2024年8月29日木曜日

微風ながらも海岸性を眺めてゆったりセーリングーS‘Arenal Porto Colom

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!







28日は最高で10ノットぐらいの微風予想だったのですが、15マイルぐらいの短距離移動だったのでゆっくりセーリングしていくことにしました。マヨルカ島の東の海岸性は断崖絶壁が続き、洞窟も沢山あり、リゾートホテルも続きとても面白い風景でした。目的地のS‘Arenalは湾の奥に続く航路の外にアンカリング場所があるんですが、砂地にちゃんとアンカー下ろしてるかどうかチェックされるんですよね!

8月28日(水):午前10時半過ぎ、アンカーをあげて2日間滞在したCala BonaにあるEs Rajoliの泊地を出発。あれがクリスさんのキャタマランです。

湾の外ではウォータースポーツを楽しむ人が。

でかい湾には砂地のビーチが2つありあっちの端もアンカレッジになっています。

微風ですが、アップウィンドなのでセールは両方とも上げました。

角度は風に対して35度に設定していきます。うまくいけばこのまま湾を出られる気もしますが、岬を回るためにはタックは必須かな。

う~ん、タックは必須だね。風体感6ノットなので、3ノットのスピードはまあまあです。気持ちいい風に吹かれてゆったり進んでいきました。


12時ごろ。まだまだ同じ湾の中です。


Cala Millorの海岸線にもリゾートホテルらしきものが沢山ありました。でもあそこには街もります。

12時18分、1回目のタックをしました。

これで湾の外に出られますね。

午後1時2回目のタック。

スピードは常にこんな感じでした。2ノット台に落ちたこともありましたが、だいたいは3.5~4ノットの間を保っていました。


午後2時の時点は青丸の位置にいました。Port Cristoの付近には洞窟が沢山あるみたい。

午後2時20分ごろ

この日最高スピードは4.2ノットでした。多分風も最高で11ノットぐらいしかなかったし。

午後2時52分、岸壁が続いております。

午後3時30分、タックしなくてもあの岬は超えられそうかな?

うん行けそう?微妙なところ?岬みたいな場所は時々、風がぐるぐるしているのでもしかしたら近くにいったら徐々にコース変更できるかもしれません。


断崖絶壁でその下にはは洞窟らしきものがあるっていうのが、この辺りよくある風景のようです。そしてその断崖絶壁の上にはリゾートホテルが連立。さすが観光地のマヨルカ島ですね。

4時ちょっと前、やっぱりタックすることにしました。

というのは、岬に近づくにつれて風が弱まってきたようなので、スピードがなくなりすぎて操船できなくなる前に、今のうちに外に出ておこうという作戦。

午後4時15分の時点で、残り1.45マイルか~。アンカー降ろしてから夕食の準備をしていると遅くなりそうだったので、私はギャレーに下りて料理開始となりました。

チキンカレーを仕込んでおきます。このカレールーは6月末にフランス、コートダジュールエリアでお会いした日本人セーラーのMご夫妻にいただいた激辛カレールーを使ったもの。本当に激辛なのでそれを牛乳やヨーグルト薄めるとルー1個でいい感じのインドカレー風ができるのですよ。前日主人はポークを食べたので、チキンカレーにしました。チキンは幸い胸肉を買ってましたがそれでも食べすぎは良くないかなと思い、細かくカットして実際よりも量が多く感じるようにし、さらにチキンよりも野菜を多く入れて、お肉が少なくても満足感が出るようにしてみました。このまま煮込んでおけば、ご飯は到着してから炊くだけ。


午後4時半ごろ、泊地のすぐ外まであと1マイル。

前の方だと日が当たってまぶしいので、ヘルムの後ろの席に二人とも座っていました。

本当に洞窟が多いなぁ。

あれなんか、かなりデカいぞ!

