皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!
29日はいよいよマヨルカ島の南側を目指しました。グーグルアースでもはっきりわかる白い砂浜が長く続くビーチの泊地です。風向き良好でいい感じのスピードで1回タックしただけでずっとセーリングを楽しむことができました。到着してから最初に選んだ場所は潜ってみたら固い砂地でアンカーが全然効いてなかったので、街からは少しとおっくなりましたが、完璧白い砂地の方に移動。そちらの方が薄いブルーの海で全然良かった!勿論アンカーはバッチリ埋まっていましたよ。
横揺れが一晩中続いたPoro Colomを10時ちょっと前に出発
8月29日(木):朝10時ちょっと前、チャンネルを抜けて外に出ていきました。いや~昨晩は揺れた揺れた。耐えれないほどではないですが、しばらく寝付けなかったので長居はしたくないと思いました。朝方にはすっかり揺れはおさまっていましたけどね。
この辺りは高級住宅街なのでしょうか?大きなお家が岸壁に上に連立。
あ、ここにも洞窟が。
10時半ごろ、まだ風が弱いので4ノット前後でノロノロしていました。
私たちは、オーストラリア時代でも今でも「ホームポートをもってデイセーリング」という経験がなく、セーリングはあくまでも移動の手段、という感覚なのでついついみんなそうだと勘違いしがちなのです。一般的にはセーリングって、いい風の日に出港して一日目一杯海を楽しみ夕方安全なホームポートに戻って来てゆっくり疲れを癒すっていうことを示しているんでしょうね。ちょっぴり羨ましい気もしますが、毎回知らない場所に行くことのスリルとワクワク感は捨てがたいので、私たちには「流浪の民」スタイルがあっている気がします。
と思ったらその10分後ぐらい、12時35分、キャプテン・ロブが「さ、そろそろ方向転換しても行けると思うよ。」と言ったのでコントロールジャイブのためぐるりと一回転して方向転換しました。コントロールジャイブの時にジェノアをリリースするタイミングが、最近わかってきたのでスムーズに回転しました。ま、でもこれは場数もありますが、その時の風の強さとか波の高さとかの要素でかなり左右されますよね。どんな状況でもスムーズにコントロールジャイブできるようにならなければ!
この後スピードは最低6ノット、最高で7.8ノットまで記録しました。海もさらにスムーズでスピード増し増しに役立ってたと思います。とっても気持ちよく進んでいますがあと少しで到着だな。
お手製スペイン国旗は、今のところまだ衰えを見せておらず、もしかしたらこのままスペイン本土に向かうまで持つんじゃないの?って感じ。いずれ縫い目が紫外線でダメになるはずなので解体しちゃうと思うんですが、まだ2週間ぐらいは大丈夫そうですよね。ガタガタの縫い目も真っすぐじゃない赤いラインも、はためいていれば全然わかりません。
あの街の反対側が泊地です。街のこちら側もアンカレッジで、結構何隻も泊まっていましたが、波や風の影響はモロ受けなのでおそらく夕方には皆さんお帰りになると思います。
突風時は8ノットちょっと超えまで行きました。午後1時50分ごろアンカレッジに向けて進路を変えていきます。このままアンカーする直前までセール走行できそうですな。
すでに何隻かいましたが無事アンカーを下ろす場所を見つけて、午後2時半ちょっと前本日の航海終了です…とこの時は思っていました。
あそこから街に上陸できるのです。そろそろプラスチックゴミが溜まってきたので、上陸しなきゃてことで、広い砂地ビーチの方ではなく街に近い方のアンカレッジを選びました。
で、リアンカー確実となり、シュノーケリングマスクやフィンをコックピットに投げ入れ水着のまま再移動です。最初は上陸に便利なように、さらに街の近くの方までいってみたのですが、丁度い深さの場所には砂地は見つからず、諦めて、大きい砂地ビーチが広がる方に移動しました。グレー〇の場所です。南東の風が吹いていたので、これ以上北の方に移動するとウネリに影響とかあるかなと思ったし、街に行くのも遠くなるのでここで妥協。
ここにも沢山の船がいますが、とても広いしもう一面砂地しかないので、場所選びは楽々でした。
あっちを見てもこっちもを見ても薄いブルーの透明な海。海底の砂模様まで見えたりします。
まだまだ広く続くアンカレッジは、海岸沿いにそって沢山の船がいますが、全然混んでる感がなく、まだこの倍ぐらいの数が止められそうなぐらいいい場所です。
午後3時半すぎにやっと落ち着いたのですが、お腹が空いてきたので夕方上陸してみようと思います。天気予報を見たら翌30日もこの場所は大丈夫だったので、ここには2泊する予定です。
多少上陸に時間がかかったとしても、この綺麗な砂地に囲まれている方が断然いいです。早速ここでもシュノーケリングでアンカーを見に行きましたが、その必要もないぐらい落とした瞬間に突き刺さったのが見えてました。そして実際にもぐっさり埋まったアンカーを見て、あ~これならどこにも動かないね、と確信。砂地の海底付近に平たい形の魚まで見ることができました。地中海に来てあの形は初めてみたぞ!ほんの幅15㎝あるかないかぐらいだったので、ヒラメとかカレーとか?スティングレイではないと思いますが。
まだまだ広く続くアンカレッジは、海岸沿いにそって沢山の船がいますが、全然混んでる感がなく、まだこの倍ぐらいの数が止められそうなぐらいいい場所です。
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