2023年7月3日月曜日

突然ブッシュ元米大統領の像!&Kruje古城

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードとギリシャ船上生活レポの世界にようこそ!





7月1日は首都ティラナ―から車で40分ぐらいのクルヤの街を観光しました。クルヤ城とその付近の古いバザール(商店街)が有名です。クルヤ城は例のスカンデンベル将軍の本拠地でした。途中、いきなりブッシュ米元大統領の銅像に行きあってびっくり!知らなかったアルバニアとブッシュ大統領の繋がりを発見!


クルヤのオールドバザールのお店


本日の行程はこんな感じです。Kuieが目的地で、その手前のFushe-Krujeでブッシュ大統領の銅像を見たのだ!


朝食も食べずに朝8時頃にティラ―ナを出発。渋滞もなくスムーズに市内から出ることができました。グーグルマップで道を確かめていたら、突然「ジョージブッシュ像」というのを見つけ、丁度通り道だったのでそれがあるFushe-Krujeの街で朝ご飯をすることに。

その前の街では広場にマザーテレサの像があるのを見ました。マザーテレサはアルバニア人だったって知ってました?!

街に着いたのは9時ぐらい。これがブッシュ大統領の銅像です。逆光になっていてうまく取れなかったけど。街の目抜き通り広場に立っているんですよ。

しかもこんなお店もあったし、ジョージブッシュベーカリーというのもありましたよ。2007年にブッシュさんが米大統領として初めてアルバニアを訪問したそうで、その時この街にも来てパン屋さんに入ったそうです。ブッシュさんの働きかけのおかげで2009年にアルバニアがNATOに加盟できることになったので、アルバニアではブッシュさんは英雄扱いらしい。ティラ―ナ市内でもブッシュさんの名前の通りがありました。

アルバニアではカフェでは朝は飲物だけみたいで、朝ごはんを食べられる場所を探していたらカフェのおばさんが向かいの建物の2階にあるよ、とジェスチャーで教えてくれました。このFush-Krujeは観光地でもなく、やっと普通のアルバニアを見れた気がして嬉しかったです。



グーグル翻訳でメニューを解読したり、周りの人が食べていたものを観察したりして、ピラフ、ポークシュニッツェル、チキンスープをオーダー。飲み物はお水。パンはサービスで付いてきました。全部で8ユーロぐらい。地元の子供が4人で食べにきてまいしたが、ピラフだけ食べていた。ピラフはたったの80レク。だから1ユーロしてません。後ろの席のおじさんもピラフにソーセージだけ食べていたので、アルバニア人もご飯におかず、と言う感じで食事をされるのかも。

土曜日はどこでも市場があるみたいで、通過した他の街でもやったので、Fush-Krujeでも見てみることに。野菜はとっても新鮮で、買って帰りたくなった。


塩を売ってたんですけど、手作り塩なのかな?

マーケットのテーブルはコンクリートで備え付けのもの。随分昔からずっとあったマーケットみたい。
外で男性たちがにぎやかにドミノを楽しんでいました。私が写真を撮ろうとしたら、おじさんが外側にいた別のおじさんに声をかけて、私が写真を撮れるように、移動してくれました!だいたい一人ぐらい英語が少しわかる人がいて、「どこから来たの?」と聞かれ、オーストラリア、というとおお~遠くから来たね、シドニー?メルボルン?と知っている名前を言ってきます。ドミノチャンピオンは誰?と聞いたら「奴が強いんだ!」と奥の人を指さしてましたが、みんな大笑いしてたからジョークかも。
ひよことか鶏も売ってる。かなり素朴なマーケットですなぁ。こういうのいいなぁ。素のままのアルバニアにやっと出会えた気がしました。

Kruje(クルヤ)の街にはそれから10分ぐらいで着きました。

街自体はそれほど大きくなく、ホテルが立ち並んでいる立派な観光地でしたが、目玉のクルヤ城もすぐ街の目の前でした。近くの駐車場は一日5ユーロもしたんですけど、通り過ぎて坂道をちょっと降りたところにあったのはたったの2ユーロだった。

