皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
27日にHimareという街の歯医者さんで、主人は割れてしまった歯を抜歯してもらいました。アンカリングしてから1時間ちょっとの間に全てが終了!ちょっとづつ普通のアルバニア人の方たちに触れる機会があり、本当に心優しい人が多いなぁと感じています。
海面に風の通過が現れ始めました。そのままどんどん風は強まり、突風時は軽く25ノットを超えている感じでした。でも前夜と違いアンカーがしっかり効いている確信があったので、全然気になりませんでした。ディナーはこの日もお家ディナー。主人が硬いものを食べられない状態なので、サラダとコーフタウンのスーパーで見つけて冷凍韓国餃子(キムチ味)を焼きました。暗くなっても風はおさまりませんでしたが、夜中辺りには静かになっていた気がします。風の音があっても気にならず寝落ちていた私。アンカーに対する不安がないとこうも気分が違うんですね。アンカーアラームはこの夜も一度もなりませんでした。
6月27日(火):3泊したQeparoの街を出発。風はもともとない日でしたが、のろのろでもよければ何とか次の泊地Himareまでタックしながらセール走行できそうでしたが、早めに着いて、できればこの日のうちに歯医者さんに行きたかったので、朝ごはんも食べずに9時前にアンカーを上げ出発しました。
間隔は長かったのですが、波の高さは50㎝ぐらいありバウウェーブになっていたので時々波しぶきを上げて走っていました。パンチングというほどのことではなく、全然問題なく突っ走っていたSatomi号。以前のBavariaはもっと軽かったしフィンキールだったからもしかしたらこれぐらいの波でももっと振動があったかもしれない。
ここは軍関係の港なので、ワーフがあっても係留は禁止なのですが、その近くにアンカーしても大丈夫らしいです。ただ深さが結構あるので一時的なアンカリングだけかな。
はい、この内側がHimareの街がある湾です。
到着してすぐに前日にコンタクトをした歯医者さんに電話して「今Himareに着いたんですけど今日受診できますか。」と聞いたら11時半ならOkとのこと。グッドタイミング。
私はまだ朝ご飯を食べてなかったのですが、それほどお腹が空いてなかったので紅茶とビスケットで休憩。デッキで少し涼んでから11時ちょっと前に上陸しました。観光用小型ボート発着のワーフがあったので、そこにテンダーを係留できたので簡単に上陸できました。
Qeparoよりも賑やかなホリデータウンみたい。というか普通のアルバニア人向けの海辺の町、という雰囲気がありましたが、海外からの観光客も少しいるみたい。
歯医者さんは徒歩10分ぐらいの場所でしたが、普通の住宅ビルの2階だったので前を通過していしまい、別のビルの階段から入ろうとしていました。階段には一人のおばあさんが座っていたのですが、私達が入ろうとしたら足が悪そうなのに、ゆっくり起き上り道を開けてくれたのです。で、歯医者の名前を見せて場所をきいたら英語がわからないおばあさんは、わざわざ通りまで出ていき、アルバニア語で何やら大きな声で言い始めました。おそらく、「誰か英語がわかる人いる?」って聞いていたんだと思います。すぐに二人の方がよってきて、歯医者の名前を聞いて知っている場所だったみたいで指をさしましたが、連れて行ってくれました。途中英語で「どこから来たの?」と聞いてきたので「オーストラリアです。」というと「遠いとこから来たねぇ!」と驚いてました。「私は日本人ですけどね。」と言うと「日本!アリガトウ!コンニチハ!」と日本語が出てきました。その時には歯医者さんの前まで来ていたので、覚えたてのアルバニア語「Falemindenrit」(ファーレンミンデンリ=Thank You)とお礼を言いました。すると満面の笑顔が返ってきました。
Qeparoのスーパーでもそうでしたけど、国際寄な観光地を離れる従い普通のアルバニア人の方に触れ合う機会が出てきて、アルバニアの人たちは素朴でとてフレンドリーだなと感じています。さっきの足の悪いおばあさんなんかはわざわざ立ち上がり、私達が道に迷っているとわかると、自分はわからなくてもわかる人を探してくれたし。Kakoma Bayでも修道院跡見学の途中で会った山羊飼いのおじさんも、言葉がわからなくても挨拶をしたらにっこり返してくれたし。
