2022年7月25日月曜日

また一つ新しい事を学びました!ーUp windだけどジェノアだけ出してCesme

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





7月24日にBeach クラブのアンカレッジを出て、チェスメマリーナに到着しました。短い距離でしたがセーリングで移動し、しかも今までやったことがなかった前からの風なのにメインセールは出さずジェノアだけで走行してみたんです。そしたら新たな発見がありました!


7月23日(土):夕食にでかけると前日よりも沢山の人出。土曜日だからかな。

同じテーブルにいくと、前日に担当してくれた英語がわかるウェイターさんがすぐにやってきて「また来てくれてありがとうございます!」と素早い対応をしてくれました。
今日は主人があまりお腹が空いてないということで(まだ夕方6時半で、ランチを2時過ぎに食べていた!救助活動した後でね。)私はマグロのタタール。

主人はオクトパスグリルだけ。でも後で結局チップス頼んでましたけど。
ホタテのお寿司は私が食べたかったからオーダーしましたが、全部食べ切れないから結局っ主人も何個かつまんでいた。
二晩とも、風は常に最低15ノットぐらい吹いてましたが、波が全然立たずすごくいいアンカレッジでした。だいたい夜中にちょっと風が収まる時間帯があって、その時に潮の満ち引きがあるのかどうか、ちょっとうねりが始まり船体が横揺れした時間がありましたが、ゆりかご程度。しかもほんの短い間で、風が出てこればすぐにまた安定しました。


7月24日(日):今日からチェスメのマリーナを4泊予約しています。3日滞在で1泊無料になったので4泊することにしました。朝を起きてからテンダーを上げたので、実際に出発したのは10時ごろ。昨日の午後に、キャタマラン1隻とパワーボート1隻がやってきていました。夕方になって風が収まったころに来たので、チェスメとか近場から週末を過ごすために来たのかな?

今日前よりもさらに走行距離が短いし、前方からの風のなのでエンジン走行で行くのかと思ったら、キャプテン・ロブ、アンカーを上げくりると方向転換をしたあとすぐにジェノアをするする出し始め、エンジンンを止めてしまいました。
これまでも、メインセールを上げずにジェノアだけで走行したことは何回もありましたが、その時はいつも後方からの風でした。今回みたいに前から吹いてくる時はいつもメインセールは出してたし、風が強すぎる時はメインだけでジェノアを出さないっていこともあったけどね。メイン出さずにジェノアでUp windを走っていくのは私にとって初めての経験!

すぐ隣にも別の小さい湾があって、そこもアンカレッジになっているのですが、ここに来ないで本当に良かった!もともと湾が小さいのに、かなりな範囲が遊泳エリアとして仕切られていました。ここのビーチクラブの方が混雑してそうだったので、夜の音楽もうるさかったかな?ちなみにFun Beach Clubも土曜日の夜は音楽かかってましたが、大音響ではなかった。

この岬をぐるりと回った反対側がチェスメです。前方かすかに見えるのが懐かしのキオス島。

すごい、ジェノアだけなんに7ノットも出てる!いいねぇ。メイン出していないとセールの出し入れがとても簡単です。今日も時間があるので、大きく出てからタックして半島をまわっていきますよ。

半島の端っこ。次のタック1回で回れるように正面に見えるキオス島に向かって進んでいきます。

この時だいたい前方30度から45度ぐらいの角度。ジェノア頑張っているなぁ~。こいういう走り方、楽でいいじゃん。メインセールだと途中でリーフィングが必要になった時、一旦エンジンをかけて風に向かって進んでいかないといけません。でもジェノアだけだったら走りながら巻き入れたり引っ張り出したりするだけだもんね。それと、メインセール、冬の間たたんでしまっていた時にへんなたたみ癖がついちゃったみたいで、下ろした時、レイジージャックの中にきれいに収まらなくなってしまったのです。なので最近は取り合えず下ろしておいて、アンカーリングしてからまたセールを上げ、それから少しづつ下ろしながら主人がレイジージャックの中にきれいに互い違いに畳まれるように調整しているんですね。その作業に最低30分毎回かかるんです。いずれするする下ろしただけでもきれいにたためる状態になることを願って、面倒だけどやっております。


