2024年6月25日火曜日

月曜の夜なのに大花火大会を特等席観覧の泊地ーAnse de la Scaletta

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!





6月24日(月)はお昼ごろゆっくりとMentonのアンカレッジを出発して、ほんの10マイルほど先のAnse de la Scalettaというアンカレッジに移動。途中モナコ王国を海上から見学。近辺に係留されたどでかい豪華ボートの林の中をぬうように通過しました。到着したアンカレッジではいきなり夜に物凄い花火が上がり、思いがけぬ花火大会を堪能しました!

近すぎて灰を被っちゃうんじゃないかと思うぐらいの特等席で見た花火

6月24日(月):朝ごはんを食べて少しゆっくりし、12時ちょっと前にやっと腰を上げました。お天気は曇りがちで、風もなく退屈な移動となりそうですがどうせ10マイルほどなのでメインセールをあげるまでもなくエンジン移動です。その分今夜は暖かいシャワーを浴びれるので良し、としよう。それにソーラーパネルを増やしていてもお日様が上がってくれないとバッテリーチャージできないので、エンジン走行も悪いことばかりではありません。


本当にここのところ、曇りがちで「晴天真夏日」というのが全くありません。天気予報では本日も雨。


30分ほど進んだらもう遠目にモナコが見えてきました!Roquebrune-Cape-Martinという場所にも泊地があって、モナコに一番近いアンカレッジなので気になっていた場所です。この日は2隻のキャタマランがアンカリングしていました。揺れもなく良さげな場所でした。

あの岬を回るとモナコ!



キャプテンも思わず携帯でパチリ!


大きな港の前には何隻もの巨大パワーボートがアンカリングしていました。テンダーを収納する倉庫が普通の車のガレージぐらいのサイズだった。

52フィートのSATOMI号の2倍は最低あるよねぇ~っていうデカさ。


ビルの上に「M」の文字。モナコのMかしら?

またまたこちらもでっかいヨットですなぁ。5階建てぐらい?お客さんの数よりクルーの数の方が多かったりして。


あそこにも、変った形の豪華ヨット。バウが丸っこくて不思議な形ですが、最新のデザインなんでしょうね。




オーシャンライナーが港にいました。

この船は港に入ろうと待機しているようでした。近くにテンダーがウロウロしていたので誘導用かな。

あそこがメインの港だ~と思って、ちょっと入ってみようかなと思ったんですが・・・

丁度この船が出てくるところで、小さいのがウロチョロしてお邪魔になると怒られそうだったんで、退散しました。モナコのカーティシーフラッグをあげていないから、あまり目立つことはしない方がいいですし。皆様のご迷惑になることは避けなければ。


なんだあの豪華な建物は!宮殿か?と思ったら後で調べたらあれカジノのようでした。すごいねぇ~そこらの宮殿よりも断然豪華な作りです。(といってもそこらの宮殿っていう基準がおかしいかも。もうさんざんイタリアでゴージャス大聖堂や宮殿を見てきたら感覚がおかしくなりました。)



あれはボディはオーシャンライナーですが、マストがたっていますね。イタリアのLe Speziaの入り口で見たのと同じ船でした。

「Clube Med2」地中海クラブ2号。きっとLe Speziaではお客さんがChinque Terra観光するためにとまっていたんでしょうね。あんなでっかいけどちゃんとセールで走れることもあるのかな?


海辺のこの建物はアクア・ミューゾとグーグルに書いてあったので、水族館かな。

でっかい港を少し超えると小さい港があります。20メートル以下の船用?それともこの辺りじゃ50メートル以下ぐらいが小さいっていうのかしら?

すっごいなぁ~とため息をつきながらモナコを通過すると、本日のお宿はすぐそこです。小さい方のモナコの港から出てきたパワーボートが、凄いスピードで隣を通過していきました。向かっている方向が同じだったので、同じ場所に行くみたいです。でも彼らはうんと沖の方にアンカリングしていました。


午後1時30分、目的地のAnse de la Scalettaの泊地に着きました。

ここは南東のウネリからは完全に守られている位置ですが、外を通行するフェリーの起こす波が時折岬を回って入ってくるみたいですが、気になるほどではありません。緑に囲まれてすごくきれいな場所で、ここ一週間ぐらいで一番綺麗な泊地かも。

あっちにマリーナがあってレストランとかちょっとした町があるようです。

後ろにはなんかすごい豪華なお家が数軒たっています。リゾート宿泊施設かな?

ビーチバーみたいなものもあります。

ランチは前日仕入れたバゲットに冷凍食品のシチューをチンして食べました。ビーフシチューだったみたいで、なかなか美味だった。



まわりには小型のパワーボートが数隻いましたが、夕方前にみんな帰っていきました。主人の風邪は咳がまだ続いているので、体力を消耗しやすいみたいですが、ここならゆっくり休むことができます。

夕食は中華丼風でお家ご飯。この日はどこにも上陸せずゆっくりしようと思ってましたから。とっても平和な夜で9時ぐらいには私はうとうとしていました。主人は夕方までお昼寝してたので、テレビを観ていたのですが、夜10時40分ごろ、突然外で「ドカーン」という大砲みたいな爆音がきこえてきたんですよ。ドドド―ン、ドカーン、が続いたので何事かと思って外に出たら・・・・!なんと花火が上がり始めた。

対岸のマリーナがある辺りの海上から上がっているようです。

もうほんの目の前で上がっている花火は、爆音もすごく物凄い迫力でした。すごく明るくなるので、携帯のカメラでも全く問題なく写真がとれました。



最初お金持ちの個人がなんかのお祝い事とかで花火をあげているのかな?と思ったのですが、その規模といったら・・・シドニー湾の年末の花火を思い起こさせるぐらい。日本の夏の地方の花火大会ばりの豪華ででっかい花火が次々あがるんですよね。







これでもかこれでもかと、次々上がる花火を息をのんで鑑賞しました。あまりにもすぐ近くだから、灰がふりかかってくるじゃないかな?って思うぐらい。シドニー湾で年末の花火を前の船で観覧した時、翌日船体一杯に灰を被っていて掃除が大変だった!



やっと終わった時には11時ちょっと前だったので、最低でも10分は上がり続けていたってことです。すっごいなぁ~。シドニー湾の年末花火だって15分弱ぐらいなのに。

思いがけなく、目の前で花火大会を鑑賞できて、物凄く得した気分になったのでした。しかも夜が更ければ更けるほど、泊地内は穏やかになっていき、全く揺れなくなって海上にいることを忘れてしまうぐらいだったんです。物凄く幸せな気分ですぐにまた夢の世界に戻りました!

本日もご訪問ありがとうございました!ご覧いただいた記念によろしければ「ペーパークラフト」ボタンをポチっと押していただけますか?
             



PVアクセスランキング にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