2023年6月24日土曜日

アルバニア共和国Sarandeに着きました!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





6月22日(木)アルバニア共和国のSarandeの港にて入国致しました。非EU国への入国は昨年のトルコに続いて2回目なのでそれほど緊張はしませんでしたが、未知の国への訪問は、やっぱりワクワクします。

Sarandeの港町はリゾート地!EUへの入り口コーフも目の前だしね。

6月22日(木):朝ごはんを終えて10時頃、出発しました。前日に出国手続きができて本当に良かったです。あとでSarandeについてから会ったコーフで出国手続きをした人が、3時間もかかったと言ってましたから。やっぱりフェリー発着の時間帯を避けるのがベストみたい。

この日はこんな状態なのはわかっていたので、セール走行への期待は全くなしでした。エンジン走行だときっと2時間ちょっとぐらいで着いちゃうんじゃないかな。

コーフ島の北東の端まで来ると、Sarandeの街が見えてきます。
ポート側にはコーフ島の端っこが見えます。

そろそろ旗の交換。ギリシャの国旗を下げます。

代わりにカスタム用黄色い旗とアルバニアの国旗を掲げます。

実は後でわかったのですが、この時アルバニアの国旗、逆さまに挙げ居ていた!

すでにアルバニア海域に入っていてSarandeの港がある大きな湾内に入ってきた時、ちょっと先で大きな魚がジャンプしているのが見えました。遠目にみてもメカジキだとわかるぐらいでっかかった。何回もジャンプしていたのですが写真には水しぶきしか撮れなかった。あんなでかい魚がいるってことは、餌になる魚が豊富ってことですよね。シュノーケリングするのが楽しみ!確かにギリシャでもイオニア海近辺の方が、他の地域よりも魚が多いしね。


Sarandeはフェリーの港なので入港前にハーバーマスターに無線で連絡し入港許可をもらいます。これをしないで入るとすっごく怒られてしまいます。当然だけどね。

アルバニア入国手続きは、エージェントを雇いました。トルコと同様、プライベートヨットはエージェントを通じてしか入国手続きができないようになっています。勿論アルバニア語がわかれば自分でもできるかもしれませんけど。その点はギリシャは個人ヨットの人が自分で出入国手続きができるので便利。トランジットログの作成も、非EU船用のものだったらカスタムの人は慣れっこなのですぐに発行してくれますよ。私達のは非EU船なのにVAT支払い済みという複雑な状況だったのと、ギリシャがまだロックダウン中だったのでエージェントを通してしか応対してもらえない状態だったのでお願いしましたけど。

アルバニア入国の際、どのエージェントを選ぶのかは簡単でした。例の泊地アプリで大絶賛されているエージェントさんがいて、その方に入港したい2日前に電話をかけ、必要情報をメールして入国手続きに必要な書類を作成してもらいました。当日は、入港の際に無線でハーバーマスターに連絡をするとそれを聴いているので、それで到着がわかります、とのことでした。

カスタムにもワーフがあるんですが、フェリー乗り場のすぐ隣で、しかも自分でアンカーを下ろしてスターン・トゥーにするタイプするタイプ。しかもあまり居心地がよくないらいので、最初からアンカリングすることにしていました。湾内は南側以外からは守られているのですが、海底が海草があるのでアンカーの効きにばらつきがあるとのこと。案の定、私たちも1回目はダメで、ちょっと場所を移動して2回目で成功しました。到着した時間は携帯で11時40分となっていたのですが、実はアルバニアとギリシャは1時間の差があったので、本当はギリシャ時間では12時40分だったんです。つまり3時間弱で到着したってことですね。あっという間だ。

到着しました、ということを一応エージェントのジェリアさん(女性)に電話し、30分後に港で落ち合う事に。カスタムのワーフの端っこにテンダーを付けられる場所がありました。

ここがパスポートコントロール、入国管理局です。幸いここでも、フェリー到着時間とズレていたので他には誰もおらずすぐに手続OKでした。ジェリアさんはとても小柄な可愛らしい方でした。パスポート検査の後、ジェリアさんのオフィスに向かいました。そこでハーバーマスターに提出書類に目を通してOkだったら、代わりにジェリアさんが提出に行ってくれます。その間、私達は自由に街の中を散策。ランチをしてから事務所に戻ればいいとのこと。テンダーもカスタムのワーフにつなげたままで良くて、通過する時にボートの名前を言えばいいそうです。今後も街に上陸する時はカスタムのワーフにテンダーを係留していいそうです。24時間セキュリティなので安心ですよ、とのこと。