10時40分。タックしました!なかなかいい角度になってますね。なんとかギリギリ小さな島と半島の先っぽを間を潜り抜けられる角度になったかな。

キオス島が左手になりました。

あれがキオスの街だねぇ。懐かしいなぁ。ちょっぴりホームシック的な気分になった。

風はずっと20ノットぐらいで、ジェノアだけを上げていたからか、船体に時々変な振動があったんですね。ジェノアを上げているポール(っていうのか知りませんが)がぶんぶん揺れていてそれが伝わってきたんです。前にもたまにこういう事があったのですが、この時ほど激しくなかった。なにせUp windでジェノアだけっていうのは主人にとってもお初体験ですから。

で、セールをじっと見ていた主人がいきなり動き始めました。このジェノアのシートの位置を変える部分を操作していました。最初はもっと前方にあったんですが、それを後ろに下げました。するとジェノアの上の方がよりピンと張るようになって、その結果、変な振動がピタッと収まってしまったんです。なるほどぉ~!!こうすればいいのか!また新しい学び。
昨年はまだSATOMI号の事がよくわからなかったので、おっかなびっくりでセーリングしてた感がありますが、今年はいろいろわかってきたので、ますますSATOMI号を楽しめるようになってきました。前は荒馬にコントロールされていて乗っけてもらっている感が強かったけど、今は自分達が「騎手」としてようやく手懐けたっていう達成感かな。それでもまだまだ知らない事がありそうですけど。だいたい購入した時、全く引き継ぎなしで1992年のマニュアルを必死で主人は自分で勉強しましたから。電気配線一つとってもわからないことだらけで、製造元のフランチーニ社に何度も電話していた!ちなみに前オーナーとは一度もあっていません。ブローカーを通して売買が成立したのもありますが、それだけ前オーナーはこの船に愛着がなくなっていたのかな。それとももともとそれほど愛着がなかったのかも。だいたい前オーナーはおかかえスキッパーがいたし。そのスキッパーも御年80歳越えで、1回お会いしましたが、主人の質問にはまったく答えられず(英語が余り通じなかったというのもありますが。)、だから本当にゼロ知識に近い状態でSATOMI号を入手したのです。さらに、前に私達が乗っていたBavariaにはなかったリギングがあって、いったいこれ何に使うの?何のためにあるの?邪魔だなぁなんて、思ってました。

いえ~い!島と半島の先っぽをうまく通過。さらにこのままチェスメの港まで一直線でセール走行で入港できるかも。キャプテン・ロブ、グッジョブ!

この時点、キオス島にさえぎられているせいか風は20ノットを切るようになり、17ノット程度で波もなく、とてもスムーズ快適走行となっていました。

おお、あれがチェスメの港だ!いいね~もうタックなしで一直線にいくことができそうです。午前11時になっていました。


あっという間にチェスメの港の外の湾に入って行きました。

まだまだセール走行中。ジェノアを待きれるだけだかマリーナ入港寸前までセール走行で行きます。角度は30度ギリギリ。スピードは4ノット代に落ちてますけど。

港のフェリーが見えました。


丘の上に豪邸!ホテルかな。壁一面ガラス張りになっていて、最高の見晴らしでしょうね。

さらに、こんな面白い建物も。マンションかな?ホテルかな?チェスメは海のリゾート地。

反対側もにぎやか。

あっち側のレストランとかは、4月にチェスメにキオス島からフェリーで遊びに来た時には行ったことがないな。

港に入ってからようやくジェノアを巻き入れ、マリーナに無線で到着を伝えました。

あれがチェスメマリーナ。無線から聞こえてきたマリーナオフィスの方の英語は、とてもクリアでわかりやすかったです。これまでのトルコのどのマリーナのスタッフの方の英語よりも一番上手でした。「SATOMI号の到着をお待ちしていました。まずは入ってきてください。スタッフが待機しています。」とのこと。

入って行くと、入り口付近にテンダーが数台、そして係留補助スタッフの待機小屋みたいなのがあって、私達の姿をみると、すぐに一台が近づいてきました。「ようこそチェスメマリーナへ!私達の後についてきてください。」と先導してくれました。それだけではなく、この横にいるのは別のテンダー。あともう一台、合計3台のテンダーに誘導されたんです。

