皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
いきなりですが、本日27日からしばらくヨットを離れ、レンタカーの旅に出ることになりました!そこに至るまでの経過からどうぞ!
7月25日(月):午後2時に主人の歯医者の予約があるので、一緒にでかけました。ボドルムにいる時に食べたパンの中に、硬いナッツが入っていたみたいで、思いっきり噛んだら刃がかけちゃったんですね。
レストラン郡に続くゲート。
船のオブジェ?!
向かって右側に道が歩行者天国みたいになってる商店街に続きます。
ローカルのショッピングセンターみたい。
観光客むけではなく、普通のお店、企業がはいっているよう。
歯医者はこのあたりのはずだが・・・
トルコではグーグルマップが通用しないことが多々あります。確かにこのあたりなのに。
歯医者はこのあたりのはずだが・・・
電話をしてみたら、歯医者が入っているビルの近くにいたんですが、入り口が奥まった場所に合ったので、見つけられなかったのでした。
普通のアパートみたいな一室が歯医者でした。中は明るくて清潔な感じ。ここもグーグルで見つけて評判が良かったので電話をして「英語がわかりますか?」と聞いて大丈夫だったので予約しました。
残念ながら主人の歯は救えないぐらい割れていて、抜く羽目になってしまいました。抜いた後、インプラントなどをする場合、完成までに一カ月弱かかるので、移動中の私達はスケジュールが合いません。なので取り合えず抜くだけ。麻酔もしてもらったのに、治療代は全部で60オーストラリアドル!保険なしでこの値段です。これオーストラリアの基準でいくと初診料より安いぐらい!
さて、ここらでヨットを離れて陸路でトルコを旅行することになった経緯をご説明しなければ、ですね。
そもそもトルコを北上しながらセーリングしている目的は、主人がどうしてもガリポリとトロイに行きたかったから。ガリポリは第一次世界大戦でオーストラリア、ニュージーランド兵(ANZACアンザックと呼ばれています。)が非常に無理な作戦下で勇敢に戦った場所。もともと自殺行為な上陸場所だったので、かなり多くの犠牲者が出たのです。今でも毎年アンザックデーといって4月に記念祭が行われています。主人のお爺さんもANZACの一人としてヨーロッパ戦線に送られましたが、幸い送られたのがフランスの戦場だったので生きて帰ることができました。ガリポリだったらまず無理だったでしょう。そいう事情もあって、オーストラリア人にとってガリポリは特別な場所なのです。せっかくトルコにいるのだから是非見てみたいわけですね。
でもいろいろ調べているうちに、ガリポリ付近は現在もミリタリーの規制が沢山ある地域のようで、ガリポリはアンカリングはできるエリアはあるようですが、テンダーでの上陸禁止だそうです。ということは、せっかくガリポリにヨットでいっても、肝心の見学ができないわけですね。さらに手前にトロイもあるので、どっかに係留したままにして、車でトロイとガリポリを見に行こう!という計画を立てていました。Canakkaleという場所が丁度いいんですが、その付近に長い間ヨットを不在のまま係留しておく場所が、一か所しかないのです。しかも公営マリーナなのでお値段は破格にお安いのですが、空きがほとんどありません。直前にならないとバースの確約が取れないんですね。でもそこ以外、置きっぱなしにしておけるような場所がないんです。アンカリングできる場所は結構ありますが、3日も4日も留守にするのはちょっと不安が残ります。天気の面でも防犯の面でも。せっかくなのでイスタンブールにも遊びに行きたいと思っていましたが、ヨットではるばる行くつもりは当初からありませんでした。トルコには90日以内しかビザなしで滞在できないし、オーストラリア人の主人はそれに対してもビザを申請しているのです。それと、ギリシャには遅くても8月の半ばには再入国したいと思っていました。
それと実はここ最近エンジンの調子に気になる部分があったんですね。アイドリングをしている時に、エンジンオイルが高温になっているといアラームが鳴りやまないんです。実際に走行している時は大丈夫なんですけど。オイル交換とか主人が自分でできる普段の整備はやっているのですが、そろそろ本格的な整備が必要となってきたもよう。それができるヤンマーの技術者を探していました。最初は、天然温泉を見つけられなかったアンカレッジの近くにあるマリーナの技術者を見つけて、マリーナ自体も滞在費が比較的安かったのでそこでやってもらおうと思っていました。その時点ではチェスメに来る予定はありませんでした。
一応コンタクトを取った後、Navilyの泊地アプリに、その技術者がサギっぽい人で被害にあったという書き込みを見つけたんです!イギリス人の人なので英語も完璧。その人のエンジンはボルボなんですが、その技術者は交換しなくてもいい部品を交換しようとして、さらにエンジンを少し解体しちゃってから不要と思われる部品交換を強要してきたそうです。その時点では拒否できず、仕方なく受け入れたそうです。でも、後にまた不具合が発生してギリシャに帰ってから別の技術者に見てもらったら、とんでもない状態になっていたそうで、すごく基本的な後処理もしていなかった、つまり害を与えただけだったそうです。勿論費用も法外だったそうです。それを見つけて、同じ名前だったので、絶対同一人物だと思い、すぐに予定変更。その後見つけた技術者がチェスメにいたわけです。さらにチェスメマリーナのお値段が予想以上に安かったのもあり、主人の歯の治療も一緒にやることに。英語を話せる歯医者さんも見つかったのです。そして、落っことしたカウルエアーベントもチェスメで見つけたのです!
