2024年9月14日土曜日

強風が来る前にジェノアを下ろす&フミさんとディナー!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!





13日は風が強まる前に急いでジェノアを下ろしました。浮いたまま船上で大きなジェノアを下ろしつつたたんでいくのはかなり時間がかかりました。午後からはマリーナ付近を散策。オンラインで事前にペイントをオーダーしていたシップシャンドラーに行ってみたら中古品の委託販売もしていました。おお~パッサレルここで売れるね!夜はハーバーマスターのフミさんと早速ディナーをしました。スペイン語は勿論、英語もすごく上手なフミさんとの会話はずっと英語で、主人もとっても楽しむことができました。ちなみにフミさんは他にもドイツ語、フランス語も話せるそうです!すごいマルチリンガル。

9月13日(金):この日から週末ずっと、アルメリマルの辺りには最低でも20ノットの強風が吹き続ける予報でした。16日の月曜日は朝8時にハードスタンドに上げるクレーンを予約しているので、その前にジェノアを下ろしておかないといけません。ギリシャプレヴェザのクレオパトラではそういうルールはなかったのですが、ハードスタンド上で保管されいている間に、ヘッドセールが巻き出されてしまう事故を防ぐルールだそうです。過去にきっとそういう事が何回もあったんでしょうね。ちなみにクレオパトラのボートヤードでも、強風の時にジブが引っ張り出されて破れていたヨットを見ました。

ポンツーンに横付け状態だったら、ポンツーンの上にセールを下ろしてそれから畳んでいけばいいんですけど、船体の上に下ろすとなるとスペースの問題もあり、結構苦労しました。最初はちょっとづつ下ろして、その都度たたんでいったのですが、大きな三角形、一方を平行にして合わせておりたたんでも反対側がおかしなことになってたりして、何回も何回もやり直し。予報では朝10時から風が強まることになっていたのですが、その通り。10時ピッタリぐりからいきなりゴーっと風が吹き始めした。その時にはすでにセールは全部を下ろしていたのですが、せっかくたたんだ部分まで風でひっくり返り、またやり直し!!!仕方がないので、コックピットに置いてるイスを重しの代わりにたたんだ部分に置いたり、セールの下の部分で畳めた部分は都度都度ぐるぐる巻き寿司みたいにしていくことに。

1時間半格闘して、午前11時にやっとたたみおえてグルグル巻きにできました。これでセールバッグに入れて完成。この頃には多分20~25ノットぐらいの風がマリーナ内を吹き荒れていました。

スターボード側バウから風が吹いてるので、ポート側のスターンが斜めになってワーフに近づいてきました。念のためエンジンをかけ前進させてバウラインを少し縮めて岸から少し離れました。右隣りがいない事をいいことにスプリンガーも設置しました。

左隣りは、この日の朝7時半ぐらいに入ってきました。一見漁船みたいな形ですがマストがあってセールも着いています。モーターセーラーっていうやつかな。スウェーデン船籍です。

セールおろしであっという間に午前中が過ぎました。ランチ後はなんか疲れてしまって主人は3時ぐらいまでお昼寝していました。

4時ぐらいから再び活動開始。シップシャンドラーにお散歩がてら行くことに。私はクリーニング剤や食器洗剤を切らしていたのでスーパーにも行きたかったのです。

SATOMI号のご近所さん達はみんな50フィート前後の大型船ばかりです。皆さん最近のデザインのなので、横幅がすごく広く長さ的にはSATOMI号の方が長くても横幅や水面からの高さがうんと背が高いのでSATOMI号は小っちゃく見えます。SATOMI号は乗っている里美とは正反対でスリムで背が高いのだ。

でっかいご近所さんたち。

係留しているワーフからすぐの所に一軒レストランがあり、後にフミさんに教えてもらいましたが、そこはタパスが充実していてお勧めだそうです。トイレやシャワーもクリーム色の建物の一階に入っています。でっかいゴミ箱は建物の後方すぐの所なので、本当に便利。

マリーナバース沿いにアパートが立っていて、まるでマリーナを中心とした小さな街のようです。

あちらはボートヤード。来週からあそこに移動です。

マリーナはかなり広くて、あっちこっちに入り組んでいます。

チャイニーズレストランもあるね。

あれがオンラインですでにオーダーしたものがあるシップシャンドラー。他にも数軒シップシャンドラーがあるようですが、欲しいものをオーダーしてくれたのがこのお店でした。

大きいお店で品ぞろえも充実しており、お店にないものでもすぐにオーダーしてくれます。お店の人たちは英語がネイティブのおじさんが二人に、英語がわかる女性が一人いました。皆さんよく商品についてご存知です。中でもこのお店がいいな、と思ったのは中古製品販売コーナーがあったこと。委託販売ということで、売りたい人がここに商品を置いて売れたらお店がコミッションをもらう、というシステム。でも売れるまで滞在できない場合は、お店に下取りしてもらう事もできるそうです。