午後4時50分ちょっと前、この反対側に泊地があります。

黒x白に塗られた灯台が立っています。あそこを入ってすぐの所が今日のお宿です。

青丸の位置にいて、目指しているのは、湾内最初の緑のアンカーマーク。奥にも緑と黄色のアンカーマークがありますが、現在はそこはアンカリング禁止区域となっているそうです。この中でアンカリングしていいのは、一番外の緑マークの場所だけ。

はい、岬を回って中に入りました。


真中は頃になっていて緑のスターボードマーカーが見えましたが、その外側はアンカリングOKの場所なのです。深さも4メートルぐらいはあるようです。

念のためぐるりといつも通りアンカーしたい位置を中心に円を描いて深さを確認。海草も広がっているので、砂地を目指して水深4メートルの場所にアンカーを下ろしました。午後5時15分到着です。あそこが湾の出入り口。

すでに3隻ぐらいアンカリングしていましたが、十分スイングするスペースはありました。

画像右後方に写っている小型ボートとはチェーンを出している時は、結構近づいてしまったのですが、スイングしたら離れたし、彼らは6時過ぎに出発していきました。あのサイズボートは一晩中いることはまずありません。

あちらは遊泳エリア。ビーチにはなんとちゃんとライフセーバーがいて驚き。こんな安全な場所でライフセーバーって必要?と言ったら、主人が「プールにさ、監視員がいるような感覚なんじゃないの?」と。なるほど。

青丸の位置にアンカリングしておりますよ。

アンカーを下ろしてすぐに私は中に入り、ご飯を炊き始めサラダを用意したので、6時緒と前にはディナーとなりました。チキンクリーミーカレーは大好評で、主人はおわかりをしてくれました。そして翌日のランチ分ぐらいは十分まだ残っています。でも多分朝ご飯に食べちゃうだろうなぁ。前日の残りを食べたがらない主人ですが、カレーは別なんですよね。朝からでもガッツリ食べれちゃうみたい。面白い事に、私がキッチンにいる間、バソスコープを持ったテンダーの人がSATOMI号に近ずいて来て、アンカーの場所をチェックして行ったそうです。ちゃんと砂地に落としているかどうか見回りの人がいるようです。で大丈夫だったみたいで(もちろん、だって着地した所をちゃんとみてましたから)笑顔で立ち去って行ったそうです。

平気速度は多分33ノットぐらいだったと思うんですよね。タックを数回したので実質20マイルぐらいは走っているるはずなので。でもアンカーをあげてすぐにエンジンを消して全行程風の力で走ることができたのがすごく嬉しかったです。ノロノロだったけど波のない、セーリング日和でした。29日も引き続き移動です。次の目的地は島の西側の綺麗なビーチです。

8月29日の朝。昨晩は一晩中横揺れでした!風がなくなると湾の入り口から入ってくるウネリに対して船体が横向きになるので、小さいウネリでも結構揺れるのです。嫌だなぁ~と思っているうちにいつの間にか眠ってましたけどね。

スターボードマーカーの内側にアンカリングしています。

画像左側と湾の奥の右前方にも沢山ボートが係留されていますが、あれはモーリングブイに繋がれています。以前はそのエリアもアンカリングできていたようですが、現在はモーリングブイ設置によりアンカリング禁止エリアとなってしまいました。

アンカリングできるのは私たちが入る場所だけ。そしておそらくそこは横揺れがあって居心地が悪いからブイを設置していないんでしょうね。だって浮きブイなのにハイシーズンの今だと100ユーロ以上しちゃうんですから、そんな金額を払って居心地が悪かったら誰も使いませんよね~。ちなみにモーリングブイがある場所だって完璧に横揺れがないわけではないんですよ。私たちがいる場所よりは影響が少ないっていうだけです。それを思ったら、横揺れになっても無料の方がいいかな、と思ってしまいます。それに何日も連続セーリングしていたら揺れている状態で寝ないといけないわけですから今のうちから練習だ。


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