新しいウォーターポンプ設置・・・なぜか給水しない！

皆さんこんにちは！Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ！

新しいウォーターポンプをBastiaの街で受け取り、早速その日の夕方から取り付け作業を開始しました！従来のものとほぼ同じ仕様のものなので、単に新旧取り換えるだけと思ったのに！なんと、全くポンプがプライムできず給水がスムーズに行かないのです！

7月31日にポンプを受け取り、その日の夕方6時ぐらいから主人は取り付け作業を開始しました。単に交換するだけだと思ったのに、新しいポンプが全然プライムしないのです。給水はなんとかするんですが、スムーズではなくしかも今までのよりのパワフルなはずなのに２つの蛇口を開けると一方しか給水しません。実際は2か所をフルに同時に使うことは滅多にありませんが、古いポンプにできて新品のしかもさらにパワフルなはずのポンプができないっていう理由がわかりません。結局夜遅くまでやってみましたが、あきらめ。また古いものに取り換えました。

8月1日（木）：一晩考えた主人、もしかしたら新しいポンプは今までのモノより稼働に必要な電力が多いのかしれない、ということで一度配線を変えてみることにしました。今までのポンプはこの配電盤に繋がる配線のモノを使っていました。

でもボルテージの高い電力を供給されるため、電動ウィンチ作動に繋がる方に接続し直し。電気の仕組みがよくわかっていない私なので主人から説明されても、なんとなくしか理解しておりませんが、一度に通過するアンペアとボルテージの量が、今までポンプに繋がっている配線よりもウィンチに繋がる配線の方が多いとのこと。そのためスイッチの場所も変わりました。他の配電盤の下、キャプテンズチェアーの隣の壁の裏で、普段は隠れている部分。だから水ポンプスイッチをオン・オフするのは、今までより面倒になります。が、滅多にオフにする必要がないので大丈夫でしょう。

で、接続を変えて新しいポンプを試したところ、いえ～い！従来のものと同じようにちゃんと水を汲み上げました！やった～・・・・・と喜んだのはつかの間。

ポンプをちゃんと固定の位置に設置して稼働させたら、なんと、また給水が前日の時みたいにジャーっと出たかと思ったらだんだんチョロチョロに変ってきて・・・全然ダメじゃん！となりました。主人はかなりショック。前のと同じ仕様のものを買ったので、単に取り付ければ普通に動くと思ったのに。結局考えられることは試したので、あきらめ。製造メーカーにメールしてなぜ動かないのか問い合わせ中です。

で結局また古いポンプが戻りました。壊れているわけではなく、シーリング部分の劣化で空気圧が漏れるのでそれで誤作動する音が気になりますが、給水自体は問題なくできています。でもいずれ壊れることを考えると今のうちに新しいものをゲットしておかないと。

ランチはインスタントの焼きそばに具を入れて目玉焼きものっけて、ちょっと本格的に。インスタントなので麵がラーメンの麺みたいですが、それなに美味しくできた！

午後4時ちょッと前に、街に上陸しました。次はアンカーローラー修理の材料を探すためです。前日訪れたシップシャンドラーにはSATOMI号サイズにあうアンカーローラーはなかったのですが、別のもので自作しようという作戦です。

小さいお店ですが、所せましと商品が並んでいます。

2回目の訪問なので店主の方も私たちを覚えていて、さらに自作したアンカーローラーを見せたらすごく興味を持ったみたいで、あれこれ一緒に考えてくれました。で、なんとかゴム製の筒状のものが見つかり、なんとかなりそうだということになりました。店主の方がDIYショップの事を教えてくれたので、そこにもいってみることに。

徒歩だと30分弱で、炎天下を30分歩くのはしんどいね、ということでタクシー乗車。タクシー運ちゃんは20代半ばぐらいの若者で英語も少し話せました。フランス語の話になったら運転手さんが「俺もフランス語は嫌いだ。」っていうのです。理由を聞いたら「コルシカ語の方が好き。」というのです。コルシカ語があるって知らなかった！コルシカ語はイタリア語の方に近いそうです。だからかな～、バスティーユデー（フランス革命記念日）の時、Calviの街は夜の花火こそ賑やかでしたが、昼間は何も特別感がなくしかもフランス国旗を掲揚していたのは、古城の辺りだけでした。愛国心が少ないなって不思議だったんですよね。なるほど、コルシカ島の人はフランスの一部だっていう意識が低いのかも。

お店の人はとても親切に、言葉がわからない私たちが何を探しているのか、一生懸命わかろうとしてくれて、2人がかりであーでもないこーでもない、とヘルプしてくれました。

結局全部は探してるものは見つからなかったのですが、とても感じがいい対応でいい買い物ができました。しかもレジの人がタクシーを呼んでくれるんです。

街に戻ったのは夕方5時。主人はランチを食べていなかったので、お腹が空いた、と言い出しました。私はソース焼きそばでガッツり食べていたので全然OK。それと夏バテ熱中症になった時一度に沢山食べると消化不良を起こしたので、普段より良く咀嚼して食べるようにしているので、結構満腹感が継続するんですよね。それと一度に食べる量を減らして小まめに食べています。もともと結構大食いだった私、多分減らして丁度いいぐらいでしょう。

Basitaの街に来たのは2回目ですが、観光らしいことはしていないな。必要なものを求めての街歩きのみ。

で食料の買い出しは今のところ不要ですが、スパークリングウォータ―が切れてるのでスーパーに行くことに。オールドタウンの通りの一本後ろがモダンなお店がある普通の都会っぽい通りでした。それでもこんな面白い建物があったりして、雰囲気はおしゃれ。

通りがかったケーキ屋さんで甘いものをゲット。このお菓子はどれも一口サイズの可愛らしいものです。サイズが小さいから３つぐらい違う種類のが試せそう。

主人は途中に見つけたハンバーガースタンドでハンバーグを食べて満足。デザートは古い港沿いのカフェに入りました。目の前を観光用の乗り物が通過。主人はこいういの馬鹿にするんですが、私はちょっと興味あるんですよねぇ。乗っているだけで街を一周できて楽ちんだと思う。

写真を撮った時はこんな表情しているって知りませんでした！

さて、これがアンカーローラーの中心保護に利用しようと思っているゴム製の筒。ボートトレーラー用の部品らしいのですが、中が筒になっているのでこれをカットしてブラスの筒に被せる作戦です。

他にもDIYショップでいろいろ買いました。

水ポンプは今回もがっかりな結果でしたが、取り合えず製造メーカーの返事を待ちます。今日2日でBasitaの街のアンカレッジ滞在は3日目となりますが、アンカーローラー修理が早めに終わったら最後にもう一度街に上陸しようと思います。そして明日はやっと次の街に移動。そろそろ飽きてきたので、早くイタリアのサルディニア島に行きたいなぁ。ちなみに前のSATOMI号オーナーもサルディニアに行ったことがあるらしく、サルディニア島のカーティシーフラッグがあったので、行く時はイタリアの旗ではなく、それを掲揚するつもりです。

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