皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!
8月23日の早朝Isola Pianaのアンカレッジを出発し、スペインのメノルカ島を目指しました。波が大きくならない日を選んだのでずっとエンジン走行で特に何のドラマもなかったのですが、フラッグをスペインのものに変えようと思ったら海に落っことしまった!仕方なく国旗お手製しました。さらにやっとメノルカ島に着いたと思ったら、予定していたアンカレッジが全然ダメで、慌てて別の場所を探すことになりました。やっぱなにがしかのドラマは毎回あるのだ。
22日の夜。私たちのイタリア滞在最終日をお祝いするかのように、いきなり花火が上がりました。
6時ちょっと過ぎ、アンカーをあげて出発。イタリアとはこれでお別れとなります。主人が寝てていいよと言ってくれたので、私はこの後リビングのソファで横になりました。
予報どおりすっごい穏やか。
7時20分の時点で残り203マイル。
エンジンは1800回転程度ですが、スピードは6ノット後半なので燃費がいいです。
食べ終わってしまってから写真をとりましたが、朝ごはんはゆで卵とトーストでした。ちゃんとテーブルセッティングをして食事ができるぐらいスムーズセーリング。
午前8時半、風は微風で真正面からの角度。だからかな、スピードは6ノットを切るように。でも時間がたつほどに、もう少し風が出るはずなので後半にスピードは挽回できると思います。
まだまだメインセールしか出してません。
9時10分、ジェノアを出してみました。
お、ちょッとスピード上がったみたい。ほんのちょっとだけどね。ジェノア効果だな。ちなみに、泊地から外に向かう航路、サルディニアとすぐ先の2つの小島の間は通過できないこともないのですが、途中すごく浅い場所があったので、やめました。代わりに2つの小さい島の間を通過。そこは航路があり、その通りに通っていったので一番浅い場所でも4メートルだったそうです。
あと191マイル。まだまだ航海は始まったばかり。
11時26分、ジェノアは全く用をなさなくなったので巻き入れました。
11時26分。残り172マイルほど。といっても実際の目的地までの距離ではなくメノルカ島の北の端までの距離です。おそらく通常サルディニアからメノルカ島に行く場合、最初の目的地にはマホンを選ぶのがほとんどだと思うんですが、それだと港内にあるマリーナに入るしかありません。24日から25日にかけて風向きが変わるので、それに対応する泊地は一か所しかなくかなり混んでいる場所らしい。(マリーナ出発前日にディナーをご一緒したドイツ人の方はメノルカがホームポートでその泊地の事を教えてくれました。)それと、メノルカ島は私たちにとってあくまでも通過地点なので、なるべく早く次に進んでいくつもりなんですね。それで北西にある泊地に向かう事にしたのです。
時間が経つにつれて、さらに穏やかになりミラー上の海面となりました。
ランチは私はモータデラハムのオープンサンド。主人は痛風発作のためハムは控えているので、ミューズリーを食べていました。でも私が食べているのを見てちょっとうらやましくなってみたいで、ハムの部分はちょっぴりにして半分私のをかじってましたけどね。
ランチ後、主人はお昼寝に入りました。午後3時ごろ、突然どこからともなく小鳥がやってきました!休憩してるのかな?最初はスターボード側のストンションにとまっていましたが、すぐに移動。
今度はドッジャーの外側にきて、ビニール部分をコツコツ可愛くノックしてました。小首をかしげているようで、本当に可愛い。
次に飛びたったかと思ったら、スターボードのスターン側のレール移動しました。でも私がちょっと動いたら飛び立ってしまったので、ちょっとかわいそうだったな。ずっといてくれてもよかったのに。
その頃、遠方に2隻のヨットが反対側に向かって進んでいました。飛んで来た方向を考えると、小鳥はSATOMI号と反対方向に行きたかったのかな?なので「あ、間違って反対方向のバスに乗っちゃった!」とでも思ったのかしら。そしてあっちのヨットに乗り換えたかな?・・・・・なんてことを暇にあかせて想像している私です。
私の仮眠が夕方6時からなので、その前に夕食を取る必要があり、午後4時ぐらいから夕食の準備にかかりました。私だけ先に午後5時に夕食を済ませます。豚肉と野菜炒めとご飯にサラダ。主人は肉類をしばらく控える必要があるので、なるべくたくさん野菜が食べられるようにしました。キャベツが苦手な主人ですが、野菜炒めにすると美味しいと感じるらしくよく食べてくれます。それと生姜風味が好きなので、野菜炒めには必ず生姜をいれておくと「美味しい。これなら肉があまりなくても食べられる!」とのこと。
午後5時半、残り140マイル弱。この数時間前からもうネットは通じなくなっていました。その後夕方6時、私は仮眠に入りました。
午後10時、私のウォッチ開始です。6時から仮眠しましたが、結局ほとんど寝れていなくてうとうとしながら横になっていただけでした。一晩だけのオーバーナイトだとだいたいいつもこんな感じですけどね。仮眠時間中にジェノアを出す音がきこえていました。そのままずっとメインセールもヘッドセールも出したままです。スピードは7ノットを保てるようになり前半6ノット以下だった分を挽回できそうです。
10時45分、月が上りつつあります。とても綺麗なオレンジ色で、写真ではわかりませんが、肉眼でははっきりとクレーター部分まで見えてすごくきれいでした。
それから徐々に上昇し、上昇するにつれて色が黄色がかり、最終的に白く輝くように。15分後にはこんな感じになっていました。
11時ちょっと過ぎ。あと103マイル!7ノットのスピードで計算すると明日24日の午後2時ぐらいには到着するかな?
