一日2回のラッシュアワーがあるアンカレッジ

皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ！

7月7日はフランスは下院議員選挙の日でした。結果はマクロン大統領が率いる政党は多数派にはなれませんでした。Uバーの運転手さんも「マクロンは終わった。」と言っていて、あまり人気がない気配は感じてましたけどね。選挙のせいか、Ile Santa-Marguerite島のアンカレッジは一日に3回ぐらい、ボートの往来ラッシュがありましたよ。通常は朝と夕方の2回なのに。

相変わらず綺麗で砂地が多くていい泊地。魚にビスケットをやって人気を保つのだ。透明度が高いので6日、7日と二日間ウォーターメーカーを作動させ、前後のタンクをほぼ満タンにしました。

7月7日（日）：お昼ちょっと前、カンヌの方から沢山のボートがこちらに向かってやってきます。日曜日なので前日以上に混雑するアンカレッジだとは思っていましたが、先週はこのラッシュアワー、10時前からスタートしていたのでこの日はいつもより遅いよう。多分ですが、朝選挙の投票に行ってたからじゃないから。投票を終えてからさあ、遊ぼう！っ感じ？

最初にここに来たのは先週末。その時も沢山の船がいましたが、今週はさらにその数が2倍ぐらいに増えていました。先週は土曜日に数時間だけ強風が吹いてたせいかな、それにお天気も曇り時々雨っていう感じだったし。今週はもう「夏だ！」という天気になっています。

小型ボートは島に近い位置にアンカリングしているので、かなり離れててあまりよく見えませんが、全部で数百隻はいるんじゃない？オーバーナイトで滞在する船は半分以下ぐらいですけどね。

キャタマランのピザ屋、この日も大忙しみたいです。

クルーズ船がIle Santa-Marguerite島とカンヌの間のアンカレッジに係留していました。昨日来た時はいなかったから、早朝来たのかな？ここからテンダーでお客さんをカンヌ観光に送り出すのかしら。

主人が数週間前にひいた風邪は、しつこい咳だけが続いていたのですがここ数日でやっとほぼ完全に回復したみたいです。毎日疲れやすさが続いてたみたいですが、Ile Santa-Marguerite島の泊地に戻ってからは以前のように、一日に何回もドボンと海にはいって船の周りを泳いでいました。それに観光するのは楽しいけど、体力も気力もつかうんですよね。アンカリングで何もしないで海の上でプカプカしているのは、私たちにとっては「安息日」なのです。

やる気が戻ったからなのか、主人が久しぶりに料理をし始めました。普段も朝ご飯は主人が担当なのですが、料理好きな主人は時折レシピをネットで探して、わざわざお買い物に行って料理をすることが時々ありました。ここの所それはなかったなぁ。

事のおこりは、ヨーグルトドリンクと間違って、生クリームを2本も買ってしまったことから。牛肉、マッシュルーム、玉ねぎとかがあったので、ビーフストロガノフの材料はバッチりです。ランチはお手製ビーフストロガノフとなりました！

凄く美味しかったのですが、ちょっと塩からかったので、私は水を足して少し薄めておきました。それでも十分美味しかったのだ。

7日はそのまま、何もせずずっとまったり。私は船内でカードメーキングをする余裕もありました。午後3時ぐらいになったら、ちらほら帰り始める船がいました。いつもなら夕方までいるんですけどねぇ。多分ですけど、この時間に変える船って土曜日から来ていて、まだ選挙に行ってない人たちじゃないかな。なので午後の早い時間に戻ってこの後投票に行くんじゃなにかしら。ということで、この日2回目のラッシュアワーとなりました。

夕方5時半ぐらいから急にまた外が騒がしくなってきました。通常ならこの時間から帰宅ラッシュアワーが始まります。小型ボートが何十隻も一斉にカンヌ方面に向かって進んでいました。写真は撮れなかったのですが、船内にいたら外で「プップー」と警笛みたいな音がしてポートホール（船の窓のこと）から外をのぞいたら、小型ボートがコーストガードらしき船にけん引されているのが見えました！ガス欠？それともエンジン故障だったのかな。

彼らもアンカーをあげる準備を始めたよう。

すぐ後ろにいたパワーボートもアンカーをあげ始めました。彼らはお昼ごろきたのですが、その時も結構私たちから近めにアンカーを下ろしてて、その時からスイングしたのでむいてる方向が変わったんですね。で、アンカーをあげ始めたらSATOMI号のスターンにどんどん近づいてきたのですが、ちょっとずつ様子を見ながらチェーンをあげていたので、そのうちまた向きがかわってたので、私たちが何もしなくても無事アンカーを引き上げられていました。例のマルタ船籍のボートとは大違いの態度だ！・・・ていまだにしつこく言ってますね。それぐらい、近年まれにみる失礼なキャプテンだったのだ。

皆さん帰宅ラッシュなんですが、そのため立てる波がすごくって、左右に揺れっぱなしです。

7時ちょっと前ぐらいには帰宅ラッシュが終わり、今夜を過ごす船だけに落ち着いたようです。SATOMI号も昼間のうちは、数隻のボートに囲まれていましたが、周りはすっきりしていました。水深が８メートルあたりの場所にアンカーを下ろしているのでチェーンを40メートルぐらい出しているんですね。だから夜のうちに向きが変わったとしても、これで誰とも接近遭遇することありません。私たちみたいにアンカーボールを提示している船も数隻ほどいて、その人たちはみんな一晩中滞在するみたいです。

ディナーは昼間主人が作ってくれたビーフストロガノフの残りとサラダ。水を足して倍ぐらいにかさを増やしたので、少々スープみたいですが、それで丁度いいぐらいでした。

夜は9時すぎまで明るいので、食後のワインも進みます。スーパーで買ったチーズ、2種類買ったのですが、黄色い小さいカップに入っているチーズはハズレでした。外れというか、ゴートチーズだったみたいで、私は苦手なのです。オイル漬けになっているフェッタならいいんですけどね。カマンベールだと思ったらゴートチーズで匂いがダメでした。お皿の方はあたりだった。クリーミーでほんのり甘味もあり、アンティーブのマーケットで買ったチーズに似ていました。（でもマーケットのにはかないませんけど。）

涼しい夜風を受けて、もう最高の夢心地。今夜もぐっすり眠れそうです。8日は、大好きなIle Santa-Marguerite島ののアンカレッジを出て、いよいよコートダジュール最後の地、サントロペに向かいます！

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