皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!
24日もKakoma Bayに滞在する予定だったのですが、お昼過ぎから思いがけなくいい風が吹いていたので、この機会を逃したくなくて次の泊地に移動しちゃいました。でもKakoma Bayにある古い教会も見に行けたので満足。
昨日夕方に遊びに来てくれたイギリス人カップルのキャタマラン。彼らは今日、次の場所に移動するそうです。この夏はクロアチアで過ごす予定らしいので、先を急いでいるみたい。
イギリス人カップルはアルバニアは初めてではなく、ここにも前に来たことがあるようで「修道院跡があるから見に行くといいよ。」と教えくれたので、行ってみることに。
途中、建設途中の建物が4棟ありました。リゾートホテルにするつもりだったみたいで、敷地には庭みたいな感じでホテルのフロントに続くはずだった道のようなものもありました。
例の馬が建物の中にいた!昼間は暑いからここにいるのかな。もしかしたらここに住み着いちゃっているのかも。
メインの建物は教会で、中はとても綺麗でした。
でも古くて床が朽ちてしまった、という風でもないんですよね。未完成のまま諦めたパターンかな。
敷地内で、オーストリア人のカップルと会いました。車で途中まで来て、守衛さんみたいな所がありそこで車を押してきたそうです。どうもこの辺りは私有地みたいで、車での乗り入れはできないらしく、それで徒歩でやってきた、とのこと。なるほど・・・だから結構価値があると思われる建設資材が放置されていても、平気なんですね。車で入れなかったら、船で海からくるしかないから、盗まれる心配はないわけです。あれだけの大量のブロックなんかを運び出すには相当デカい船じゃないと無理だし。
それと、おそらくこの時間帯は一番風が強くなっていて、陸側から吹いてはいましたが突風が吹いてくるので、数時間だけ居心地がよくなくなるのです。次の泊地は数マイル先で、まだ午後1時前だったので出発することにためらいはありませんでした。
アンカーを上げてるとき、隣のパラダイスビーチから来ていたと思われるパドルボードやカヤックの人たちが、風に吹かれてパラダイスビーチとは反対側の方向に流されてました。一生懸命に漕いでいますが、15ノットにはなっていたと思うんでかなり大変そう。そこで様子を見てやばそうだったら通過する時に声をかけていくことに。
すごい!6.5ノットも出てる。もっと早い時間に出発したら完璧にセーリングで目的地まで行けただろうな。途中で風がなくなってしまう予報だけど、できるだけ遠くまで行けているといいなぁ。
キッチンにいても、なんとなく風がなくなってきた感じがわかりました。それだけじゃなくジェノアがバタバタし始めたのがわかりました。そこで、一旦料理は中止して、外に出ていき、ジェノアを巻き入れるお手伝い。残念1時間ぐらいしかセール走行できなかったね。
それだけじゃありません。なんと、風が180度方向転換!真正面からになってきてしかも20ノット越え(体感風速)になっちゃった。さっきいきなり風がなくなったのは、風の方向転換の瞬間だったんだ。
それと共に波も出てきて、時々バウにしぶきが!良かった、念のためハッチを閉めておいて。風向きや風の強さからバウウエーブがかかるようなことはないと思ってましたが、念のためポートフォールも天井ハッチも全部、出発時にしめておきました。過去の失敗から学んだこと。
夜食べる予定だったハンバーグとライスヌードル野菜炒め。
風もあったし、波も押し寄せてはいましたが、これぐらいだったら外で食事できます。幸いヒールはしていなかったしね。
午後2時半、目的地のQeparoビーチの泊地に着きました。直前にすごく風が強くなっていたのですが、泊地近づくにつれて穏やかになってきたのがわかったのでいい泊地だというのがわかりました。今朝分かれたキャタマランもいました!
