2024年6月24日月曜日

マイナーアクシデントもありながら2日間ご一緒時間を楽しむ

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!




6月22日、23日はフランスのMentonの街で、楽しい再会がありました。昨年里帰り中にお会いしたMご夫妻の船と落ち合ったのです。同じマリーナに予約を入れたのですが、なんと私の間違いで二晩予約したはずが、一晩しか予約が取れておらず、しかも翌日はフルブッキングでキャンセル待ち、と言われてしまった!そんなことにもめげず、目一杯ご一緒できる時間を楽しみました。


6月22日(土):マリーナオフィスに行って、延泊の件を確認すると「残念ですが、お宅のスポットはあれからすぐに別予約が入ってしまいました。でもキャンセルが出るかもしれないので、明日の朝またご連絡します。」とのこと。すっごいショックでしたが、仕方がありません。普段は主人が泊地アプリを使って予約を入れるのですが、今回は私がやっていて、宿泊希望の日にちを「22と23日」のつもりで入力していたら、それは「チェックイン・チェックアウト」の日にちの欄だったんですよねぇ。(泣き)でもだいたいいつもどこでも当日延泊希望したら大丈夫だったので、あまり気にしてなかったんですが・・・・・おっちょこちょいの自分に今更ながら腹が立ちました。でもすぐに気を取り直し。天気を調べたらこれから数日はとても穏やかなので、到着した時にアンカリングした場所に滞在できます。そう思ったらかなり気が楽になりました。

Mご夫妻はフランス側からイタリア側に向かって進んでいる途中。私たちがランチに出かけている時に到着されましたので、夕食をご一緒することに。

前にお会いしたのは今年2月でした。その時共通の知り合いのヨッティ―の方お宅でお初にお目にかかったのですが、実はMご夫妻のご主人とはすでに10年以上も前から「メル友」(なんて今でもいうんでしょうか?)だったのです。私たちがオーストラリアで船に乗っていた時、当時の私のブログを見つけていただき、Mご夫妻がシドニーでベアボートチャーターされた時にコンタクト頂いたのがきっけでした!

ディナーのレストランはマリーナ近くのお店をチョイス。

いろんなタイプの料理がメニューにあったので選びました。私とNさん(Mご夫妻ご主人)はビーフタタール。すごいボリュームで途中で主人にヘルプしてもらったぐらい。

主人はほたてとマッシュっポテト。これもすっごく美味しかった。

Mご夫妻のHさんはちょっぴりタイ料理風のライスヌードル。本当にいろんなタイプの料理が1つのお店にあるのは、ありがたいです。

いつもはデザートまでいかないのですが、この日は特別。クラーム・ブレ!くどすぎず甘すぎず、丁度良かったです。お値段的には全体的に高めかな?と思いましたが、ランチのレストランでもそうでしたが、クォリティーはちゃんと値段に見合うものだと思いました。

お互いヨッティ―!共通の話題はつきなくて、時間がたつのをすっかり忘れました。


ずっと風邪薬を飲んでいたので、私も主人もここ1週間近く禁酒状態でした。でもこの夜は解禁!とばかりに少しいただいたので、すぐにアルコールが回っちゃったみたいで、主人が10時ちょっと前には眠くなってしまったので、会はお開きとなりました。翌朝ご夫妻をSATOMI号にお迎えすることを約束して別れました。

6月23日(日):熟睡したせいか、朝6時半に目が覚めてしまった私!近くのベーカリーを調べたら7時45分まで開店しませんでした。仕方がなくちょっと船内の掃除をして時間をつぶすことに。マリーナ側に近い方の街並みは、観光風ではなく普通の住宅街もあるようです。あと1キロぐらい先はイタリアだった!

ベーカリーで新鮮なクロワッサンにバゲットをゲット!ちょっぴりフランス人になった気分?!バケットはすっごく安くて、70㎝ぐらいの長さのバゲットが1.8ユーロでした。


9時ちょっと過ぎ、Mご夫妻にお越しいただきSATOMI号でクロワッサンブレックファースト。その前にSATOMI号ツアーを行いましたよ。アンカーや主人が今年新しく設置したソーラーパネルの仕組みなど、とても熱心にチェックされていました。さすがヨッティ―!興味どころが同じだから、本当に話題が付きません。

ゆっくり朝食とおしゃべりをしていたら、あっという間に11時を過ぎていました!私たちはスーパーへのお買い物、Mご夫妻はモナコ観光、とそれぞれのスケジュールをこなします。残念ながら、朝マリーナオフィスから電話がかかってきていて「申し訳ないですが、やはりキャンセルは出ませんでした。」とのこと。でも何時に出て行ってくれとは言われてなかったので、ゆっくりしております。

前日海沿いの街並みだけを見ただけだったのですが、日曜日に開いているスーパーが街の奥の方にしかなかったので、街中観光がついでに出来ました。
この橋みたいなのは階段になっていて、坂の上の教会らしき建物までずっと繋がっています。




