2022年7月13日水曜日

中世古城の前にアンカリングーBodrum

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





7月11日にトルコの有名な観光地の一つBodrum(ボドルム)港に着きました。十字軍時代中世の古城をバックにアンカリング!

7月11日(月):前夜のドラマの後とは打って変わって穏やかな朝。8時15分にはアンカーを引き上げです。今日はほんのちょっと先のボドルムまでの移動。この日から数日間、ボドルムの半島の外側では風が強まり、火曜日12日~木曜日14日あたりまで続くので、しばらく先に進めません。

さっさとおさらばじゃ~!もう2度来ないね、ここには。

今日もコス島を横目に見ながら。ボドルムまでは同じ半島を横に移動するだけ。1時間ちょっとで着いちゃう距離なのでエンジン走行です。今思えば、直接ボドルムまで行っちゃえば良かったんだけどね。でもそうしたら、貴重な「失敗経験」ができかったし。ま、終わりよければすべてよし、という事にしておこう。

9時半にはすでに湾内にはいっていきました。大型クルーズ船が来ていますね。日本ではあまりなじみがないボドルムかもしれませんが、ヨーロッパではトルコの観光地としてとても有名です。なので、きっと混雑しているとは思いますが、壊れた船の部品を調達するためには立ち寄る必要があったし、ロードス島の十字軍の古城を見たからには、ボドルムのも見なきゃね。

あれが古城だ!

火曜日から数日間強風が続くのと水タンクが空に近づいてきたこともあり、あそこに見えるパブリックのマリーナに入る事を考えてます。ボドルムのメインのマリーナは1泊オーストラリアドルで240ドル’(130ユーロぐらい)で水電気は別料金。当初水曜日の夜がマックスに強風予報だったので、絶対に安全に係留できる場所を確保しようと、お高いマリーナに2泊で予約をしたんですが、その後予報が変わりちょっと風が弱まった(それでも20ノットは超えますけど30ノットは超えなくなりました。)ので、キャンセルしました。パブリックの方は前日にならないと空きがわからないとのことでしたが、最悪、湾内でアンカリングしても大丈夫だなってことで。

まずは、お高いマリーナの給油スタンドに入り、給油とポンプ・アウトをしてもらいました。まだまだフロントタンクが半分に減った程度ですが、この先北上するにあたり、風に逆らって走行する日々がメインなので思っている以上に燃料消費をすることを考え追加しておくことに。幸い、フェティエが一番高くて、その後はどこでもだいたいリッター250リラ程度なんです。ただ、パンプアウトが高かったな。フェティエでは75リラだったのに、ここは175リラだった。量ではなく、1回いくらのシステムです。まだトイレタンクはフルになってなかったんですけど、この先の予定を考えると今やっておかないとっていうタイミングでした。

ここで水が補給できるか聞いてみたら、ここではダメで、同じマリーナ内の反対側にタウンバースがあるので、そっちでできると教えてくれました。このマリーナスタッフさんはとても親切で、タウンバースの方にSATOMI号が水補給に行くよって無線で連絡してくれたんです。

タウンバースは、パブリックのマリーナよりもさらに安いんですが、滅多に空きがないんですね。すでにパブリックマリーナの方に火曜日、水曜日の予約が取れていたので、こっちに入る気はなかったのですが、念のため場所を見に行きました。すると空いている場所に男性がたっていて、合図してくれています。近くまでいくと、アンカーを下ろしてのスターン・トゥーだってことで、再度位置を整えるためにバースから離れると・・・後ろに中型フェリーが入ってきた!そして私たちが指示されて入ろうとした場所に入って行くようでした。そのフェリーが入っても、私達が入れる隙間はあったんですが、しばらくウロウロしていないといけないので、諦め。それにここきっと夜は物凄いうるさくなるだろうなっていうのが簡単に想像できました。街の中心地。そこで、水はパブリックマリーナに行ってからでもいいので、マリーナの外に出ていきました。前に見えるのがマリーナのブレークウォーター。

それにつながるように古城があります。来てみるとここがとってもいいアンカレッジだということがわかりました。20ノット程度の風なら問題なく安全に快適に過ごせると思います。

