2024年7月11日木曜日

ブリジット・バルドーのお家がある湾にアンカリングしてサン・トロペの街散策

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!



アンカリングしている湾からテンダーを2マイル弱飛ばして、サン・トロペの街散策にでかけました。超お高いマリーナのすぐ先に、小さい漁港がありでそこにテンダーを付けらる場所がありました。クルーズ船のお客さんと同じタイミングだったので、もう街中は人人人!人込みに酔ってしまった。船酔いはしないのにね。

7月9日(火):お昼ちょっと前サン・トロペに街に上陸。最初に目に入ってきたのは街の名前をもじったレストラン。ビストロペだって。ビストロにサン・トロペのトロペをひっかけてるんですね。

港の近くにはまあまあのサイズのスーパーがありました。マリーナが近いからなのか、ガスボトルの交換もここでできるよう。いろんな種類のボトルがあったので、ちょっと期待したましたが・・・・うちのタイプはないみたい。

う~んフランスにいる間は諦めるしかないみたいだなぁ。またはいずれアダプターを探すことになるのかも。

その近くにはでっかい駐車場がありました。車でここに来ると、街に入る前に駐車しておかないと駐車する場所がないってのは、散策を初めてすぐにわかりました。観光スポットは例によって旧市街なので、道が狭かったり車両通行止めになってたりするのです。

サン・トロペはフランスの誇る女優ブリジット・バルドーさんがこよなく愛し、今90才になる高齢でも現在でも在住されているのです。世界のスターたちが別荘を持っていたりして、ここにやってくることが多いそう。フランス人にとってはお高級別荘地という認識だそうです。ここを舞台にした映画もあったそう。この金ぴか銅像はブリジット・バルドーさん銅像。

この広場いったいに映画に関する看板が沢山たっていました。

銅像のすぐお迎えが「憲兵隊と映画の博物館」。フランス映画で「サン・トロペの憲兵」とうのがあったそうで、それにまつわるものやここでの映画製作にまつわるものが展示されているそうです。私と主人は特にフランス映画には興味がないので、素通り。

広場にはこんな面白い像もあった。

そこから人込みがある方に向かって歩いていくと、旧市街の方向に行きます。とにかく行き当たりばったりの観光。観光客が群がっている方向にいけば、観光スポットに行き当たるだろうという作戦。

それにしても、火曜日だっていうのに、物凄い人人人。ここは曜日は関係ない世界的に有名な観光地なんだということがよくわかりました。沖にはでっかいクルーズ船が停泊してたからねえ。そのお客さん達と思われる群団が沢山いました。英語があっちこっちで聞こえてきたし。


お、シドニーでもおなじみの男性服ブランドのスーパードライがあるって。「スーパードライ」は日本語で「超乾燥しないさい」って書いてあって面白いんですよねぇ。

路地をから一歩入ったらちょとした中庭を囲んでブティックが数軒ありました。通りの喧騒とはうってかわってひっそりした感じ。こういうブティックには観光客はあまり来ないのかも。私たちみたいに「見るだけ」の人以外はね。


おっと何気に「ルイ・ヴィトン」発見。

どんどん人が増えて、通りも狭くなっていったその先には、マーケットがありました。

本物かどうかわかりませんが、前進クリスチャン・ディオールで固めた男性がマーケットにいるのもサン・トロペならではかな。

サン・トロペに来たら「トロペジェンヌ」というスイーツを食べるのがお決まりみたいなんですが、物凄い並んでいたのと、いつもはスイーツに目がない主人ですが「まだお腹が空いてないから」と言い素通り。物凄い人込みの中で並んで待つのが嫌だというのが本音だと思いますけど。



マーケットは物凄く広くて、隅々まで見たいところだったのですが、とにかく人が多すぎて隣の店が人ごみで見えないぐらいの込みようだったのです。写真がとれているのはマーケットの端っこの方で、まだまだ人ごみが到達してない、またはその前に飽きるのでここまで来ないっていう場所のお店です。