さらに、Sarandeでみたクルーが5人はいる豪華なイタリア船籍のヨットもいた。Kakoma Bayでも一緒だったからこれで3回目だ。みんな同じ事を考えているということは、いい泊地ということですね。アンカーが効く場所を見つけられれば、だけどね。
次は砂地のパッチを探さないといけません。曇り空で風も強く海面が乱れていたので、なかんなか海底の様子がわかりません。なんとなく色が薄くなっている場所を狙って1回目アンカーを下ろしました。でもバックギアに入れてふかしてみたら全然効いていないのがわかり、引き上げてみると例によって海草こんもり。2回目の挑戦。今度はいい感じのテンションで手ごたえがありました。砂地らしき場所を狙って落としたんですが、それほど広範囲じゃなかったので、ちょっと気がかりではありましたけど。
1時間弱お邪魔した後「きっとまた会うよねぇ。北上していれば行く場所決まっているから。」と別れを告げて、私達はディナーに向かいます。
で、バックでふかした時は大丈夫だったのですが、後で主人が泳いで見に行ったら、微妙に砂地から離れていたらしく、やり直すことにしました。
3回目もダメ、で4回目でやっと取り合えず納得できる効き具合。この日の夜はアンカーの効きを気にするほど強風にならないのですが、日曜日25日の夕方と月曜日に風が強くなるのでその際にちょっと心配なのです。それで納得いくまでやり直したかった。
取り合えず落ち着てから主人だけ陸地を偵察に行きました。そして夜に行くレストランの目星をつけて戻ってきました。偶然にも私がグーグルで検索していて「いい感じ」と思った場所を主人も偵察していました。
夕方5時半ごろディナーに出かける途中キャタマランの近く通過したら、トリスタンさんが外に出ていたので挨拶すると「ちょっと寄っていきませんか」と声をかけてくれました。
キャタマランはとっても敷地面積が広いので、興味深々。すごいなぁ~外もちゃんとしたラウンジになっている。室内にもでっかいカウチがあって、まるで普通のお家みたい。全面が窓なので走行中オートパイロットにしておいて、ここに座ってウォッチができるのです。ベッドルームも両側にあるのですが、その一つ一つがSATOMI号のメインベッドルームぐらいの広さでした。そして洗濯機も搭載!キッチンにはパン焼き機やいろんな家電製品がありました!
ビーチ沿いはきれいなプロムナードができていました。
ここもアルバニア料理のお店ではなく、ちょっとイタリアン。またしても真鯛のカルパッチョ。もう大好きだから何回食べても飽きません。
焼き野菜。
これは前菜メニューなのにこのボリューム。シーフードカセロールですが、パエリャの米無バージョンという感じでした。すごく美味しかった。ここでもワイン2杯にビール、チップスとかもオーダーしていて全部で39ユーロ。Sarandeよりも安い感じです。というのはQeparoはどちらかというと海外旅行者向けというより地元のアルバニア人のビーチホリデータウンという感じ。その分はでさはありませんが、静かだしレストランも安め。
SATOMI号の後方にいるのは、例のイタリア船籍のでっかいヨット。彼らは今朝早くにKakoma Bayを出て行っていました。クルーがいて、自分達は何もしないであちこち連れて行ってもらえるのってどういう気分かな。ちょっとうらやましかったりもする。クルーの人たちはバウのハッチからクルークォーターに出入りしていました。サロンはお客さんだけの場所なんでしょうね。
これがお目当てのレストラン。
この時間は結構にぎやかになるんですが、音楽とかもかかってなかったし、特に港沿いには何もなくて静かでした。
もう1泊Kakoma Bayにいるつもりだったので、シュノーケリングはできないで終わってしまいましたが、ほんの1時間弱でもセール走行で移動ができて良かったです。夕方には風はおさまっていましたが、途中風向きが変わった時間帯は、もしあのままあそこにいたら、湾内に波が押し寄せてきてちょっと不快だったと思うんで移動することにして本当に良かったです。この夜もほとんどゆれることがない平和な夜を過ごしました。
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