2024年7月13日土曜日

動画:イルカと戯れコルシカ島まで快適20時間ロングセーリング!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!





7月11日、サン・トロペを出発して約100マイル先にあるコルシカ島までオーバーナイトで向かいました。穏やかな海の日を選んだのでスピードは平均5ノット程度でしたがとても快適でした。セール走行も到着前4時間ぐらい前までずっとセール走行できました。途中イルカの群れにも遭遇できて本当に楽しい航海でした。その模様をハイライトで動画にしていますよ!

地中海に来て4年目、初めてイルカらしいイルカに遭遇したのだ!

7月11日(木):午前9時54分、3拍したサン・トロペエリアを出発です。これでコートダジュールともお別れです。サン・トロペの街もおしゃれで素敵でしたが、私たち的には迷路みたいな水路の街、Port Grimaudが一番面白かったかな。

直ぐ近くにモーリングブイがあり、朝になったらジェットスキーが係留されていました。

あれがPort Grimaudの隣にあるマリーナ。あそこは見に行きませんでした。この辺りはマリーナ代がSATOMI号だと一泊170ユーロは最低かかるので、マリーナに入る予定は全くなし、でした。

すぐに両方ともセールをあげて、セール走行スタートです。

スタートすぐに2回目のタックをしました。画面上でピンク線が続いていますが、前日ここに来た時のものから繋がっています。

昨日いったPort Grimaud。迷路みたいでしょ?!

これからまたあの何十億円のパワーボートの林の中を通過します。


あれ?!あれってマストだよね。二つあるからケッチだと思うけど。来た時には気づかなかったなぁ。沈没ヨットだ。なんであんな場所で沈んでしまったのだろうか。

SATOMI号は電動ウィンチなので、セールをあげたり、シートを巻き入れたりするのはボタン一つでOK。タックする時、キャプテンは片手でボタンを押してこんなポーズでシートを巻き入れてました!ちなみにタック時、最初はさっとシートを引っ張るのでその時はマニュアルで引っ張ってますけど、セールが移動したら電動ウィンチでトリミングです。勿論普通にマニュアルでもウィンチできますけどね。


10時半ごろ。でっかいボート達の林に到達。






この辺りから、ふっと思いついて動画を撮り始めました。動画はコルシカ島に到着するまでの20時間の航海のハイライトをまとめたものなので、ちょっと長いですがイルカがSATOMI号の周りでジャンプしたり一緒に走っていた様子も撮れていますので、ご覧くださいね。

 

私が頭にかぶっているのは、数年前トルコでセーリングしてた時に買ったもの。筒状になってて、イスラムの女性たちがヘッドスカーフの内側にこれを被って髪の毛をしっかりカバーするためのものです。くしゅっとさせてヘアーバンドにもできますが、走行中海風から髪を守るのに最適で愛用しています。来ているのはSPF50のシャツ。サングラスは勿論ポラロイド加工のもの。私のサングラスは遠近両用になっていて、以前は街用にしていたのですが、金属部分に劣化が出てきたんですね。前まで使っていた海用サングラスが折れちゃったので、これを海用にしました。街用サングラスは一昨年の里帰りの時新しいの買ったのでそれを愛用しています。


2時40分。スピードが軽く6ノットを超えるようになってきました。

ちょっとヒールしていたので、ポート側に椅子を移動させました。とっても快適!このイス角度を変えられるようになっています。

午後3時20分、この頃が一番風が強くなっていたので、スピードもぐんぐん上がっていました。平均7ノット台の快速でした。前半のノロノロ走行を挽回できるかも。

最高速度は8ノット!

午後5時40分ごろ、6時からの私の仮眠に備えてシャワーを浴びていたら、主人が外で「イルカだ!」と叫んでいました。これまでもたま~にイルカは目撃してましたが、結構一瞬だったり遠方でチラリとフィンが見える程度だったので、驚きませんでした。でシャワーを終えた頃でも「まだイルカいるよ。」ってことで驚いて外に出ていくと・・・この光景が広がっていたのです。

オーストラリアで見慣れたイルカよりもうんとサイズが小さかったので、子供だよねって動画内で言ってますが、地中海のイルカは違う種類かも。これが大人サイズかもしれません。イルカは大人でも食後でお腹が一杯になっている時なんかは、こんな風に戯れるんですよね。遊びというのは生存するためには特に必要な行動ではないんですよ。生存に不要な行動をする事がイルカの知能の高さを示しているそうです。




夜10時5分、私のウォッチがスタートしてすぐの頃。月は三日月よりも小さいぐらいだったかな。まだ星はほとんど出ていませんでした。


まだこの頃は6ノット台のスピードがあって快走でしたが、時間がたつにつれてどんどん風が弱くなっていきました。

11月12日(金)午前5時26分、コルシカ島Calviの泊地に近づいてきました。

あれがCalviの街。城塞の中に旧市街があるみたい。


Calviビーチのアンカレッジ。すでに沢山の船がアンカリングしていますが、とっても広い泊地で全体が砂地なので、アンカリングする場所は選びたい放題です。

午前6時、アンカリング終了しました。

水深キール下7メートルということは、実際は11メートル。これから数日は強風予報はないし、風が吹く時は陸側からなので、チェーンの長さは40メートルです。

7月12日は到着してからすぐに寝ました。10時頃起きてき朝ご飯。午後になってからちょっとした作業を主人が開始しました。オーバーナイトセーリングの間、水ポンプが30分に1回ぐらいの割合で、水道を使っていないのに作動する音がしていたんですね。つまりどっかに水漏れが発生しているということ。でもその割には水量は余り減っておらず、考えらる場所全て確認したのですが、どこにも水漏れが見つかりませんでした。

で最終的にチェックしたのは、水ポンプ自体。ポンプのゴムシーリングが劣化していてそこから水漏れが発生していたとのこと。幸い、漏れた場所が、水がそのままタンクに戻る場所だったので、あんなにも頻繁にポンプが作動していた割には、水量が減っていなかったわけです。取り合えず亀裂修理はできたのですが、そろそろ新しいポンプに変えないといけない時期かもしれません。

到着してからずっと穏やかでした。外海からのウネリもありません。


ビーチ沿いにはキャプ場があるようです。こういう場所が大好きです。12日中はずっと船の上にいました。長時間セーリングの疲れをゆっくり癒します。

夕方過ぎに風向きが陸側に変わり、寝る頃には海はまっ平。全く揺れることなく一晩中また熟睡できました。

13日の今日は、テンダーを下ろして上陸してCalviの街を見に行く予定です。

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