティエにはもう戻ってこないと思うので、Yachtクラッシックマリーナに来る機会もなくなります。ソーラーパネルの具体次第で、今後のトルコクルージングの予定が決まるのです。


お昼過ぎに、テンダーをおろして湾内の端っこにあるビーチに行ってみました。陸からくるとここはフェティエの街から結構距離があり、徒歩でくるのはかなり遠い場所。

SATOMI号は右奥のブルーの船。

ランチがまだだったので、スナックをオーダー。

これビールのおつまみプレートで、揚げ物ばかりで正直すごい美味しいとは言えませんでした。子供のお誕生日パーティーのメニューか?って感じ。主人は自分ようにスプリングロールをオーダーしたんですが、このプレートにもスプリングロール(細長いやつ)が入っていたので、必要なかったなっとちょっぴり後悔。お値段は、軽食2皿、ソーダー水3本とオレンジジュース1本で合計250リラなので、14ユーロ弱。それほど安いわけではないけど、リゾートみたいだったからこの値段かな。





写真で見ると、海はきれいなに見えますが、湾内はよどんでいてここで泳ぐ人いるの?って感じです。でもビーチではみんな泳いでたし、ボートが入ってこないように遊泳ゾーンが仕切られてるので、海水プールみたいな感じです。一応水着を着ていったですが、ちょっと泳ぐ気にはなりませんでした。


ビーチ沿いはカフェだけみたいですが、奥にレストランがありました。ディナーの時間だけ営業しているみたい。

その後、テンダーで湾内をぐるりと偵察に行きました!反対側の端っこのほうは、街の中心からかなり離れるので徒歩で行ったことがなかったのですが、海辺のレストランみたいな感じのが数軒ありました。店の前のコンクリートの岸って、接岸できるのかなって思ったのですが、無数のモーリンブイが浮かんでおり、ここにアンカー打つのはちょっとためらう感じ。ま、ここまで来る時間があるほどフェティエにはいないと思うけど。

SATOMI号に戻ってテンダーをくくりつけようとしていたら、朝キャタマランがいた場所に入ってきたケッチからテンダーで4人の人が近づいてきました。主人が「あの船オーストラリア国旗だ!」って見つけました。

「グダイ!グダイ!(Good day)」と心地よいオージーアクセントで挨拶されました。パース出身のカップル2組。一組がおそらく船の持ち主でもう一組がお友達だと思います。こちらも9年前にオーストラリアを出発してはるばる地中海までセーリングされてきました。トルコ沿岸を南下してきて、今朝フェティエに入ってきたようです。上陸の途中で立ち寄ってくれたので、あまり長くおしゃべりはしませんでしたが、彼らもまた、一様に「トルコ、値上がりした!」って言っていました。マリーナに関してはこの先北に進んだほう、サモス島に近い方のマーマリス半島のマリーナも、オーストラリアドルで一晩250ドルぐらいするとのこと。ECEマリーナより高いぐらい!長期にトルコにいる人は、どこか一つのマリーナを年間契約していると系列マリーナは無料で使えるので、彼らもそれをやっていたそうです。でも一年契約が切れた後数日だけ更新しようと思ったら、以前は一日あたり20オーストラリアドル(14ユーロ弱)だったのが、なんと今年は一日150ドル(約98ユーロ)に値上がりしていたとのこと。なんと7倍?!ま実費だと一泊250ドルの所にでも150ドルで泊まれることになれば安いのかもしれませんが、毎回マリーナに入らない限りあまりお得感がないような気がします。改めてトルコの値上がり具合に驚きです。

気が付けば、SATOMI号の左隣りのヨットも、イギリス船籍かと思いきやオーストラリア国旗だった!

さらに昨日の夕方後ろに入ってきたこの船も、オーストラリアの国旗を掲げていました!
広い湾内で、同じような位置にオーストリア船籍の船がSATOMI号を含めて4隻もいるなんて驚きです。1年半、ギリシャをセーリングしてきましたが、その間オーストラリア船籍の船はペロポネス半島のポロス島にいた時にパワーボートで1隻みたのと、ミロス島に1隻係留されてたのを見ただけでした。トルコに来てまだ4日目で前日のキャタマランを含めて4隻もオーストラリア船籍の船を見かけるなんて、なんという偶然。

トルコにはオーストラリア船籍の船が沢山いるのかな。これからもオージーセーラーと出会う機会があるかしら?!

 本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?
             



PVアクセスランキング にほんブログ村


             





0 件のコメント:

コメントを投稿