昨日はこのあたりまでしか来なったな。日曜日だからか、観光客らしき人々でにぎわっていました。



お店も沢山ありました。



また小雨が降ってきた!ここのところ毎日、一日一回は小雨が降るんですよねぇ。そのたびに船が汚れ行く。



街歩きも楽しみ、お買い物も済ませて午後1時半、マリーナを出発しました。

前日アンカリングした場所よりも、少し港のブレークウォーターよりにアンカーして、ウネリの影響を減らします。

他にも2隻ほどアンカリングしていましたが、あちらはウネリをまともに受けるので私たちよりもかなり左右に激しく揺れていました。でも夜になるとウネリが穏やかになる予定です。

主人の風邪はかなりよくなっていますが、まだまだ咳が酷くて、それで体力を結構消耗するみたいなんですよね。直ぐ疲れてしまうので、夕方近くまでずっと寝ていました。


夕方6時ごろ、テンダーを下ろしていたら、すぐ近くのヨットの方がテンダーで港に向かうのが見えたのですが、気が付くとSATOMI号のポート側で漂っているのです。「大丈夫ですか?」と英語で聞くとフランス人の方だったのでジェスチャーで、エンジンがかからないというのを示されました。ガス欠?!で、主人がレスキュー出動。

牽引して港までお送りしました。帰りはどうするのかな?港で給油するのかしら。それにしても波は高くないものの、外海からウネリがまだまだ高い時間だったので、私たちが気が付かなかったら、手漕ぎではかなり難儀だったと思います。

夕方7時すぎにMご夫妻からディナーのご招待を受けていました。テンダーをぶっ飛ばしてさっきまでいたマリーナに入ります。こんな時間なのに、SATOMI号がいたバースはまだ空いてました。オフィスに朝聞きに行った時、チャーターボートエージェントらしき女性が長いクルーリストみたいなものをもって手続きをしていました。その女性が出て行ってからオフィスの方が「あの人たちが、お宅のスポットを予約しちゃったんですよ。」と言ってました。


Mご夫妻のピッカピカのHiro号にお邪魔しました。Hさんお手製のカレーをご馳走になりましたよ。いつもならしっかり料理の写真を撮る私なのに、おしゃべりに夢中ですっかり忘れていました!お手製の玉ねぎのピクルスがとても美味しくて激辛カレーにぴったりでした。さらに激辛カラールーの残りもいただいちゃいました。今回他にも日本食を沢山いただいてしまっていて、もう大感激です。今年は年末年始は里帰りできないので、日本からの日本食には当分ありつけませんから、すごく貴重です。

船内も明るくて、すごく素敵です。機能的で使いやすいインテリアは、さすがモダンなボートならでは。

この船はギリシャのコーフ島で買われているので、コーフの街のスーパーで見つけた「月桂冠大吟醸」を試飲して、楽しい会はとうとう本当にお開きとなりました。外はまだ明るかったのですが、夜10時緒と前になっており、さらに主人が東風に変ることをすごく気にしていたんです。それにMご夫妻も翌日は出発されるので、あまり長居は禁物。

名残惜しい気持ちを抑えて、夜10時ちょっと前に退散いたしました。実際にお会いしたのはこれでやっと2回目ですが、全くそんな感じではなく旧知の仲という親しみさえ感じましたよ。次に日本に帰る時がいつになるかわかりませんが、その時が今から楽しみです。


6月24日(月):当初、この日にまたオーバーナイトでコルシカ島まで戻ろうと思っていた私たち。でもせっかくならニースやサントロペの方まで行ってからにすることにしました!なので次の泊地はたったの10マイル。朝はゆっくりです。昨晩は午後とは違い、とても穏やかなゆりかごに包まれている気分で熟睡しました。起きたらすでに9時ちょっと前!

で、外の様子を見に行ったら、ちょっと心配していた方角にスイングしていたんです。東風に変わると港のブレークウォーターに近づきすぎになる位置にアンカーしていたので、前夜も主人がそれを心配していました。今朝、なんと吹くはずのない東からの風が吹いていて、なんとスターンがブレークウォーターの岩の数メートル先まで近づいていました。深さはぎりぎりまで十分深いのですが、ちょっと気になるぐらい近づきすぎていたんで、リアンカーすることに。

アンカーをあげて動いていたら一隻の船がマリーナ側から近づいてきました。呼ばれる声が聞こえて、Hiro号だということがわかりました!出発前に来てくださったのでした。

丁度リアンカーしていた最中だったのて落ち着いてお話はできませんでしたが、Hiro号が動いている雄姿を遠巻きながら見ることができて、良かったです。

リアンカーしたら風向きがまた変わっていました。さっきはあそこに見えるブレークウォーターがスターンのほんの数メートルまで近づいてたんですよね。だいたいはこの向きにスイングするはずなので、あのままでも問題はなかったのかもしれませんが、これから朝ご飯を食べるので、どうせなら安心した位置にいた方がいいです。

以前は一度アンカーを下ろしたら出発まで引き上げるのが面倒に感じていましたが、最近は、ウィンドラスの調子いいのでチェーンが途中でストップすることなく、するする上がってくるのでアンカーの上げ下ろしが億劫でなくなりました。ウィンドラスのモーターがダメだと思って、ローマにいた時整備してもらいましたが、結局オーバーヒートの原因は配線接続部分の不具合だったみたいで、新しいものに変えていこう、とっても調子がいいのです。次に同じ症状が現れたらまたリレー部分を交換すればいいことがわかったので、また一つ学びました。

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