2024年7月2日火曜日

海上のピザ屋さんからピザの宅配&修道院の島に上陸

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!





6月30日はお向いの小さい島に上陸してみました。島全体が修道院の私有地だったこともあったそうです。今でも私有地みたいでなんと島中にセキュリティスタッフの姿を見ました。ランチは勿論キャタマランピザからのデリバリ―を体験!

混んでいるアンカレッジでは黒いボール(アンカーボール)をあげておきます。正式なアンカーしてますよサインなので、万が一誰かがぶつかって来た時は相手側が100%の責任を負うのです。

6月30日(日):とっても穏やかな夜で、ここでもぐっすり眠ることができました。お天気も良かったので、青々した海の上に浮いているのがよくわかりました。アンカリングした場所は広い砂地なので、色が薄い青い色。濃い部分は海草が茂っている場所です。

朝ご飯の後、外でまったりしていたらピザの旗をあげたテンダーが近づいてきました。キャタマランピザのテンダーで、メニューを持ってきてくれました。そして私たちがオーダーした場合に場所がわかるように、一番番号をもらいました。

これがメニュー。お値段的には18~20ユーロ程度。特別高いわけではないようです。試してみたいピザが何種類か見つかりました。よし、本日のお昼はピザだ!

その前に腹ごなしとして、アンカリングしている場所から遠い方の小さい島に上陸してみました。

小さな港があるんですが島のリゾートの人専用なのか、テンダーで近づいていったらスタッフに「入って来てはいけません。」とジェスチャーで追っ払われました。仕方なくすぐ隣の岩場にテンダーを係留。島にはリゾートとレストランがあるので、レストランを予約している、というと入れたかも、です。でもおそらくエンジンを止めて手漕ぎで入港したら大丈夫だったんじゃないか、と思うんですがとにかくジェスチャーがはっきりと「ダメ」を示したので実際のところはわかりません。港には小さいテンダーが2隻ほど係留されていましたけどね。うちのテンダーよりサイズが小さかったしモーターも小さいものだったから、私たちのテンダーはダメだったのかもしれません。


島自体は修道院が所有していた時代もあったみたいですが、修道院の敷地は塀で囲われているので、公用の場所もあるんでしょう。

アンカリング中のSATOMI号。大きい方の島に近い位置にアンカリングしています。
レストランと宿泊施設があるらしい。

フェンスの中には家庭菜園らしきものが。

きれいなお庭です。


レストランは見るからに「お高いイメージ」。この島にはここしかないし、ここに来るのはフェリーで来るカンヌからのお客さんだから、かなりお値段がもってあっても大丈夫なんでしょう。私たちは素通りです。

ちょっと先には葡萄畑。修道院がワインを作って販売しているそうです。

とってもきれいな景色。こちらの島に近い場所にアンカリングしている船の方が多いんですが、そのほとんどの船は昼間にしかいません。でもすごい混みようなので、こっち側にアンカリングするのはよほど南西からの風が強い時だけでいいかな。(実はこの日の午後は最高で20ノットぐらいの風が南西から吹いてくる予報なんですけどね。)




島のほとんどが修道院の敷地だっていうのがよくわかりますね。

あれが修道院。きれいな建物です。お庭もすごく手入れされていて、色とりどりの花が咲いていました。ラベンダーはこれを使ってポプリにして売店で売っているようでした。

この門の内側では「静粛にお願いします」の看板がありました。

凄く質素なインテリアですが、その分静粛なムードが強く、心が落ち着く感じです。

両側の廊下みたいな内側にはドアが沢山続いていて、小さな部屋が続いてるようでした。修道者の部屋かな。

きれいなお庭を通過して売店に向かいます。

修道院で作っているワインやリキュールが売られていましたが、安いものでも1本25ユーロでワインはなんと50ユーロ以上するお高級なものばかり。本数が沢山ないので、希少価値なのでしょうね。私たちにはとても手がないので、ジャムとお菓子だけを買いました。



建物の裏に回る道があったので行ってみると、海沿いに昔の城塞らしきものが。今再生工事の真っ最中のようです。

工事中の隣を通過すると修道院の裏に出ました。海伝いに島をぐるりとする散歩道のよう。

これは第二次大戦時代の銃撃小屋みたいです。ここから敵の船が近づいてきたら攻撃していたのかな?

