皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
7月2日にMarmarisに向けて出発しました!係留の際に、たまたまそこにいた年配のイギリス人の女性がラインを受け取ってくれたのですが、その人もTAYANAに乗っているとのことで、出発前に立ち寄りました。もう1隻のTAYANAを見るのは初めて!
イギリス人のご夫婦はTAYANA58に乗られています。SATOMI号とは違い、カッターでセンターコックピットなので見た目は全然違う感じですが、ハルの形は同じでした。こちらは2008年製とのことで、1992年製のSATOMI号よりもうんと若い船です。おそらく内装も全て台湾の造船所でやっているものと思われます。SATOMI号のはハルは台湾のTAYANAですが、内装はイタリアの老舗造船会社のフランチーニ(イタリア語ではフランキー二)なのでTAYANAフランチーニと呼ばれております。これまでネットとかで見たことがあるTAYANAはだいたいケッチとかでセンターコックピットの形だったので、スループで、しかも内装がフランチーニっていうSATOMI号は、もしかしたら世界で一つしかないTAYANAかもしれません。
彼らの船は現在エンジン不良で牽引してもらうのを待っている状態。なんと、お友達が乗船していた時に、燃料タンクに間違えて水を入れてしまったらしいのです。なので私たちがいたEkinick Quayの手前のアンカレッジで碇を下ろしており、前日、けん引の手配をしにワーフに来ていた所にSATOMI号が入ってきたってわけです。2008年製ってことはまだ新しい方。別のTAYANAを見れて良かった!しかも58フィートだからSATOMI号よりもでかい!
私たちがMarmarisに向かってることを告げると、YachtマリーナにあるTMSという会社がお勧めですよって教えてくれました。早く牽引船が来ることを願って、別れました。
後方からの風体感で13ノットで、6ノットのスピード。なかなか気持ちいい走り。
10時5分1回目のタック。右後ろから風が吹いてくるのでジャイブしないように反時計回りでぐるりと方向を変えます。いつもと違うタックの仕方だな、とは気づいたのですが理由がわからず主人に教えてもらいました。「スキッパーのコース中は1回でもジャイブさせたら、その時点で失格なんだよ。もう1回テストを受け直さないといけないんだ。」なるほどね。
オートパイロットだし、とくに行きかう他の船もなし・・・で暇なキャプテン・ロブは船体の上のマットレスの上でくつろぎ始めました。
11時54分、Marmarisの湾に近づいてきました。
と思っていたら、はい、お隣の洞窟から観光船が出てきました。お尻の方だけ洞窟内に入れている感じでした。1隻出たらすぐそのあと次の船が向かっておりました。
奥に進むと、なんとこんなにうじゃうじゃ観光船がいるよ!
海賊船にももれなく遭遇です。
メデューサっていう名前の通り、スターンにでっかい、髪の毛が蛇になったメデューサの顔が付いていた。遠目に街らしきものが見えてきた。あれがMarmarisかな。12時12分でした。
湾に入っても、途中に島があったりして、結構ジグザグ進んでいくので、きっと外からの波の影響をあまり受けないいい港なんでしょうね。途中の島の岸辺には、ところどころ後ろを岩に繋いだ係留をしているボートが何隻もいました。今日はアンカリングをする予定なんですが、私が思っていた場所はここから右側に折れたほうなのに、主人はまっすぐMarmarisの街の中にあるマリーナに向かって進んでいるんですね。私はYachtクラブのマリーナ前のアンカレッジの事をずっと話していたのに、主人は別の場所の事を考えていたよう。ずっと勘違いしたまま話が続ていたってことが、ここで初めて分かった。もう一度Navilyのアプリの情報を確かめて、さらに例のイギリス人のご夫妻が言っていたのは、私が思っていた場所だったので、最終的に私の意見が通りました!街のメインのマリーナの近くだと、夜うるさいっていう意見もアプリにあったし。Yachtクラブのマリーナの方はボートヤードもあってシップシャンドラーが充実しているらしいので、断然そっちの方がいいと思ったんです。しかもこの日、港内に入ってきたら思ったよりも風が出ていて、街のマリーナの前はもろ風と波の影響を受ける場所だった!
到着は午後1時半ぐらいになっていたので、そこからランチです。前日お持ち帰りしたラムの串焼き肉を使って、焼うどん!日本から持ってきた花カツオもかけて美味しくできました。
食事を終えてすぐに、Yachtマリーナにテンダーで入って行きました。かなりでっかいマリーナで、シップシャンドラーも噂通り充実してました。これまでギリシャで行ったシップシャンドラーの中で一番大きいかも。お値段的にもとてもお値打ちで、ロードス島のシップシャンドラーで、リビングエリアの天井ハッチに被せる蚊よけカバーのお値段が60ユーロだったんですが、それと同じものを見つけて、さらにアノード(前についていたものと同じしっかりした作りのアノード)、シャクル数点を合わせて合計で65ユーロほど!!!(実際はリラで値段がついてます。)なんとカバー1個分ぐらい。さらに主人が「割引きしてもらますか?」って言ったら、レジのお兄さんは素直にこれは10%、こっちは15%ってディスカウントし始めて、最終的に55ユーロぐらいになったんです。もう大感激。実は主人はその時今一つピンと来てなかったみたいで、店を出てから始めて実感したんですよね。だから割引きしてってお願いしていたんだ。私は最初の値段で十分満足していた。シップシャンドラー以外にも、立ち寄りたい場所がありました。ヨットサービスの会社TMSです。オフィスの方に、日よけカバーを作りたいんだけれどどれぐらい時間がかかるかって聞いたんですね。すぐに職人さんに確認してくれたんですが、今凄く忙しいらしくさ来週からならやれるっていうことでした。残念。時間的にそこまで待てません。でもフェティエで問い合わせた時よりもうんとやる気がある対応でした。
次に向かったのがマリーナ内スーパーマーケット。
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