可愛いカゴが一杯!船に住んでいなければ買ってたなぁ。オーストラリアに住んでた時はこういうの大好きでよく買ってました。

マーケットの端っこにはおしゃれ系レストラン。マーケットの喧騒を見物しながら優雅にお食事?まだ営業していないみたいですが、ランチタイムにはスタートするんじゃないかな。

チーズのお店がありました。カンヌのマーケットで買ったチーズが本当に美味しくて、それ以来超クリーミーなミニカマンベールタイプのチーズを探しているんですよね。ここにもあったので2種類を1個づつ買ってみました。帰りにスーパーに寄ろうと思っていたので、幸いクーラーバッグを持参していました。

教会みたいだね。

中はまあま綺麗。イタリアで散々豪華絢爛な時代物の大聖堂や教会を見てきたので、フランスに来てからはあまり何とも思えなくなりました。


この辺りから旧市街だね。


そろそろ12時を過ぎていたので、お腹が空いてきたのでランチの場所を探すことにしました。

でもメニューを見えるとどのお料理も最低20ユーロから!それと食べたいなって思うものも見つからなかったのです。

で、もう少しカジュアル系の場所を探そうとさまよっていたら、海辺に出てきました。

ここにも沢山の人たち。泳いでる人や日光浴の人はほあまりいません。ま、ここでそんな事をしていたら、見世物状態ですね。

でしばらく歩いるているうちに、画面左端に見えるレストランに行きつきました。お値段は比較的他のお店よりもカジュアル系。でここに決めました。

前菜として、海老とアボガドサラダをオーダー。特に言わなかったのですが、ちゃんとシェア用に小さなお皿を二つ持ってきてくれました。

で、主人がオーダーしたローストチキン・・・美味しかったけどね17ユーロだったのですが、お値段的には他のお店よりもお値打ちだったんですが、これだったら12ユーロぐらいでもいいよねっていう感じ。ギリシャだったら10ユーロ程度だ!

私はビーフタタール。これもしっかり味付けがしてあって美味しかったのですが、チップスもきっとこれは冷凍だねっという品質。確か25ユーロぐらいだったはず。とにかく全体のお値段が高いので、コスパが本当に悪いと感じました。まだイタリアの観光地の方が安かったなぁ。やっぱりサン・トロペ値段です。おそらくコートダジュールの街の中でここが一番高い!

サン・トロペのマリーナもSATOMI号サイズだと一泊174ユーロなんですが、これはまだオフシーズンプライスだったみたいで、数日後にはなんと一泊214ユーロに上がっていました!!!!ま、マリーナに入る予定は全くないので気になりませんけどね。


ランチ後、シタデールあっちという看板を見つけてので行ってみました。(実はこの時すでに余りの人込みで、サン・トロペはもうたくさんっていう気分になっていた!)

城塞建物が海事博物館になっているそうです。そこは入場料一人4ユーロがかかりますが、その周りの公園みたいな場所は誰でも入れます。この日は夏日!という感じだったので、日陰で涼をとっている人たちが結構いました。





塀の上にクジャクが3匹!鳴き声がニャーって猫みたいだった!

コンサート会場みたいなものがありました。

丘の上なので、眺めは最高。私たちがアンカリングしている側の湾も外側が見えました。

あの湾にアンカリングしてますが、後で気が付いたけどSATOMI号は写真のもっと右側でこの角度からは見えませんでした。かなり望遠で撮影しているので撮っている時は、あまりよくわからいんですよね。

アンカリングしているCanobier湾。



これが海事博物館。

ここにはクジャクが何匹かいましたが、オスはこの一匹しか見なかったな。




サン・トロペの名前の由来が書かれていました。ネロ皇帝時代にいたローマ帝国の騎士トロペが信仰上の理由で処刑されました。遺体はイタリアのピザから船に乗って流されてきて、この地にたどり着いたそうです。そこから聖・トロペの地ということになったそうです。


建物の屋上からはさらに広い範囲を眺めることができて、SATOMI号も見えました!