結構狭いマリーナですが、大型パワーボートなんかも沢山係留されていました。ドッグレッグ上のタイトなコーナーを曲がらないといけなかったので、他の船にぶつからないよう両側をガードしてくれてたのかな。至れる尽くせり。私達がアサインされたバースは奥の方で前方のスペースは空いてましたが、一旦前のバースにバウをいれて方向転換してから後進する必要がありましたが、最近後進の腕を上げているキャプテン・ロブは余裕でした。風なかったのはかなり助かったけど。で、岸には二人のスタッフがラインを受け取るスタンバイをしています。いつもは後ろを固定してからバウのモーリンラインを受け取るのですが、テンダーに乗っていたスタッフがバースに入る途中ですでにモーリンラインを受け取るよう指示していました。でも私の力ではモーリンラインを全部引き上げられないので、まっすぐに後進しているのを確認して、ヘルムを離れて主人がやってきました。するとスタッフの人たちはヘルムが無人になってので焦ったみたいでしたが、主人がテンダーの人に「乗ってきてモーリンラインを引っ張てもらえますか?」とお願いするとすぐにOKして乗り込んでくれました。テンダーに乗っていたスタッフは2人、テンダーを運転していたスタッフと、モーリンラインを渡してくれるスタッフが別々にいるんですよ!そして岸には2人のスタッフ。なんと合計4人ものスタッフが係留補助をしてくれるなんて、もう至れる尽くせり!こんなマリーナ初めてです。主人はまたヘルムに、私も後ろに戻りスターンラインを投げて12時頃無事係留完了。


バックに古城が見えますね。

係留の際も素晴らしいサービスで感激しましたが、この後マリーナ事務所でもとてもいい対応でした。4月に覗きに来た時と大違い。多分その時はオフシーズンだったんで、英語を話せるスタッフがいなかったのかもしれません。一人しかいなかったし。今回は4人のスタッフが忙しく動き回っていました。無線も次々と入ってきました。オフィスに一歩入った途端「SATOMI号の方達ですね!」と笑顔で迎えてくれました。これも、トルコのマリーナに来て初めての事。フェティエなんか物凄い高いのに、とっても偉そうな態度で「泊めてやっている」という雰囲気さえありました。さらにこのマリーナのすごいところは、設備がとってもいいのに、これまで入ったマリーナの中で一番安いこと!一泊56ユーロ、オーストラリアドルだと100ドル。これはボドルムのパブリックのマリーナと同じ値段だし、ギリシャのマリーナとほぼ同じか少し安いぐらい。

でも施設がとても充実しているんです。

マリーナ内には木―カードがないと入れないのでセキュリティーもばっちりだし、マリーナ内にある宿泊施設のプールも使用できます。

トイレシャワーも個室にシャワーとトイレ、洗面台がついていて、すごく清潔でした。それ以外に外に洗面台があるので、シャワーやトイレを使わない人への対応もばっちり。ドライヤー用のコンセントも沢山あった!女性トイレにはとても嬉しいサービスです。これならトイレに入りたいのに、洗面台だけを占領している人がいて使えないってい事がありませんね。外回りもとても清潔で、清掃スタッフがゴミ箱の処理とかを頻繁にしているのがわかりました。

マリーナチェックインを終えて、お腹がすいてたので、ランチに行くことに。


マリーナの周辺ぐるりとレストランがひしめいています。でもそれほどお高くないのです。所どこにゲートがあって、このレストラン付近のポンツーンに係留している人は直接レストランに行くことができます。

チキンシュニッチェㇽ。

私はビーフサラダ。とっても美味しかった!結構ボリュームあったし。ユーロだと6ユーロぐらい。お値打ち。

マリーナ周りはおしゃれなブティックとかカフェが連なっています。

レストランにポンツーンから直接けるゲート。ここはシャワーとトイレみたい。広いマリーナなので何か所あるみたい。ここより広い(高い)マリーナでも施設は一か所しかなくてくてく歩かないといけなかったのにね。

レストランです。

ここはちょっとした端にになっていて、この上で写真を撮る人が沢山いた。

エンジンの点検や主人の歯の治療のためにチェスメマリーナにやってきましたが、当初4泊の予定でしたが、1週間滞在で2泊無料になることをきき、もしかしたら1週間滞在するかもしれません。さらに歯の治療がどれぐらいかかるかによっては、最大2週間滞在すかも、っていう感じで予定が変わってきています。もし2週間滞在するなら、今後のクルージングスケジュールにも大幅変更があるかも!

本日25日午後、主人の歯医者に行った具合と、エンジン点検の技術者に見に来てもらった結果次第となります。


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