2022年6月24日金曜日

これがトルコ流?!罠にはまった感満載ECE マリーナ

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!




昨日のブログ記事で、ECEマリーナオフィスにいって物凄いショックなことがあったって書きましたよね。これってぼったくられた?って思うことがあったからです。もしかしたらこれはトルコ流のビジネスのやり方なのかもしれません。

21日マリーナバースに係留終了してから、ちょっと休憩した後マリーナオフィスに手続きにいきました。支払いの段階になって6700なんとかリラって言われたのですが、とっさにそれが何ユーロなのか計算できず「支払いは今しますか?チェックアウトの時?」と聞かれたので、「じゃ、今します。」と言ってしまいました。これあとでとっても後悔することに。
主人に「一泊いくらぐらいかな?」と聞いたら、主人が「80ユーロぐらいじゃない。」といったので「ふ~ん、それでも高いよねぇ。まギリシャよりは高いって聞いてたからそんなもんかな。」ってSATOMI号に戻る間話してたんですね。4月にトルコに遊びに行ったときが1ユーロ=0.066リラだったので、領収書をもう一度見直して計算してみたら、青ざめました!!!だって、3日で360ユーロを超えていたんです。つまり一泊あたり123ユーロの計算になった!実際は現在は1ユーロ0.055リラなんですが、それでも120ユーロ越えです。予め金額を聞かなかったのはまずかったのですが、Navilyのアプリで他の人の意見から、だいたいSATOMI号のサイズだと90ユーロぐらいかなっていう想像はついていたんですね。それをこんなに大幅に超えるなんて、いったいどんな計算なんだ!で、万が一計算ミスがあったんじゃないか、キャタマランと間違われていないかって思って(45フィートのキャタマランより52フィートとはいえモノハルの私たちが高いってどういうこと?って思ったから。)主人がオフィスにまた確認に行きました。帰ってきてからの答えは「これは別に高くない、と言われただけだった。」・・・・・いつもならかなり交渉上手で、ロードス島のマリーナでも割引きしてもらったのに、疲れていたこともあったんですが、さすがに値段表とかがあるはずだから、あまり露骨なことはないだろうって思っていたのですが、しっかりやられました。確かにトルコのマリーナはギリシャより高いのは聞いていたし、ECEはフェティエでは一番高いっていうのも知っていましたが、さすがにこんなに高いとは!

ショックでぼーっとなりましたが、とにかくお腹が空いていてそのせいもあってまともに考えられず、取り合えずディナーに行くために、街の方に歩いていきました。まずはトルコのSIMカードをゲットしないことには何も始まらないので、空腹を抑えて携帯電話屋さんを探しました。4月の時と同じターク・テレコムのお店に行き以前のSIMカードと同じものをゲット。実はこれも値段が上がっていて、もしかしたら店によって値段が違うのかもっていう気がしてきました。お店の人によると5月に値段があがったっていうんですけどね。旅行者用のSIMカードは一種類しかないので、選ぶことができないんですね。VodaphonのSIMカードもあるんですが、ギリシャでもオーストラリアそうだったんですが、Vodaphoneって都会にいる間は大丈夫なんですが、田舎とか離島に行くと電波が届きにくくなる傾向があるので、その国の携帯会社の方が信頼できるんですね。ギリシャのコスモテは、これまでどんな離れ小島に行っても集落がある限り、必ず大丈夫でした。しかも人口が少なければ少ないほどネットのスピードが超高速になったんです。オーストラリアでもちょっと田舎に行くとテレストラしか通じなかったりします。そういう理由でターク・テレコムを選びました。ちなみに、4月には215リラだったSIMカード、同じものが6月現在300リラでした。トルコでは価格変動が激しいというのも聞いていたので、これは普通の事なのかもしれませんが。

レストランの屋上席のからの眺め。

ポークのトマト味煮にライスの付け合せ。主人はラム肉のチーズ焼きにしました。どちらも美味しかったですが、トルコ料理ってなってたけど、特別珍しいお味ではなかったな。馴染みやすい、以前食べたことがあるなっていう感じでした。食事中に気が付いたんですが、私達、ロ―ドス島を離れられることに有頂天になっていて、ユーロのキャッシュをほとんど持ってきてなかったんですね。ギリシャではほとんどどこでもカードで良かったし、特にロードス島は観光地だったから露天でもキャッシュレスでした。