そんなこんなでチェスメに来ることになり、最初は4日滞在のつもりが1週間滞在すると2日間無料になるときき、長期滞在してもいいんじゃないっていう気になりました。
25日歯医者からもどってから、技術者の人が見に来てくれました。一人は英語が話せる人でもう一人が本来の技術者。いろいろ話しているうちに、ちゃんと仕事をしてもらえそうだということがわかったそうです。主人は事務所も見に行ったのですが「ちゃんとヤンマーも取り扱いって看板に書いてあった。」とのこと。
1週間ぐらいで点検が作業が終わるということでしたが、おおよそいくらかるかの金額を知るまではGoサインが出せません。部品を取り寄せる必要もあるとのことで、それも含めた見積もりを待っている状態です。(7月26日午後)
最初は、チェスメで点検を絶対にしてもらう、とか歯医者の治療が後に戻ってこないといけないという場合は、チェスメに長居となるからその暇つぶしに、陸路でトロイやガリポリに行こうって考えていました。でも段々、それがなくても、安全に確実に長期不在にしていても安心な場所の保証が今後ないので、チェスメに置いたまま、陸路で観光する方が沢山見れるよねっていう気持ちに変ったんです。さらに、せっかくならイスタンブールまで行ってみよう!って話にもなり・・・。で、急遽昨日26日にレンタカーを契約し、向こう10日間のドライブ旅行のスケジュールを立てちゃいました!
これで8月第一週目には行きたいと思っていた場所はすべて網羅できます。その後もまだトルコ海域を北上セーリングし続ける予定ですが、外したくない観光スポットは網羅しているのでアンカリングのままでいいわけです。スケジュールに融通がきくので、いつでもギリシャに帰れます。
チェスメのマリーナのスタッフはとても対応がいいので不在にしていても安心だし、仮に見積もりが大丈夫だったら、私達がいなくても仕事をしてもらえます。技術者所属の会社はマリーナ内にも事務所があるのです。
いきなり計画が変わるのは私達の得意技です。
7月26日、携帯会社にデーターの補充をしてもらいに行きました。今回は一気に40GBトップアップしました。これで移動中も安心してネットにアクセスし続けられと思います。なにせグーグルマップ命ですから!
朝ご飯がわりに小さな食堂を見つけて入りました。
通った時、美味しそうなスープを食べている人がいたんです。勿論お店のおじさんは英語がわからないので、グーグル翻訳で「スープありますか」と聞いたら、お鍋の蓋を取って見せてくれました。レントルのスープをオーダー。ちょっとコーンスープに似た感じ。レモンとチリを入れるとさらに美味しくなりました。
お店のおじさん、私達がスープを頼んだのが嬉しかったみたい。ハルピーノのカットしたものを持って来てくれて、一緒に食べると美味しいよって言ったんだと思います。スープにいれたら本当に味が引き締まった!パン付きで二人で50リラ。つまり、オーストラリアドルで一杯2ドル50セント! 大満足のお値段です。
ということで、このブログ記事をアップしてから今日27日から10日間ほど、ドライブ旅行に出かけます。結構な距離になるので、一日3時間程度のドライブにして道中を楽しんでいく予定です!だってもうトルコに来ることは、まずこの先もうないと思うから!なので今後しばらくはセーリング日記ではなく陸路の旅日記となります。
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エンジンは、自分自身が相当理解していないと、修理に来たエンジニアが優秀なのかエセなのか解らない時があります。私も、ブローチングして、吸気口から海水が入りエンジンブロックとピストンが一部錆びて固着、その状況を説明しても言うことを聞かず、スターターモータが原因だと言って、新しいスターターモーターを取り付け、それでも回らないと、Baxterいーが悪いからだと言って大容量のバッテリーを持ち込み無理やりクランクを回した為、クランクが微妙に歪んでしまい、最終的にエンジンのオーバーホールプラス新しいクランクシャフトが必要になり、クルージング資金が大きく落ち込み途中で終了という結果に!
返信削除コメントありがとうございます!最終的に見積もり及び納得がいかない部分があり、仕事ぶりを監督できないので、依頼するのは止めました。話の内容から仕事内容はきちんと分かっているようでしたが、金額的な事と支払い方法に納得出来なかったのでお断りしましたよ。緊急ではないので妥協したくないと思いました。
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