歯医者さんはビルの2階ですが、バルコニー部分が待合室を兼ねています。
この一室が診察室兼受付。真中からかけていたらしく、抜歯するしかなかったようです。30分ぐらいかかっていました。ちゃんと麻酔もかけてくれていて、手際よく抜歯してもらえたようです。女性の歯医者さんで英語も上手で意思疎通にはまったく不自由しませんでした。かかった費用はたったの20ユーロ。でも50ユーロしかなかったのですが、お釣りはレクでいいですよ、と言ったら、レクでもその分のお釣りがなかったらしく、なんと受付の方が下の階にある外貨エクスチェンジに行って両替してからお釣りをくれました。自分で言ってきてと言われても不思議じゃないのに、わざわざ行ってくれるなんて!治療後の事も丁寧に説明してくれたり、「何かあったら電話してくださいね。」と本当に至れり尽くせりでした。
トルコの支配下に長らくあったので、トルコの雰囲気に似ているなっていうのは感じていましたし、アルファベットを使用しているのでギリシャ語よりも覚えやすいな、というのもトルコと似ていると思った一つです。でもトルコの観光地で感じた「ぼったくり」には遭遇していなくて、確かに1ユーロ=100レクという換算レートは正確ではないにしろ当たらずも遠からずという程度なのでぼったくりとは感じません。もしかしたらトルコも数年前まではこんな感じだったのかもしれませんけど、私達の中ではトルコの印象はあまりよくありません。でもアルバニアの印象は今の所とてもいいのです。
SATOMI号!
3隻のヨットが全てオーストラリアの旗を上げていますが、レッドエンサインを上げているのは私達だけ。他のは普通の陸上での国旗なので青地のものです。私個人の勝手な理論なんですが、オーストラリア国内でもヨットに乗っていた人たちは船舶にはレッドエンサインを掲揚しないといけない、というのを知っていると思うんですが、地中海エリアに来て初めてセーリングを始めた人たちは普通の国旗をそのまま使っているんじゃないかと思います。取り合えず今まで出会ったオージーセーラーはこの理論の通りでした。
歯医者さんのすぐ隣にあったスーパーは結構充実していて、コーヒーも普通の(主人にとって)があったので買ってきました。トルコ風コーヒーは今一つだったそう。それに粒子が細かすぎてプランジャーの底に引っ付いてしまい、洗うのが大変だったんで私は好きじゃなかった。ほじくり出すことができず、そのまま排水しないといけず・・・これだとキッチンのパイプ詰まりの原因になるんですよぉ~。良かったいつものコーヒーが見つかって。
SATOMI号!
3隻のヨットが全てオーストラリアの旗を上げていますが、レッドエンサインを上げているのは私達だけ。他のは普通の陸上での国旗なので青地のものです。私個人の勝手な理論なんですが、オーストラリア国内でもヨットに乗っていた人たちは船舶にはレッドエンサインを掲揚しないといけない、というのを知っていると思うんですが、地中海エリアに来て初めてセーリングを始めた人たちは普通の国旗をそのまま使っているんじゃないかと思います。取り合えず今まで出会ったオージーセーラーはこの理論の通りでした。
前方に見える桟橋にテンダーを係留しています。
歯医者さんのすぐ隣にあったスーパーは結構充実していて、コーヒーも普通の(主人にとって)があったので買ってきました。トルコ風コーヒーは今一つだったそう。それに粒子が細かすぎてプランジャーの底に引っ付いてしまい、洗うのが大変だったんで私は好きじゃなかった。ほじくり出すことができず、そのまま排水しないといけず・・・これだとキッチンのパイプ詰まりの原因になるんですよぉ~。良かったいつものコーヒーが見つかって。
抜歯の後は麻酔が切れるまで安静にしてね、と言われたのですぐにSATOMI号に戻りディナーでお出かけするまでゆっくりします。
Himareには2日ぐらいいようかな、と思ったんですが抜歯も終わったので、もういいなかな、という気持ちになったのと28日は北上するのにいい感じの風向きにもなるみたいなので、Himareはこれで終了することになりました!
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