レストランではフェティエでもカードでOKでしたが、これから田舎の方に行ったらきっと現金がもっと必要になるだろうと予想されました。現金はユーロでさえも持ってないのにこの先2ヶ月半ぐらいどうしよう!って、ここでまた一瞬青ざめたんですが、ATMからオーストラリアのキャッシュカードでリラをキャッシングできると思うので翌日試すことにしました。何にしても、今回は急に決まったトルコ行で、私達には珍しく準備不足が続いてたのを痛感しました。

6月22日(水):一夜明けて、ゆっくり休めたので前日よりも頭がさえてきました。


昨日夕方にとなりにキャタマランが戻って来たので、マリーナレストランからはSATOMI号が見えなくなりましたが、それでもすぐそこ。レストランの隣がシャワートイレなので、これまで係留した場所の中では一番アメニティーに近い便利な場所です。
トルコ風朝ご飯セットには目玉焼きも付いてくる。二人でシェアで丁度良い量でした。

食後に、街をぶらぶら。フェティエの街の中心にもOld Townというのがあって、アーケードになっている商店街みたいな場所です。マリーナからは徒歩10分弱かな。



このスパイスの種類すごいねぇ~。色とりどり。使わないのにいろいろ揃えたくなってしまいます。





ぐるっとOld Townを回ったあと、途中でみつけたレンタカー屋さんで原付バイクを借りることに。これは1日14ユーロ程度でした。そのまま、湾内の別のマリーナを視察しにいくことに。目星をつけていたのが、YESマリーナとYachtクラッシックホテルマリーナです。どちらも規模はECEより小さいですが、施設もちゃんとしていたし、オフィススタッフの人がもっとフレンドリーでした。YESマリーナが町から一番遠いのですが目の前を5分ごとにバスが走っているそうです。徒歩でも10分ちょっとらしい。SATOMI号のサイズだと一泊90ユーロでした。ECEマリーナのすぐ隣のYachtクラッシックの方は、ホテルの設備のプールも使いたい放題で、一泊80ユーロ。しかもホテルレストランでディナーをすると50%割引きという破格のお値段。ホテルレストランもとても評判がよくお値段もそれほど高くないそうです。だいたい外食するんだから係留代が半額の40ユーロになったら安いもんです。両方とも金曜日はいつも一杯らしく、Yachtクラッシックの方は金曜日と土曜日を除けばいつも空いているっていう話!なんと!ECEより絶対いい条件なのに、なんで空いているの?って不思議。施設も見ましたが、ECEに劣る部分はどこにもありません。そこで、念のため、水曜日22日から金曜日まで空きがあるか聞くと「大丈夫です!」とのこと。
ECEマリーナに戻った時は午後3時半ぐらいだったんで、もし返金してもらえるならその日のうちに移動しようと思いました。

ECEマリーナに戻ってからオフィスに行くと、その返事は・・・・「いつでも出ていってもいいけど、返金はしません。」!!!!なんですと~????最初に前払いをするのが絶対じゃなく出る時に支払いを済ませればいいっていう話だったぐらいなのに、一旦払ったら出発を早めても返さないっておかしくないですか?じゃ、最初に出る時に払いますってことだったら、早めに出たらその分だけしか払わなくてもよかったなんじゃない?それとも、早めに出てもしっかり3泊分払わされたってことかな。

とにかく、この時点でECEマリーナぼったくりが確定しました。というのも、オフィスで知り合ったイギリス人の方が45フィートのモノハルで一泊80ユーロしか払っていない事を知り、その計算でいくとSATOMI号なら92ユーロぐらい。つまりNavilyのアプリで他の人が言っていた事と合致するんです。これって、来る前に最初に値段を聞いていたらもっと安かったということでしょうか。再度オフィスにいって値段表を見せてもらいましたが、最初はネット上に公開されているって言ったんですが、見つかりませんと言うと、ごにょごにょっと「2つあるから公開していない」って言ったのを聞き逃さなかった私。リストがあったので見せてくれたんですが、それもチラッとしか見せずに「このリストでいくとお宅の船は長さが16メートルで幅が4.5だから面積が・・・・だからこの値段です。」と電卓を見せてきたんですね。もう怪しさ満点です。それになんでリストを見たいのかって聞くんですね。「知り合いが来たいと言ったら教えてあげようと思って。」と答えておきました。