以下ウィキ―ペディアからの引用です。

クルヤアルバニア語Krujë)は、アルバニアの都市および基礎自治体でアルバニア北中部に位置し、クルヤ県と基礎自治体の行政的な中心である。人口は15,900人で、クルヤ山とイーシュム川の間に位置し、アルバニアの首都ティラナからは20km離れている。かつてイリュリア人の部族アルバニ族(Albani)が暮らしおり、1190年にクルヤはアルバニアでは中世で最初の自治を得た国であるアルバノン公国英語版の首都であった。後にアルバニア王国英語版の首都となり、15世紀初期にオスマン帝国に侵略されたが、1443年にレージョ同盟英語版のリーダーであるスカンデルベグにより1468年に亡くなるまで3度のオスマンの包囲を防ぐことに成功している。4度目のオスマンの包囲によって1478年に併合された。1906年にオスマンに対する地元の反乱があり、1912年にアルバニアの独立が宣言された (en。1910年代中頃クルヤは一度、短命のエッサード・パシャ・トプタニ英語版により成立した中央アルバニ共和国英語版アルバニア公国との間の戦場となった。1914年トプタニは町を支配したが、同じ年にプレンク・ビブ・ドーダ英語版により公国に再び併合された。第二次世界大戦中、抵抗勢力のリーダーアバーザ・クーピ英語版が活躍している。クルヤにはクルヤ城英語版に囲まれたスカンデルベグ博物館英語版や国立民族博物館がある。

クルヤ城は例のスカンデンベル(ネットでは日本語でこうなってましたが、英語読みから近いのはスカンデルべグの方。)さんのお城で、ここでトルコからの攻撃を4回も交わしたそうです。非常にリーダーシップがあり、それ以前はバラバラだったアルバニアの各地を対トルコのために統一して共に戦った英雄。彼の家紋がアルバニアの国旗となっています。





メインの建物は歴史博物館になっています。

博物館内は写真撮影OKだったので、本当はもっと細かく写真を撮っているのですが、行く先々でハイライトの動画を撮っているので、ドライブ旅行が終了したら一つにまとめる予定。博物館内の様子はその動画内でご紹介しますね。



これこれ、アルバニアの国旗についているシンボル。



スカンデンベルさんの雄姿をたたえた音楽を、イタリアの有名作曲家ヴィヴァルディが曲にしていた!




喉が渇いて博物館を出てから庭の中にあったカフェに入ってんですが、実はお城の後ろの丘にある古いタワーの周りにもっと景色のいいカフェレストランがあって、そっちの方がお値段も安かったんです。残念。知ってたらそっちに行ってたのに。



タワーの、古い塀の中にあるカフェ。こっちに来たかったなぁ。

いい眺め。


お城のふもとには古いバザールがあります。当時からこのあたりが商店街でした。

織物が名物みたいですね。素敵な絨毯がありましたが、船内では使えないからなぁ。

石畳は当時のままだと思います。沢山の人がこの上を歩いたからでしょうね、つるつるになってました。
バザールを過ぎてちょっと坂道を下ると普通の街並みになっていきます。そこから振り返ってタワーとお城を見たところ。

ティラ―ナのスカンデンベル広場からスタートして、スカンデンベルさんの地元を見れて楽しかったです。それ以上に思わぬ場所でのジョージ・ブッシュ銅像の素朴な街が良かった!

朝早くに出発していたので、観光を終えたのはまだ午後1時ぐらいでしたが、疲れてきたのでティラ―ナに戻りました。午後2時半には着いてましたが、夕方までお昼寝。

夕食のために再度活動開始したのは6時半すぎ。なんとなく街の位置がわかってきたので、前日よりさっさか歩けました。途中とても面白い建造物発見。

あ、ショッピングセンターも見つけた。


本格的なショッピングセンターでしたが、これと言ってほしいものはなかったな。

でこのタワー、おもしろいでしょ。ところどころ出っ張っている。
未完成みたいで、後ろ側はまだ工事中の部分がありました。屋上にはクレーンが残ってたし。

夕食はチャイニーズレストランに行きました。外観からするとなかなか本格的。
インテリアもチャイニーズの雰囲気バッチリですね。しかも音楽もちゃんと中国語の音楽が流れていたんです。そのうちに聞いたことがあるメロディーがありました。なんと「北国の春」のメロディーで中国語の歌詞。思わず小さい声で「あのふーるさとに帰ろかな~、かーえろーおかなぁ~。」と口ずさんでしまった。

スパイシーサワースープ!キオス島のチャイニーズレストランで大好物だったもの。これも美味しかったです。

チンジャオロースを頼んだけど、これが出てきた。美味しかったので許す。写真を撮るのを忘れてましたが主人はこのほかに酢豚をオーダーしました。この日はお酒を飲まなかったのもあって、全部でたったの22ユーロ程度だった!安いなぁ。信じられないぐらい安い。でも味はバッチリでしたよ。

歴史的なクルヤの街に行けたのも良かったですが、それ以上に途中通過した普通の街の風景がとても楽しめました。飾り気のない、観光地ではない普通のアルバニアにやっと会えました。思いもかけずブッシュ大統領とのつながりも知ることができたし。当時でもニュースで聴いたかもしれませんが、アルバニアに全く興味がなかったからきいたとしても気にも留めてないと思います。こういうの旅の醍醐味ですよね。

次は世界遺産の街、ベレット(Beret)に向かいます。

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