まず、SImカードを求めてVodaphoneに行きました。今年からVodaphoneに変えた私達で、EU内ならどこでも使えるということで年間契約型にしているんですが、アルバニアではローミング代がかかるみたいなので、その辺りVodaphoneで聞いてみようと思ったんです。するとやはり察していた通り。ま、アルバニアはEUじゃないから当然だけど。プリペイドSIMが一カ月34GBで22ユーロというのがあったので、それならそれほど高くない。以前コスモーテで一カ月二人分で90ユーロ(データ無制限でしたけどね。)だったことを考えると(ちなみに携帯機種代も混みでしたけど。)ギリシャで毎月の支払い(30ユーロ)があっても安いもんです。さらにアルバニアのVodaphone のSIMはモンテネグロでも引き続き使えるそうです。それは便利!

SIMはすぐにアクティベートできました。トルコの時は1時間ぐらい接続に時間がかかったけどね。次にランチ。暑くてあまり歩き回るのが嫌だったのでツーリスト用で高いだろうな~と思いながらも港沿いのレストランに行きました。というのも、アルバニアの通過はレクとうのがあるんですが、観光客相手のお店じゃないとクレジットカードが使えないのです。Vodaphoneでもダメでした。ただ1ユーロがほぼ100レクなので、どこのお店でもその計算でユーロが使えることになっています。多分お店の人はユーロの方が歓迎だと思う。

この辺りのお店はクレジットカードOKです。


軽食でよかったので、ビスクスープを前菜代わりに。主人もこれがいいということで、シェアしないで2人前オーダー。

そしてピザ。全然アルバニア料理ではありません。アルバニアの一般的なお店だと現金でレクで支払う方がいいので、現金を入手するまではクレジットカードが使えそうなお店に行くことにしています。アルバニア料理はギリシャ料理とそれほど違わないみたいだけどね。

SATOMI号。広い湾には全部で12隻ほどが係留しています。

ランチを終えてジェリアさんの事務所に向かいます。


Sarandaeの街は、海辺リゾートの街として栄えているので海沿いホテルが隣接していて、南国ムードタップリ。でもきっと街の後ろにそびえる山の向こうはもっと素朴な場所がひろがっているんじゃないかな。

ジェリアさんの事務所でハーバーマスターからスタンプをもらった入港手続き完了の書類を受け取りました。費用は62ユーロ。これにはハーバーマスターに支払う入港税20ユーロが含まれています。書類の用意だけじゃなく、事務所では街の地図で位置関係を説明してくれたり、海岸線にあるアンカレッジやマリーナ情報、そしてアルバニアをチェックアウトする時のエージェント(ジェリアさんと提携エージェント)などの情報も教えてくれたので、自分で調べる手間が非常に省けました。トルコの時、書類手続きだけで100ユーロちょっとかかったことを思うと、すごくお得に感じました。やはり評判通りでした。

さて、これからの予定ですが、せっかくのアルバニア、レンタカーを借りて内陸観光をしたいと思いますが、その際、どこにSATOMI号を係留するかがポイント。アルバニアにはマリーナ的なものは2か所しかなく、Sarandeにはフェリー用ワーフの隣のタウンバースしかありません。天候が穏やかならアンカリングのまま2,3日留守にする人もいるみたいですが、いくらアンカーが大丈夫だったとしてもやはり置きっぱなしで何日も離れるのは心配です。いない間に他の誰かのせいで事故が起こらないとは限らないし。タウンバースも同じこと。自分のアンカーを下ろしてのスターン・トゥーは自分達に非がなくても隣に来る人によって被害を受ける可能性があります。(レフカスタウンバースで懲りた!)そういう意味ではバウモーリンがあって、自分達のスポットが決まっているマリーナの方が留守にする場合は安心です。そうなると、Sarandeは早々に出発して、真中辺りにある近代的マリーナに1週間ぐらい係留して車で戻ってきてぐるりと内陸を観光する方が安心かなぁ。これからゆっくり考えよう。

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