2024年7月15日月曜日

こんな所にコロンブスの像Calviの街はコロンバス出生地?!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!





ヴァスティーユ・デーの14日、Calviの街に上陸しました。フランス革命記念日だというのに、思ったほど国旗が飾られていなくて街は普通の様子でした。1700年代のはじめまではイタリアジェノバ共和国の領土だったからフランスに属しているという意識が低いのかな?コルシカ島はナポレオンの生誕地というのは有名ですが、なんとCalviの街はクリストファー・コロンブスにも縁のある街でした!

前を行くテンダーの後をついていけばテンダーを付ける場所がわかると思って追跡。

7月14日(日):4日ぶりに陸に上陸です。アンカリングポイントからCalviの港まで1.2マイルです。前日と違いこの日は一日中穏やかなので、これぐらいの距離はテンダーでも全然平気!

マリーナに入って行くと、すでに数隻のテンダーが係留されている場所があったので、安心して止められました。後を追っていたテンダーの男性がゴミ袋らしきものをもっていたので、彼の後をついていけばごみを捨てられる場所がわかる、と思いました。大正解。でっかいゴミ箱が港の端っこの方にあった。ペットボトルやガラスボトルのリサイクルもあったので、溜まっているゴミを全部処理できます。

港の端にはシタデール(城塞)があったので、ついでに立ち寄ることに。この日は革命記念日ということだからか、あちこちにポリスの姿を見ました。





シタデールのある丘の上に続く道の途中に、こんな銅像がありました。

あれ?クリストファー・コロンブスって書いていあるよ。コロンブスってアメリカ大陸発見のあのコロンブスだよね。

コロンブスはイタリア人だけどなぜにここに銅像が?と思ってすぐにググってみたら、なんとコロンブスはこのCalviの街で生まれたけど、コルシカ島の風評が悪かったので世間には隠していたいた、という情報を見つけました。今でこそフランス領のコルシカ島ですが(ちなみにコルシカという呼び方はイタリア語です。フランス語ではコルス島。でも世間的にはコルシカの方が名が通ってますよね。)17世紀初めまではジェノバ共和国の領土でイタリアだったのです。イタリアを航海中、ナポレオンが最初に幽閉されたエルバ島に立ち寄った時、ナポレオンはコルシカ島がフランス領になった数年後に生まれたというのを知りました。

コロンブスは表向きには出身地がイタリアジェノバになっていますが、コルシカ島は当時ジェノバ共和国だったので、Calviの街でコロンブスが生まれていても確かに出生地詐称ではないですよね。生まれた家がシタデールの中にあるとのことで、この場所に銅像が立っているとうことはこの辺りに家があったのかな


ここはアートショップ&劇場みたいでした。





シタデールの中には、レストランやお土産物屋さんがチラホラ。ホテルなんかもあるみたいでした。観光客の数はかなり少なく、時間的な事もあるかもしれないけど(午前11時半ぐらい)、全体的に静かな観光地です。

階段を上った先に教会がありました。右手に見える建物です。

中は本当に質素。イタリアの教会やギリシャ正教の教会とは大違い。




あちらは外海です。前日とはうって変わって穏やかなので、何隻ものヨットがセーリングを楽しんでいるようです。

おや?フランチー二っていう表札がある。

このお家の人はフランチー二さんなのかな。イタリア語の名前ですな。SATOMI号は船体はTAYANAブランドですが、TAYANAからイタリアの老舗造船所のフランチー二が船体を輸入してフィッテイングをしたので、製造がTAYANAフランチー二というブランドになってるのです。イタリアにいる時はマリーナに入るたびに、マリネロの人たちが「おお~!いい船だねぇ。イタリアの船だ!」と嬉しそうでした。

あっち側に私たちはアンカリングしています。

あの群れの中にいると思うだけどね。

かなりな望遠で撮影しているので確実ではありませんが、多分これがSATOMI号だと思う。


シタデールはそれほど大きくないので、あっという間に一回りしていました。


この白地に黒い横顔の旗はコルシカ島独自の旗で、その隣は多分ジェノバ共和国の旗だと思います。あれ?フランス国旗は?今日は革命記念日なのにね。シタデールは一般公開されている部分の他にフランスの陸軍の駐屯地があるらしいのですが、それらしい雰囲気はありませんでした。軍関係の場所だったらフランス国旗が高らかに掲揚されてると思ったけど。


シタデールの丘を降りてきて街に続く道にはフランス国旗とコルシカ島旗が掲げてありましたでもね、これがフランス国旗をみた最後で、街の中では全然見なかったんですよ。

朝ヨーロッパのニュースで、バスティーユ・デーではフランス中でミリタリーのパレードがあるっていうのを知ったんで、コルシカでもやるんだろうなと思っていました。道に囲いがしていある場所が沢山あったので、ここをパレードが通過するんでしょうね。でもおかしいなぁテレビではパレードは朝の10時ぐらいって話だったけど、あちこちにポリスがいたので、まだ始まっていない雰囲気です。