値段もきかずに入港してしまった私達が悪いと言えばそういうことなのかもしれませんが、もしそうであれば、トルコって、値段があってもないに等しく相手をみて値段をコロコロ変える傾向があるっていうことかもしれません。(後日観光に行った先で実は同じことが発生しました。)さらに、怪しさが募ったのは、私達が不信感を抱いていることを察知したのかしなかったのか「次からは2泊したら1泊無料にします。」といったんです。でもこの時点で私と主人は2度とこのマリーナには係留しないと心に誓っておりました。
ここにはトイレタンクの汲み取り施設や燃料スタンド、それにスーパーマーケットもあるんですが、それは係留代には含まれていないので、それだけ単独で利用すればいいだけのこと。条件的にいったら、Yachtクラッシックの方が断然お得で素晴らしいので(プールに一目ぼれ)次回からマリーナに来る必要ができたら絶対そっちにする予定です。

そんなこんなで、ECEマリーナにはあまりいい印象を持っていなかったのですが、その日の夜に、マリーナゲスト用イベントがあることを、例のイギリス人の方に教えてもらいました。BBQもあるよってことだったので、面白そうだったので行ってみることに。

入場料はかからず、自由に入れました。マリーナゲスト用となっていましたが、マリーナ前のチャーターヨット屋さんや業者の方達も沢山いましたし、ヨットクラブがあるらしくそこのメンバーの方も来ていました。

ワインを含む飲物もあったし、BBQはどれもとっても美味しかった!特にチキンがもうジューシーで身が柔らかく、余りの美味しさにチキンだけお代わりしました。

このイベントは毎年やっているようで、シーズンスタートを祝うイベントのよう。ここ2年はコロナの関係でできず、久しぶりの開催だったそうです。ここで地元のヨッティーの人たち、トルコ人も含めて、スコットランド人の方とかと知り合い、その方達からいただいた情報がとってもありがたいものばかり。湾内にアンカリングしている船が結構沢山いるのですが、テンダーで上陸したい場合、どこにテンダーを置いてるのかなって不思議だったんです。一応、街の方の観光船が沢山係留しているタウンバースみたいな方の空いているところに着けてますってYesマリーナの人が教えてくれたのですが「でも安全とは必ずしも言えない。」って言ってたんですね。どうりで、あまり見かけないと思った。そんな疑問も、地元のヨッティーの人に聞いたら「ああ、ポンプアウトのワーフあるでしょ。あそこにみんな係留しているんだよ。たまにそこの担当の人から5リラぐらい請求されるかもしれませんが、ちゃんと見ていてくれるから安心なんです。」と地元ならではの裏情報を教えてくれたんです。湾内がとっても穏やかなんでアンカリングして一日観光で出かけていても安心なんですが、問題は上陸のためのテンダーを長時間放置しておけるかっていう事でした。せっかくフェティエに来たんだから、レンタカーを借りてちょっと遠出をしたいし、そもそもトルコに来ようと思ったのは2台めのソーラーパネルをトルコで設置するほうが安いと聞いたから、というのもあります。そうなると、業者に見に来てもらったり設置するために、陸に繋がっていないといけないことになるわけです。それもあって最初の数日はマリーナに入ろうと、思っていたんですね。Yahctクラッシックマリーナがお値打ちに利用できることがわかったので、ちょっと明るい兆しが見えてきました。

このBBQまでは、前払いしちゃって返金もしてもらえないので仕方なくとどまっていたので、全くいい印象がなかったECEマリーナでしたが、ここでの出会いは本当に貴重な情報源になったので、フェティエ周辺のセーリングがとても楽しみになってきました。ちなみに、驚きくべきは、フェティエのお隣のギョチェックという場所にあるマリーナはフェティエの2倍の高さらしく、それでECEマリーナオフィスの人が「うちは高くない。」と言い切ったようです。ま、一泊92ユーロだったら、私達だってギリシャよりは高いけど、相場だなってもっと納得できたと思うんですけどね。

教訓:トルコのマリーナは、入港する前に必ず金額をチェックすべし!無線ではごにょごににょ言われて意思疎通が難しいので、事前にメールするか、当日の場合もアンカリングしておいてテンダーで入って金額を確認すべし!

ま、この先、パンプアウト以外ではマリーナ入らなくてもいいかもねぇ~っていう気もしておりますがね、どうもこれはトルコ流のビジネスのやり方みたいだから、街での買い物の際にも心しておくべきのようです。


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