11時42分、途中雲の中に隠れた月でしたが、再び上昇し、こんな幻想的な風景となりました。穏やか日の夜間走行はこういう景色が見れて結構楽しいのです。
そのまま無事午前2時を迎え、主人と交代。だいたいこの後は朝まで熟睡できるのです。
お、ちょッとスピード上がったみたい。ほんのちょっとだけどね。ジェノア効果だな。ちなみに、泊地から外に向かう航路、サルディニアとすぐ先の2つの小島の間は通過できないこともないのですが、途中すごく浅い場所があったので、やめました。代わりに2つの小さい島の間を通過。そこは航路があり、その通りに通っていったので一番浅い場所でも4メートルだったそうです。
11時26分、ジェノアは全く用をなさなくなったので巻き入れました。
相変わらずまっ平な海が続いています。
11時42分、途中雲の中に隠れた月でしたが、再び上昇し、こんな幻想的な風景となりました。穏やか日の夜間走行はこういう景色が見れて結構楽しいのです。
そのまま無事午前2時を迎え、主人と交代。だいたいこの後は朝まで熟睡できるのです。
8月24日(日):外が明るくなってきて目が覚めるとすでに8時過ぎていました。本来なら朝6時に起きて主人と交代なのに、ずっと起こさずにいてくれたみたい。
でこの後私の頭はフル回転。手持の材料でお手製するにはどうするか・・・過去4年のエーゲ海、地中海クルージングでいろんな国を訪問したのでカーティシーフラッグは結構コレクションできているんですよね。で、中には前オーナーがもっていたとは気づかず新しく買ってしまい同じものが2つある旗もあるんです。赤と黄色の旗・・・と考えてすぐに思いついたのは、検疫の黄色い旗とマルタ国旗の赤い部分。両方とも2枚あるんですよ。で、大きい方のマルタ旗(全オーナーがもっていたもの)と小さい方の検疫の旗、マルタの赤の部分とサイズがほぼ同じだった!早速赤い部分をハサミでカット。
落ち着いてから朝ご飯にしました。レンチンのレントルスープを解凍してあったので、二人分だったので、それをお鍋であっため、さらに昨夜の残りのご飯も入れてリゾット風に。とても美味しくて肉類が一切入ってなくても主人も大満足でした。ちなみに主人の痛風は薬を飲み始めてから、良くなりつつあり、痛みはかなり収まってきたそうです。腫れも引いてきてました。
24日の朝9時50分はこの位置でした。
肉眼で最初に見えたメノルカ島!VHFからきこえる言葉もスペイン語になっています。
11時23分はこの位置。向かっているのは、画像左のCiutadella De Menorcaのちょっと上あたりの泊地。
午後1時24分は青丸の位置にいました。目的地は一番下の3めのアンカーマークの場所。実はこの時点で私は目的地に不安を感じたのです。というのも風向きが想像していたのとちょっと違ってたんですね。最初のアンカーマークの場所はかなり混んでたのですがそれもそのはず、この日の風向きからするとドンピシャ。でもそこはネットが通じない場所なのです。
で、この場所にはいられないということで、急遽別の場所を探すことになりました。難しいのはこの日と次の日は風向きが真逆になること。南東と北東の両方から守られている場所はなかなかありません。この時点でマホンの泊地に向かうのはかなり無理があります。距離をはかったらなんと35マイル!どうしたものか、一瞬絶望的になったのですが、実は私、最初の泊地がなんか気に入らなくて行く前に別の場所を泊地アプリで見ていたんですよ。で、ちょっと行った先にある町の付近が方角的にはいいことは知っていました。で、さらにその先に地形がちょっぴり出っ張っているので、南東のウネリや風を遮るんじゃないかな、と思われる場所を発見。そこに泊地マークがありさらに砂地が広々と広がっている場所だったんですよね。
最初に行こうと思ってたのは画像左上付近Cala En Blanesのすぐ上のちょっぴり出っ張った部分。次に目指したのは青丸の場所です。主人に見せたら「完璧だ!そこに行くぞ。」となりました。
砂地が広がっているのがよく分かります。小型ボートが岸近くに沢山いて結構混んでいましたが、余裕はたっぷり。アンカーは砂地に落っこちて埋まったのがよく見えるぐらい透明です。念のため40メートルチェーンを出しているので、最終的に船体が落ち着いたのは海草地の上ですけどね。もうちょっと手前にアンカー降ろしても良かったかな、とも思ったんですが、万が一180度方向が変わった場合を思うと、これぐらいの位置の方が他の船との距離が保てていいかも、と思いました。
お手製のスペイン国旗は、遠くから見たら縫い目のガタガタ具合なんてわかりません。これでしばらくはしのげそうだ。
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