コの字型になってて、だいたいあっちの方角から吹いてくる風がほとんど。
後ろは空いているけど、あっち方面からの風はめったにありません。

11時半、遅めの朝食。ブランチですね時間的に。

今日はここでアンカリングして過ごします。

久しぶりに一日ゆっくりできることになりました。翌日から陸につながるのでテンダー上陸する必要もないので、船内でまったり。主人は食事後すぐにまたお昼寝を始めました。疲れがたまっているよう。肉体的というよりも精神的かな。ここ1週間以上、翌日はどこにいこうかっていうのを天気予報とにらめっこで毎日考えていました。新しくいく場所ばかりだから、場所選びも神経を使います。

夜もお家ごはん。冷凍サーモンを解凍し、日本の実家から持ってきた、母手作りの調味料「しそ味噌」でマリネして、ポテトと共にオーブンで焼いただけ。すごく手軽ですがとっても美味しいのです。外はすでに風が上がってきました。日よけカーテンをドッジャーにかけても風で固定できなかったので、デッキではなく、室内で食べることにしました。

暗くなると古城がライトアップされました。

風もかなり強くなってきたなっていうのはわかりましたが、波は立たず、室内にいると風の強さが気にならないほど平和です。周りにも沢山のヨットがアンカリングしていますが、スペースは十分お互い取れています。

夜9時過ぎから、岸の方で音楽が鳴り始めパーティーが始まったのがわかりましたが、それほど気になる音量では伝わってきません。でもお高いマリーナに入っていたら、物凄くうるさかったと思う。だってほぼ目のまえのレストランがナイトクラブ状態になっていたわけですから。延々夜中過ぎまで続いていたようですが、私は覚えていない!ぐっすり寝ちゃいました。

7月12日(火):朝もゆっくり起きて9時半に軽い朝食。古城を見ながらなんて、いいねぇ。

10時過ぎにパブリックマリーナに入りますって連絡していたので、食後ゆっくりと出発準備です。ちょっと焦ったのは、アンカーチェーンが何かに引っかかってたみたで、すんなり上がってこなかった。そこで、チェーンの周りをぐるりと回ってみました。そるとテンションがなくなりひっかかりが解けたよう。その後は問題なく無事アンカー引き上げ。

パブリックマリーナに近づくと、岸でスタッフが待機していてくれました。ここは普段は大型観光船が主に係留されている場所みたいなんですが、週の半ばは空いている時があるらしい。指示される場所はSATOMI号の1.5倍近くありそうなとても素敵な木製のヨットの隣でした。この場所は大型船用なのか、モーリンラインがあったのですが、SATOMI号は寸足らずで届かず、付け足しする羽目に。その時もマリーナスタッフがテンダーで出動してくれて私達のラインを受け取り付け足してくれました。お高いマリーナ並みの扱いです。


左隣りも空いてますが、すぐに何隻か入港してきては、30分ぐらいでまた出ていく、が繰り返されていた。

あっちは、ビーチだね。ってことは夜はうるさいのかな?

お隣のはちゃんとした帆船です。木製のとても美しい船。クルーの方が、私達が入ってくる時に一人いたんですが、お話してみるととてもいい人でした。マリーナオフィスでもよく見たんで、長期係留の管理を任せられている人なのかな。

一息ついてから、お腹が空いたし街を見に行きたかったのでおでかけ。主人は早速船具やさんを探しに行きたいよう。マリーナオフィスで何軒かお店を教えてもらいました。


数分でこんな感じになりました。これが古城をはさんで両側にずっと続いているんです。

おおバザールじゃない?日陰になっている方が涼しいから、こっちを歩いていきます。



ここでも、偽ブランドのお店が立ち並んでいます。タイのバンコックのナイトマーケットを思い出すなぁ。そこよりおしゃれだけど。偽ブランドといっても材質は結構いいんですよね。


お昼は一皿でメインとライスとかがついてるタイプのカジュアルなお店に入ることに。

私がオーダーしたのは、チキンとライス。これが70リラ。炭焼きの香ばしさとジューシーさがとても美味しかったです。トルコにきてから、トルコの炊き込みご飯がとても気に入っている私。ここでもそのライスがついてきました。これまで食べてきたトルコ料理の中で、一番気に入ったかも。お値段もねぇ。

