2024年8月5日月曜日

2週間ぶりのフェリー波に影響されないアンカレッジーPlade de Pinarellu

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!



コルシカ島の北東辺りに2週間ぐらいいたのですが、土のアンカレッジでも沖を通過するフェリーが起こす波で、結構揺れる毎日でした。一日中とか一晩中ではなかったので耐えられないほどではなかったのですが、一晩中全く揺れないPinarellu湾に来て、これまでのアンカレッジが揺れ揺れだったのを痛感しました。

夕焼けが平らな海面に写ってすごく綺麗

8月4日(日):早朝に到着したPinarellu湾。アンカーを下ろしてから寝て、起きたのは朝10時過ぎでした。ビーチに囲まれた大きなアンカレッジですが、ジェットスキーとか小型パワーボートがスピードを出してすぐ近くを通過っていうこともなく、全然といっていいほど揺れないのです。勿論湾の入り口辺りを通過する船があると、そのウォッシュかなと思う小波がやってきて多少一時的に横揺れになったこともありましたが、ここ2週間ぐらいの状況と比べたら、こんなの「全く揺れない」と言えるぐらい。フェリーの航路もこの近くのPorto-VecchioはBastiaよりも少ないみたいなので、通過するフェリーの数も少ないようです。何より、コルシカ島の東側特有の南東からのウネリの影響がほとんどない位置というのが大きいかな。

昼間は日よけカバーを出していましたが、ちょっと曇りがちな日だったので比較的涼しく、一日中船内でうとうとしたりして、ゆったり快適に過ごしました。

夕方になって行動開始!ビーチに上陸することにしました。


Pinarelluビーチには沢山の小型ボートが係留されているのが見えたので、そこに小さなマリーナがあるのかなと思っていたら、そうではなく、浮きブイに繋がれていたり、ポンツーン自体が浮きポンツーンで陸とは繋がっていないものに係留されていました。レンタルボートみたい。でどこにテンダーを付けようかなと探していたら、2か所、桟橋がありました。ジェットスキーとかも繋がれていたので、多分レンタルボート会社の桟橋みたいでした。
最初その桟橋にテンダーを付けたら、スタッフの人が桟橋には係留できませんが、桟橋の根本下なら大丈夫と言われました。

いきなり墓地!ウォーターフロントの最高のロケーションに墓地。


街みたいなのはないみたいで、リゾートホテルと隣接のレストランが数軒あるだけみたいですね。ビーチは白っぽい砂浜で、綺麗でした。


5軒ぐらいレストランが並んでいました。すでに6時半を過ぎていたので、ついでにディナーをすることに。全部のお店のメニューをチェックしました。


お店みたいなのは、この一軒だけみたい。

変なセラミックのお店もあって、その隣はホットドッグやサンドウィッチなどの軽食を出すカフェがありました。

並んでいる建物はほぼ全部ホテルみたい。

で、タパスがメニューにあったお店を選びました。私は物凄いお腹が空いていたわけではなかったので、軽くなんかつまめる感じが良かった。

食事は7時からしかレストランが開かないので、それまでワインやカクテルを楽しんで待つことにしました。

あっちの沢山マストが見えるうちの一つがSATOMI号のもの。ここからは見えないね。後でわかったけど、大きなキャタマランの影になる位置だったよう。

レストランはウォーターフロント席は予約が入ってたのですが、夜9時からということで、私たちはそれまでには退散するので、ってことでウォーターフロント席OKとなりました。イタリアだったらそんなの結構普通にOkだったのですが、フランスに来てからそういう融通が利かない事が結構続いていたので、ちょっと驚きました。他にもキッチンが夜7時からスタートなので、あと20分ぐらいワインを飲みながら席で待つっていうことも断られることが多く、その時間までバーで飲んで、それから席に移動しろっと言われるのが普通でした。このレストランでも最初バーにいた若いスタッフがそういったのですが、レストランマネージャーみたいな感じの若い男性が「こちらにどうぞ。」とちゃんと席に通してくれました。主人が「ロマンティックなテーブルをお願いします。」というと(どのレストランでもいつも言う常套句なのだ。)例の9時から予約が入ってるけど、という席を用意してくれたんです。

これまでのフランスでの外食体験では、フランスはホスピタリティー産業があまりフレンドリーじゃないというか、ツンとしているなっていう印象を持っている私たちです。

私がオーダーしたのはタパス。一皿が2つとか数が少ないので4種類オーダーしています。ホタテのカルパッチョ、春巻き、チーズと野菜のラップ、ちょこっとしか写ってないけどマグロのタタキ(醤油風味でどちかというと「マグロの漬け」という感じでした。)。もうどれも美味しくて、量的にもちょっとづついろんな種類を食べたい私には最適でした。

主人はラム肉。野菜とポテトを両方付けました。久しぶりにこんなに沢山の種類の野菜を食べたっていうぐらい、さやえんどう、小型大根、ボクチョイまで入っていた!半分ぐらいは私が食べたかな。どれもとっても美味しかったです。

デザートまで行きましたよ。マンゴー風味のムースで、クリームにパッションフルーツが下の敷いてあります。ほとんどは主人が食べましたけど、スプーンは2ついただきました。

私たちが食べ終わっても、他のお客さんは2組ぐらい。夜8時を過ぎていましたが、まだまだ時間的には早いみたい。

帰り道は墓地の反対側を通りました。大きな家族墓地も沢山ありましたが、お一人様用みたいなアパートみたいなのもあった。墓地って昔は街の外れにあることが多いので、ここもビーチ沿いがリゾートエリアになる前は、海沿いの静かな場所だったんでしょうね。街の集落はもっと内陸にあるみたいです。

派手なリゾート地じゃないから、通りを歩いてる人の姿もまばらdした。

SATOMI号に戻ると、丁度夕暮れ時となりました。時間は夜8時45分ですが、この明るさです。

綺麗な夕焼け空が平らな海面に反射して幻想的な美しさです。あ~揺れないって本当にいいなぁ。今まで毎日、なにがしかの揺れの中で生活しているのが普通になってたので、揺れない場所に来て初めて、今までがいかに毎日揺れてたかわかりました。

船体上のマットレスの上で夕涼み。



久しぶりに全く横揺れも縦揺れもない場所に来たので、朝まで一度も目が覚めることなく熟睡しました。これまでも揺れているのに慣れてたのでちゃんと眠れてたんですが、一時的に揺れが激しくなることがあったので、その時目が覚めたりしてたんですよね。それと睡眠が浅かったのか、よく夢を見ていました。でもこの夜はすごく深く熟睡していたのみたいで、気が付いたら朝だった!

5日の今日も、ここに滞在してゆっくりして、明日6日はいよいよサルディニア島に移動します!2か月ぶりのイタリアだ。

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