さらに、観客も集まっていないので、パレードがスタートするまでにまだ何時間もありそうです。



観光客にもチラホラ会いましたが、全体的に閑散としていました。私たち的にはこういう場所の方が好きですけどね。



まだ朝が早すぎるのかな?日曜日だし、みんな朝寝坊しているのかも。可愛らしい雑貨屋さんは何気におしゃれ。




日曜日だけどスーパーが開いていました。

ここはバブルティーとかベトナム春巻きとかを売っているお店。


アジアンテイストなインテリア。抹茶ラテバブルティーを1個買って喉を潤しました。



その後港沿いのレストランでランチ。ここにはアイルランドなまりの英語を話すウェイトレスさんがいました。ご本人はコルシカ生まれだそうですが、お母さんがアイルランド人だそうです。なるほど。

スモークサーモンとアボガドサラダ。ボリュームたっぷりなので軽いものが食べたいランチにはぴったり。

主人はチーズバーガー!お値段的にはコートダジュールエリアよりは安かったです。でも高いお店も結構ありました。お値段的にバラエティーがあるのは嬉しいなぁ。

お腹が一杯になってから、徒歩10分ほどの場所にある大型スーパーを視察。嬉しいことにそのスーパーはコインランドリーが敷地内にあるんですよ。明日15日に出直して買い出しと洗濯をすることにしました。

本当に不思議だったのは、どこにもフランス国旗を目にしなかったこと。これはフランス人の気質なのか、それともコルシカ島が特別なのか?!ギリシャだったらどんなに離島でも、ちょっとした事で街中がギリシャ国旗であふれかえります。ましてや独立記念日みたいな国の誕生の記念日だったら、一週間ぐらい前からどのお宅も国旗掲揚しているし、街の広場は国旗のバナーで埋め尽くされていて、知らない人でも「あ、近々国の行事があるね。」というのがすぐわかりました。愛国心の表し方が違うのかな。確かに印象としてはフランス人はイタリア人やギリシャ人と比べたら、あまり感情を表に出さないクールな感じです。



テンダーはマリーナへ通じる港の一番外の方に繋いでいます。


午後2時半、SATOMI号に戻りました。レストランの人にパレードの時間をきいたのですが、なんと誰も確かな事を知らないんですよ!いつもなら12時ぐらいなんだけどと言っていた時はすでに12時半。暑いから開始時間を遅らせていたらしいんですが、誰もいつ始まるかわからないって、かなり冷めていますよね。で、いつ始まるかわからないパレードを待つのも嫌だったので、戻って来たのです。暑かったしねぇ。ですぐにドボンと入って涼みました。


上陸していいことがありました。この辺りはダイビングスポットが沢山あるみたいで、ダイブツアー船やだダイビング関連のショップもあり、お値打ち価格で新しいマスクを手に入れたのです。ちゃんとしたブランドなのに、60ユーロしなかったので、かなりお値打ちでした。

気温はコートダジュールエリアにいた時よりも涼しい気がしますが、それでも日中は外は30度を超えるので、船内に日差しが入らないようハッチにはカバーをかけています。

でも風通しを良くするために一か所カバーを外しておくんですね。こうすると涼しい海風は入ってきますが、太陽熱はかなり防げます。

カーテンも閉め切ったまま。

なので、室温は28~29度ぐらいと快適です。湿気もあまり感じないので、すごく爽やかで丁度いいです。それに風通しのいい海上にいるからね、天然クーラーが効いてます。

夕方再上陸してレストランに行こうかな、とも思ったんですが冷凍庫に残っているお肉類を早く消化して、あたらしいものを買い足したいな、と思ったのでカレーでお家ご飯にしました。カレールーはマントンでご一緒した日本人セーラ―Mご夫妻にいただいだ激辛カレーの素。そのままだとかなり辛いので、クリームを混ぜてみたら辛さはちゃんと残っているものの、まろやかになりとっても美味しくなりました。野菜もほぼこれで使いきれたし。

革命記念日といっても特に何も変わったことがなかったので、夜の花火に期待していました。暗くなったら始まるかな、と思っていたんですが夜10時を過ぎてもスタートしません。半部諦めていたら11時20分ぐらいになって、ドドーンと外で音がしました。慌てて外に出て見たら、下―デールのふもと当たりの港の部分で花火が打ち上げられてました。



だいたい20分ぐらい続いたかな。ちょっと残念だったの穏やかで風がなさすぎたので煙がその場にとどまってしまって、だんだ一面が煙だらけ。花火が煙に隠れて見えなくなってきたのです。












後半はクライマックスに向けてじゃんじゃん上がったのですが、もうもうと立ち上る煙の中に光が見える程度だったして、半分以下ぐらいしか花火自体の形がわかりませんでした。



猛当たり一面煙だらけ。直ぐ近くにいる人たちにはよく見えていたのかな?


規模的には、6月後半に5日間滞在したアンカレッジで見た花火の方が豪華でしたが、島だから仕方ないのかな。でも花火が終わったら、そこら中から完成と、ピーっと笛の音がきこえてきて賑やかでした。ビーチからもそこそこの音量で音楽が鳴り始め、これからパーティーがスタートしたって感じでした。

音楽のボリュームはここまではそれほど届いてこないので、全く気になりませんでした。風がない日夜は、ウネリがそこそこ入ってくる泊地ですが、不快なほど揺れるわけではなく、潮の流れに影響しているのか数時間だけちょっと横揺れがあるぐらいで、真夜中過ぎるあたりからとても穏やかになるいい泊地です。

Calviの街沖合のアンカレッジ滞在4日目はまた上陸してお洗濯と買い出しなのだ!今度は港にはいかず直接スーパーに近いビーチから上陸します。


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