2023年1月16日月曜日

新しいエンジンは搭載済みです!では古いエンジンは?

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!







新品のヤンマーエンジン、SATOMI号への搭載が終了しました!2月に戻ったらこの位置に新しいエンジンが設置されているわけです。


昨年11月の半ば、当初はオーバーホールする予定だったエンジンですが、船体から外した後で、急遽新品に買い替えることになりました。(その辺りのいきさつをご存知なかった方はこちらをクリック) 

古いエンジンを外した時はまだギリシャにいたんですが、オーストラリア帰国直前に新しいエンジンを買うことにしたので、実際に新しいエンジンが船内に設置された時は立ち会ておりません。今年2月にプレヴェザに戻る前に設置完了できるし、可能な限り2022年内に終了させる、とギリシャ、レフカーダのヤンマー公認エンジニアの方の言葉を信じてギリシャを離れました。

その後、12月に入ってから「新品エンジン搭載完了しましたよ。」というメールが来ました!SATOMI号をハードスタンドに置いているクレオパトラマリーナは、海上部分よりハードスタンド敷地の方がうんと広い、本格的なシップヤード的なマリーナ。エンジンを外す時も対応できるクレーンをマリーナがもっており、ベテランのクレーン操縦者もいました。物凄い微妙な角度でエンジンを船外につり上げる絶妙なコントロールの腕は、熟練の技でした。なので、新品エンジンをまた船内に運び入れるのも私達がいない間でも安心してお任せできる、と思いました。(エンジンを船体からクレーンでつり上げて外したいきさつはこちらから) クレオパトラマリーナはその規模はギリシャ最大と言われており、夏の間だけギリシャでせーーリングを楽しむので普段はハードスタンドに置きっぱなしでその間に、次のシーズンまでのメンテナンスをまるっとマリーナにお任せ、と言うヨットオーナーが沢山います。その代わり、出入りできる業者が決まっているので、自分で勝手に選んだ職人さんをヤード内に入れることができません。でもオーナー不在中でもマリーナがカギを保管して、業者が勝手に出入りしたとしても防犯面では安心なわけです。提携業者の方たちは一定水準の技術を持っている業者なので、仕事の途中で投げ出しておさらばっていう心配もないし。(2年前内装のウッド部分修理を依頼した大工さんは、マリーナおかかえでしたが、腕はよかったけど、コロナ明けで仕事が集中し、なかなか私達の仕事に集中してもらえず予定よりも時間がかかった、という難点はありました。)ということで、マリーナを通して業者さんに仕事を頼むので、その分手配料を取られて料金が高くなる、という難点もありますが、それは不在中でも安心して任せられるという保険料と理解して納得できている範囲です。その分かどうか、ハードスタンド保管料はお隣のマリーナよりもうんと安いんですよね。

さて、話が横道にそれましたが、お願いしたヤンマー公認エンジニアもクレオパトラマリーナの提携業者さんなので、スタッフ同士も顔なじみなようでした。新しいエンジンを設置する際、マリーナからクレーンをレンタルする必要があるのでその辺りの日程調整が必要となります。それを私達が自分でやらないといけないと思っていたのですが、なんと業者さんとマリーナが直接連絡を取り合って行ってくれたので、物凄く助かりました。「設置終了しましたよ。」というメールが来て初めてことが進んでいた事がわかったのです。2月にプレヴェザに戻った時に新品のエンジンを見るのがとても楽しみ!

では取り外した古いエンジンはどうなったのか・・・年末になってヤンマー公認エンジニア会社の社長さんから連絡がありました。「漁船で古いエンジンが欲しいと言っている人がいる。」とのこと。やったぁ~!

新品エンジンを購入した時点ではまだ古いエンジンはエンジニア会社の倉庫に置いたままになっていて、その後をどうするかの話はしませんでした。

古いエンジン

すでに6300時間ほど使用していますが、実際の不具合はほとんどなくまだまだ頑丈に動いていたんですよ。でも今年は長期連続航海を予定しているので、その前にオーバーホールして万全の態勢にしておきたかったのです。さらに、新品にしなくてもオーバーホールすればまだまだ長いこと使用できる状態に戻ったはずです。でも新品がすごく割引きになったので
オーバーホールする金額との差が非常に小さくなったので買い替えに踏み切っただけ。
オーバーホールをお願いしていた会社の社長さんでエンジニアのパノスさんは、古いエンジンの売り先もおそらく心当たりがあるだろうな、と思ったのでこちらからは何も言わず、パノスさんの方からコンタクトしてくるのを待つ作戦でした。作戦通り、パノスさんから転売の話がやってきました。

これから値段交渉ですが、最低点この金額以上でないと売りたくない、という返事をしたので、今現在はパノスさんからの返事を待っている状態です。それほど無茶な金額は提示していないので、もしパノスさんからの返事が満足いかないものであっても次の買い手はすぐに見つかるかなっていう期待もあります。

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