2022年8月19日金曜日

そろそろトルコ北上クルージングも終わりかな~Sarimsakliビーチ

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





8月17日はDikliの街からほんの2時間ほどで行けるSarimsakliビーチのアンカレッジに移動しました。位置的には陸路トルコの旅で第1日目に泊ったAyvelikの街の近く。エリア的には同じ地方となります。車だったら1日でチェスメから来ちゃったのに、セーリングではここまで1週間ちょっとかかりました!

8月16日Dikiliの街の夜景

8月17日(水):今朝はここ数日で一番と言っていいぐらい風がない日でした。もう一面鏡のような海面です。午前9時半出発。
本日の目的地はDikiliから海岸沿いに進んでいった場所、青丸の正面にあたります。半島みたいになっている反対側がAyvalikの街です。セーリングだとのろのろだし、毎日少しづつ寄り道しながら進んでいます。もし航路で陸路の旅と同じ場所を観光しようとしたら、きっと今頃やっとイスタンブール観光をスタートさせたぐらいかな。というか、多分イスタンブールまで行こうと思わなかっただろうな。本当にドライブ旅行しておいて良かった。
ちなみに数日前イスタンブールエリアは大雨で洪水となり、グランバザールも浸水しちゃったそうです。街中の交通機関が一斉麻痺になり大混乱だったそうです。

最初からエンジン走行のつもりです。午後からちょっと風が吹くんですが、2時間半ぐらいで着いちゃうと思うので、セール走行する気全くなしです。

湿気でもやがかかっているように見えるレスボス島です。
海岸沿いにはこんな風に町がずっと並んでいました。陸路の時も思ったんですが、海沿いはどれも新しく開発された街のようで、砂漠みたいな荒地の途中にいきなり「街」が出てきたりして「いかにも新興住宅街」って感じの場所がほとんどでした。それを今は海から眺めているんですよね。

6ノット後半から7ノットぐらいのスピードで快走しております。途中でちょっと風が出てきて、セール走行しようと思えばできないこともないけど・・・・っていう感じになったのですが、それだと倍の時間がかかるだろうし、それでも2時間走れれ倍従姉かなって思ったので、やる気全くなし。セーリング自体が好きな方なら、寸暇を惜しんでセール走行したいと思うんでしょうが、私達みたいな「めんどくさがりセーラー」はセーリングも好きですけどどちらかというと、セーリングは移動手段という意識なので、2時間ぐらいでは面倒な方が先に立ちます。特に、こんな日はセール走行の方がスピードが遅いと思うし。


11時半、本日のアンカレッジに到着しました。ここは海底が草が生い茂ってる場所、岩がゴロゴロしている場所といろいろらしいので、砂地スポットを探しました。幸いここも海水がクリアだったので海底が見やすく、グルグル回ったあと、砂地スポットをめがけて、例の「チェーン足キック」方式でアンカーを落としました。一発でアンカーが効いたことがわかりましたが、海草もあちこちに茂っているので、念のため主人が後にスノーケリングでアンカーを下ろした位置を確認に行きました。落とした場所は、海草郡に囲まれているけれど、砂地スポットで、どっち側にアンカーが向きを変えてもちゃんと砂地に食い込むだけの広い砂地スポットだったそうです。やった~!チェーンキック方式ますます精度が上がっております。だいたいなんで今まで気が付かなったのかしら。素足でチェーンをキックすると足の指が万が一チェーンに引っかかったりしたら大変な事故になるので、ちゃんとクロックスをはいておりますよ。
Sarimsakliのビーチ。なんか物凄い広い範囲でいけどもいけども砂地ビーチが続いていますね。ゴールドコーストのサーファーズパラダイス並み?!

お腹が空いてたのでお昼ご飯を食べるために上陸です。すでに12時半を過ぎていました。ビーチには遊泳エリアがどこまでも繋がっていて、どっから上陸しようかなと思ったのですがビーチに小型パワーボートがすでに係留してある場所を見つけて、その隣に上陸しました。遊泳エリア外でしたが、泳いでいる人が結構いたので、途中からテンダーはモーターを止めて手漕ぎでビーチまで行きました。

パラソルが並んでいるビーチの後ろも砂地が広がっていました。こういう場所はトルコではまだ見たことがなかったな。オーストラリアだとどこにいってもビーチは砂ビーチが当たり前ですが、ギリシャとかでは砂利ビーチがほとんどだし、トルコでも、全部が砂ビーチじゃないんですよね。