海洋博物館はきっと興味深いものなんですよ。でも比較的近代の海事の歴史だったので、これまで紀元前とか、AD数百年とかの海底からの発掘物や、古代ギリシャ時代の海洋貿易などの展示物をさんざん見てきた私たちにとっては16世紀とか17世紀ってつい最近じゃん!という気がしてしまい、主人も私もそそくさと出てきました。(もう歴史スノッブ状態ですね!それぐらいギリシャやトルコの歴史的建造物がすごかったのだ。地中海の歴史は古代ギリシャの歴史を知らずしては、理解できません。)

その後、街の方に戻ると海岸沿いを通る散策道があるのを見つけました。

ここをたどって行けば港の方にでるはず。街の中を通って帰るのはもう嫌だったので、なるべく人込みが少ない方にしました。それでも狭い海辺の散歩道は、人がやっとすれ違えるぐらいだったりしたので、ちょっと渋滞してましたけどね。



お高いマリーナがあるサン・トロペのメインの港に出てきました。行は街の方を通ったのでここには来ていません。

はい、でっかいパワーボートが沢山。

バスケットのユニフォームを着た大道芸人らしきグループがいました。

ドラムの音に合わせて、体操選手のようにジャンプしたり素晴らしい回転を見せてくれました。

港沿いにも沢山のレストラン、カフェが連なっており、どのお店も満員。おそらくクルーズ船への帰りのテンダーの時間を待つお客さんが大半じゃないかな。専用のテンダー発着所が設けられていて、グループごとに時間が決まっているようで、なにやら番号が書かれた紙が貼ってありました。

港のここから歩いてけばすぐに旧市街に行き当たったんですね。小柄な警察菅の女性。私ぐらいの体格なのにね。あまり強そうには見えなかったけど。


さらにマリーナ沿いに歩いていくと、屋台村みたいな場所がありました。しまった!ここでランチすればよかった。いろんな種類の料理がありました。


ここを訪れた映画スターの写真かな?

人酔いした感じで、ぐったりしてSATOMI号に戻りました。港を通った時、このピンクのキャタマランが出港するところを見ました。私たちがアンカリングしている湾にやってきて、すぐ隣にアンカリングしましたよ。でもたったの1時間ぐらいで立ち去っていました。

さて、この湾に来たのには理由があります。まず立地的に外海からのウネリからすごく守られてる場所で、しかもほぼだいたいどの方角からの風や波からも守られている場所だということ。昼間は訪れる小型ボートや大型パワーボートからのお客さんを岸に運ぶテンダーの起こす波で常に揺れていますが、夜になるとうってかわって静かになるんですね。しかも海底は泥質なのでアンカーの効きは抜群。でもそれだけじゃないんです。サン・トロペと言えばブリジット・バルドーさんが住んでいる事でも有名。彼女の家がこの湾沿いにあるんですよ!あっち側の岸沿いの家がそう。

望遠で撮影。木々に囲まれた三角お屋根がブリジット・バルドーさんが現在も住んでいるお家。だから観光船が毎日何度も来るんですねぇ。

ディナーはスーパーで買ったテリーヌとサラダ。そしてマーケットで買ってきたチーズもちょっと味見してみました。

今日はネイビーカラーの船が多いなぁ。全部で4隻もつならっていました。昼間出て行った船がまた戻って来たりしてました。(例のヌーディストの船)

ビーチにはカフェとかバーもあるみたいですが、ここには上陸していません。

サン・トロペ二日目の夜もまた平和に暮れていきます。翌日10日は、サン・トロペといったらこのビーチという有名なビーチに移動します。その後午後には南フランスのベニスと言われているGrimaudのビーチ沖に移動してそこで一泊いたします。



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