来月には地中海を離れることになる私たち、ここらで大幅断捨離することにしているんですね。中でもスターンバースに保管していたパサレルは絶対処分しようと思っていました。今年になってから、マリーナに入る機会がほとんどなかったし、その時もバージボード(ただの細長い板です)をパサレル代わりにしていたので、全く使っていないんです。昨年も途中からバージボードで十分だなっていうことがわかったので、2021年に新しく買ってから実質一年も使ったのかな?っていうぐらい。

パサレルは買うと結構高いもので、しかもアルメリマルに来る船はジブラルタル海峡から初めて地中海に入ってくる船も多くて、パサレルを持っていない船が多いそうです。なのでシップシャンドラーの人も買取でも乗り気なようでした。

スポーツジムも近くにありますねぇ。

その向い側は音楽学校だって。フラメンコのダンスも習えるのかな?ポスターが出てた。フラメンコギターのレッスンかしら?

音楽学校を通過してい次の角を曲がるとスーパーマーケットがあります。ワーフから徒歩10分はかかってないですね。近い!

結構大きいのですが、生鮮食品の品ぞろえは良かったのですが、乾物とか洗剤とかはお馴染みブランドがありませんでした。ギリシャとイタリアは日用品は同じものが売っていて、お気に入りのクリーニング剤があるんですけど、それは見当たらずグーグル翻訳で確認しながら代用品をゲット。

さすが、生ハムコーナーの充実。イベリコハムの本場ですもんね。

スーパーを出るとすぐマリーナの一部が見えます。




買い物と散歩を済ませて帰ってきたら、すでに夕方6時前。7時半に夕食に出かけるので慌ててシャワーを浴びました。最後に髪をシャンプーしたのはいつだったか思い出せないぐらいな状態だったので「街仕様」にするのに時間がかかるのだ。数カ月ぶりにドライヤーを使いました。

夜7時半ちょっと前、フミさんがSATOMI号にやってきました。まずは船内をご案内。それからすぐにディナーにでかけました。フミさんのお友達のレストランに連れて行っていただきました。

アルメリマルマリーナに来た日本人の方は全員このお店を体験しているそうで、日本人の方にとても人気だそうです。前夜にグーグル評価がこのお店より高い場所にいったのですが、そこより断然こちらのほうが美味しかったです。日本人だけではなく、誰が食べても美味しいと感じる素晴らしいレストランだと思いました。

お酒をオーダーするとサービスで出てくるタパス。いいシステムですねぇ。

マグロのカルパッチョは、薄さがなんとも繊細で、すごく美味しかった!

次のタパスは(つまり2杯目なのだ。)ガスパッチョみたいな味だけどムースっぽいスープにアボガドスモークサーモン、それとポテトサラダ。

私はスープを選びました。ガスパッチョが大好きなので、このスープも大満足。これだけ食べたいぐらい。

お次はスペインのビーフ餃子!餃子って思うと?な気がしますがかかっているソースがみそだと思うんですよね。赤味噌の肉味噌にそっくりな味で、それだけで私はすごく気に入りました。

最後はビーフリブ。写真を撮る前にがっついてしまった。

凄く柔らかくて、甘めのソースがピッタリ。どのお料理も本当に美味しかったです。

すでにサングリアみたいな飲物から始まって、赤ワインを2杯飲んだ上での最後のリキュール。焼酎そっくりな風味で私は飲み干すことはできませんでしたが、もうかなり出来上がっております。お店の人に記念撮影していただきました。

美味しいお料理を前に、フミさんからアルメルマルを訪れたいろんな船のお話を聞いたり、このエリアの情報を沢山教えていただきました。スペインに30年もいらっしゃるフミさんですから、スペイン語は勿論不自由なく操られていますが、英語もすごくお上手で、全く問題なく会話が進み、私もフミさんと英語でお話していました。お話してみて、いかにフミさんがとても心が広い思いやり深い方なのかがよくわかるね、と主人と話していました。とにかくハッピーでポジティブなエネルギーにあふれた方なので、ご一緒しているととっても楽しいのです。この後最低2週間は滞在することになるので、またディナーをご一緒しましょうね、と約束してお別れしました。

ちなみに、これは私たちがマリーナに入ってきた時にフミさんが撮ってくれたSATOMI号の写真です。バウラインを持った私は「海仕様」でございます。

キャプテン・ロブ。最近は海上で風が出ているとメッシュの長袖シャツが丁度いい感じになってきました。やっぱギリシャよりちょっと気温が低いみたい。

ポンツーンに向かうSATOMI号の後ろ姿。今シーズンはマリーナにほとんど入らなかったんで、スターンは綺麗なままです。(実際はシシリー島のマリーナに係留していた時強風で留守中、ちょっとスターンをかすってましたが、大幅修理にはいたりませんでした。)

今まで、スターンに傷がついたのは全てタウンバースに係留中で、自分達の失敗で傷をつけたのではなく他の船にアンカーを引っ張り上げられたり、強風で隣の船に異様に寄りかかられてアンカーがとうとう流れたっていう理由だったので、アンカリングが90%を超えていた今年は、船体に傷がつく「機会」がほぼ皆無だったのです。自己責任のアンカリングがやっぱ一番かな。

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