見渡す限り、パラソルが繋がる海水浴場です。ビーチ沿いの駐車場もビーチなんですよ。

ビーチリゾートにありがちなムードのカフェ。観光船とかにも海賊の人形が船の後ろにでっかく乗っていたりします。

一見結構都会ぽいのですが、Dikiliの街の方が面白かったです。ビーチ滞在のためのホテルが沢山立ち並んでいて、それだけのための街っていう感じなのです。つまり一般の人が住んでいる普通の街並み、というのが感じられなかった。夏の間だけいきなり人口が増えるタイプの街だね。

思ったほどレストランも沢山なくて、どちらかというとハンバーガーとかのカフェ系のお店が沢山ありました。私は例によって、レントルスープとかチキングリルなど典型的トルコ大衆食堂メニューを求めていたので、何軒か回りましたよ。


チキングリル。スープと共にお腹があまり好いていないという主人とシェア。主人は朝ごはんにゆで卵2個も食べていたのだ。

お店は観光客向けのバザールがあるんだろうなっていう屋台が連なった場所を見ましたが、閉店中。おそらく夜開店すると思われます。昼間はみんなビーチにいるからね。そういえば以前もこんなようなビーチリゾートの街に行ったときもそうだったなぁ。どこだったっけ。あ、思い出した「北エーゲ海で最も美しいビーチの一つ」っていう歌い文句のDidimの街だ!かなり沢山の場所に立ち寄ってきたので、だんだんパターンがつかめてきました。裏を返せば、目新しさが減ってきたってことかな。

遊園地も稼働していませんでしたが、夜になると営業するよう。

ここはショッピングセンター?と思ったのですが、一階に郵便局や薬局や雑貨屋さんが入っていただけで、上は部分はナイトクラブのようでした。数個のATMが並んでいました。ナイトクラブでお酒を買うお金がなくなったらすぐに下ろせるってことですね。

残念ながらSarimsakliの街はそれほど面白いこともなく、さらに暑さが半端なくて2時にはヨットに戻りました。

なんだかDikiliの街より気温が数度高いみたいで、水温もちょっと暖かめ。SATOMI号に戻った後、何度もドボンと海に入ったのですが、ものの数分で乾いてしまって、一日ですごく焼けた気がします。

そんな中デッキで涼んでいたら、私達の方に向かって岸から泳いでくる年配の男性の姿が見えました。60歳ぐらいかな。ビーチからだと結構な距離なんですが、それ以上に潮の流れもあるので、一直線で泳いでくるのが難しいのです。しばらく様子を見ていたら、疲れたのかプカプカ浮いているだけになっていました。流されてしまったようでSATOMI号の方に来るのはさらに距離が遠くなっていました。心配になって、主人が念のためテンダーで様子を見に行くことに。

するとすぐに戻ってきました。男性は大丈夫だったとのこと。ゆっくりでしたが最終的には泳いでビーチに戻っていました。こういうの、トルコのビーチではライフセーバーとかいないのかしら?以前にも、パドルボードに乗った親子が風で流されてしまい、その時主人が救助に駆け付けたころに、パドルボードのレンタル屋さんのボートが助けにやってきましたが、ちゃんと監視してたようには思えませんでした。ま、波があまりたたない海なのかもしれませんが、海は海、甘く見ると怖いことになります。こういう海に慣れている人たちがオーストラリアの海に来るとおぼれちゃったりするんですよね。シドニーの世界的に有名なボンダイビーチは、海外からの観光客が毎日のようにおぼれています。優秀なライフセーバーが救助してくれるのでほとんどの場合は、ニアミスで終わるのですが、それでも毎年数軒は悲しい結果になることもあります。

日が暮れかけてきたら、観光船が戻ってきました。例によって大音響で音楽をかけて。ここには港がないのに変だなって思っていたら、なんとフローティングポンツーンがビーチから長く付き出している場所がありました!そこから観光船が発着していたのです。

みんな同じ音楽をかけて戻ってくるんですよね。トラディショナルな海の歌なのかな。さらにこんな風に船の一番高いところで最後に国旗をひるがえす男性がいるんです。どの船もお決まり。のりがいい曲なのでメロディーを覚えてしまいました。

なんだかいきなり「もうトルコは十分見たね。」っていう気がしてAyvalikでトルコをチェックアウトしようか、という話になりました。18日にAyvalikに移動ですが、もしかしたらその日のうちに出国手続きをしちゃうかも。

 本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?
             



PVアクセスランキング にほんブログ村


             





0 件のコメント:

コメントを投稿