この島は蝶々のサンクチュアリにもなっているみたいで、看板がありました。あちこちで可愛らしい蝶々を目撃。

一見葉っぱみたいに見える黄緑色は蝶々の羽根です。見慣れた黄色い羽根の蝶々とは違う羽根のデザインでした。

綺麗な小さな入り江があちこちにあって、泳いでいる人も沢山いました。

散歩から帰ったら12時半過ぎ。お昼には丁度いい時間です。電話をしたら1時に配達します、とのことだったので30分ぐらいで配達というのはいいサービス。

お天気がいいので、ウォーターメーカーを朝から作動させていて、ちょっと室内がうるさいので外で時間をつぶしていると、1時ごろ今朝メニューを配達してくれた女性がやってきました。すごい、ちゃんと時間ピッタリだ。ギリシャやイタリアの感覚に慣れていたので、1時配達といわれても2時に来てくれたらいい方かな、ぐらいに思っていたんですよね。支払いもちゃんとクレジットカードでできました!

チョリッツォというのをオーダーしました。ピリ辛ソースも別にあって、それをかけたらパンチが効いてさらに美味しくなりました。うん、イタリアのピザに負けないぐらい美味しいし本格的です。ピザ生地が私好みの薄いタイプ。ほどよく「耳」が焦げていて香ばしいです。

キャタマランピザ、朝9時から夜9時までノンストップで営業しているそうです。ちなみに配達料は5ユーロかかります。自分で取りに行く事もできましたが、主人いわく「海上で配達してもらうことに意義があるから配達料がかかってもいいんだ。」だって。

予報どおり午後2時ぐらいからどんどん風が強くなってきて、それにつれて波も出てきました。二つの島の間のオープンになっている方角から風が吹いてくるので当然波も押し寄せてきます。それでも完全にオープンになっているわけではないので、小さい島の反対側にいるよりはましだと思いますけどね。

小さい島の方に近い方に移動した船もいたし、午前中にいたほとんど船はこの後どんどん去っていきました。二つの島の真ん中あたりにいる船たちもかなり揺れていたので、私たちがいる場所とあまり変わらないよう。

午後4時ぐらいが一番ピークで20ノットぐらいになってたので、船体に打ち付ける波がかなりバシャバシャうるさかったです。でもアンカーはびくとも動かなかったし、凄い揺れて危険を感じるってほどではなく・・・揺れていても前日に最初にいた場所の方がよっぽど酷かったです。風もブンブン、お日様も出ていたので発電するにはもってこいの日で、ウォーターメーカーはほぼ一日中稼働させておきました。おかげで大きい方のバックタンクもほぼ満タン、フロントタンクは満タンになりました。

夜7時ぐらいになったら、風が収まってきたのがわかり、それと共に波も徐々に収まってきました。寝る時間ごろには穏やかになったので夜は平和に過ごせそうです。私たちの周りには結局2隻ぐらいしか一晩過ごす船はいませんでした。小さい島に近い方にはもう少し沢山いたのですが、そちらはアンカリングできるエリアが狭くチェーンを好きなだけで出すことができなさそうでした。それに昼間の様子からあまりアンカリングに慣れてなさそうな船が多そうだったので、その中にいるのはもっと気が気じゃなかっただろうな。

結局移動せずに数時間、波に揺れられる方を選んだのですが、チェーンは水深の5倍近い40メートルちょっとを出しているので、アンカーが流れる心配は全くありませんでした。しかもどっちの方角にスイングしてもぶつかる心配がある場所には誰もいなかったし。動かなくて良かったです。ここにはもう1泊します。7月1日は風向きが反対側になるのですが微風だけなので3日目も動かないで同じ場所にいる予定です。


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