主人はビーフロール。美味しかったそうです。飲み物も含めて全部で135リラだった!これが地元値段ですな。ヨーロッパからの観光客が沢山いる有名観光地ですが、レストランのお値段はフェティエと比べると安いなという印象です。というか、フェティエ、マーマリスと北上するにつれて、値段が少しづつ安くなってきています。

食後また歩き始めると、まだまだバザールが続ていた。規模が大きいねぇ。


教えてもらった船具やさんを探しに、お高いマリーナの近くまで来ましたが、グーグルマップを頼りに歩いても、同じ場所をグルグル回っているだけで、全然見つかりませんでした。


こんな路地の奥にお店があるの?なかったけど。

また港の中心に戻ってきた。

ここ、例のタウンバースだね。ここに入ってたらかなり安かったんですが、騒音が物すごくて眠れなかったなぁ、きっと。


ボドルムはとても活気があって、これまで訪ねてきた度の街よりも混雑していました。ちょっと雰囲気がロードス島に似ている気がする。

路地をさまよっているうちに、数軒の魚やさんを中心とした広場がり、そこにテーブルがびっしり集まっていました。

シーフードレストラン街?港からはちょっと奥まった場所なので海外からの観光客向けの場所ではなく、地元トルコ人観光客向けかな。面白そうな場所。




結局教えてらった船具やさんは見つからず、お高いマリーナならシップシャンドラーがあるだろうってことで、行ってみましたが・・・・なんとなかった。

守衛さんに教えてもらったお店があり、そっちにいってみたら、残念ながら午前中で営業終了だった。

2時間ぐらい炎天下を歩き回っていたので、ちょっと熱中症気味で冷たい飲み物で休憩することにしました。かなりおしゃれなレモネードだなぁ。


結局船具やさんに行くことができず、ヨットに戻りました。
戻ってきたら午後4時半。なんか半日歩いただけで終わったなぁ。マリーナオフィスのハサンさんに「教えてもらったお店なかったよ。」と言いに行ったら、ちょっと離れた場所にある大手のお店を紹介してくれました。タクシーで行かないといけない場所なのですが、電話してくれて夜7時まであいていることを確認してくれました。しばらく船内で休憩して、主人だけ午後5時半ごろ出かけました。私はもうかなり疲れていて、どこにも行きたくない気分だった!

7時ちょっと前に主人が戻ってきました。タクシーは買い物中ずっと待ってくれていたのに往復でたったの160リラだったそうです。レンタカーより断然安い。大きいお店だったそうで、しっかりしたブランドの商品があり必要だった部品はすべてそろったとのこと。(でも海落としたエアー・ベント・カウルだけは扱っていなかった。両方とも同じブランドのものにしたいしね。)
ディナーは8時から出かけました。周りの観光船は夜の出航はないみたいで、結構静かでした。

岩場には子猫4匹の猫ファミリーがいた。この子たちじゃないと思いますが、夜になってなんと1匹の猫がドアを開けていたのでSATOMI号の船内にはいってきたんですよ!戸締りしっかいしておかないとね。マリーナ周辺の猫たち、人に慣れすぎ!


主人が海老のトマトソース煮が食べたいっていったので、海沿いのレストランに行くことに。何十件とあるんですよね。メニューが外に出ていて写真付きでお値段も書いていあるから、ある意味安心です。




海老のトマトソース煮はなかったんですが、お店の人にいったら作ってくれました。美味しかったなぁ。私のはチキンカレーソース。でも運ばれてきた時からちょっと冷めていて、あまり味もなくって残念だった。昼間のチキンの方が美味しかったです。でもお値段的には他の観光地よりも安かったね。

心配していたほど、夜はうるさくなくて良かったです。13日の今日はいよいよ古城観光に行ってきます。その前に朝一で洗濯物を出しに行かないと!最後にお洗濯したのは6月末のフェティエだったからね。思えばレストランモーリンとかは使いましたが、マリーナに入るのは2週間ぶりぐらいです。SATOMI号はもう全身潮まるけになっているんで、観光を終えたら水シャワーをしてあげないとね。

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