2024年9月9日月曜日

前夜からCala Xarracaに移動したおかげでイビザ観光できました!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!




広くてアンカーの効きもバッチリな砂地の泊地Cala Xarracaに、前夜のうちに移動して大正解でした。一日に数本しかないイビザ行きのバスに乗ることができたので、諦めていたイビザの街観光ができたのです。おかげでこの先のスケジュールをちょっと短縮することができ、次はいよいよスペイン本土を目指すことができます。

夜通しパーティーの街イビザ、もっとけばけばしいかと思ったらそうでもなかった。

9月7日(土):前夜に移動してきたので、朝になって初めて周りの様子が分かったCala Xarraca。昨夜はとても平和にぐっすり眠れました。

まわりには数隻しかいません。ここならSATOMI号を放置しておりても安心できるなと思い、イビザまでバスで行けるかどうか調べてみました。すると当初の予定だったPortiantxからのバスはこの近くにも通過している事がかわり、さらにビーチからバス停がすぐ近くというのもわかりました。土曜日だからなのか、バスの便数は数時間に1本しかなく、10時48分の次は午後3時しかなかったのです。10時48分なら余裕で乗れます。帰りのバスは午後2時半の次が夕方5時発ですが、6時頃戻ってもまだ明るいうちなので問題ありません。ということで、当初の予定どおりイビザの街観光に出かけることに!

アンカーは砂地だからきいてるのはわかっていましたが、念のため出かける前にこの目で確認したいところ。でもクラゲが近くにいるのを見たので主人は泳いでいくのではなく、テンダーに乗って見に行くことに。水深は6メートルほどですが透明度が高いので、問題なくテンダーの上からでもアンカーが砂地に埋まっていたのが見えたそうです。

魚も結構いるねぇ。船体についた藻みたいなものを食べてクリーニングしてくれています。

アンカーも確認したし、念のためチェーンをもう10メートル出して40メートルにしておきました。これでどこにも動かないな。強風予報もないしね。ビーチの脇に小さいスペースがありそこにテンダーをあげておきました。

ビーチからバス停は徒歩2分ぐらい。グーグルによると、坂道を登り切って道路に出たこのY字路の部分が、看板はなくてもバス停のようです。

お誕生日プレゼントとして買った4枚のTシャツのうち2枚目を着調。

バスは10分弱遅れでしたがちゃんと来ました。切符はカードも使えるみたいでしたが、マシンをわざわざ起動しようとしてくれたので、現金で払いました。一人3ユーロ。

イビザに来る前日に刺されたクラゲの跡を見たら、赤くなっていたんですが、なんとクラゲの形そのものじゃない?!体当たりされたんだろうか。

イビザの街には1時間弱で着きました。バス停の終点まで行かず、その一歩手前で降りる方が繁華街に近いので、ここで降りました。直ぐ近くのビルにこんな絵が描かれていた。

出発が11時ちょっと前だったので、街に着いたのは12時ちょっと前。朝ごはんを食べていなかったので、とにかくまずは食事だ!ということでレストランを探します。でも街の中はシンとしていて、まだ朝がスタートしていない感じ。ファーストフードはありましたが、さすがにそれは嫌だったのでパス。港の方に向かってみました。

ブティックも沢山ありますが、まだ開店していません。夜型の街だから朝が遅いのかな。



イビザといえば夜の街。本来なら夜のストリートパーティーの様子を見るのが本当のイビザ観光なのでしょうが、ここに泊まってないかぎり夜にいるのは無理だし、もともと人が沢山いる場所が夫婦とも苦手なので、夜に来る気は全くありませんでした。だから昼間のイビザってつまらないのかなってちょっと思ってたんですが・・・以外におしゃれで普通の観光エリアっぽい通りが港の近くにあって驚き。


取り合えず港から一本入った通りに面したレストランでブランチです。


イベリコミックスプレートは生ハムのおつまみプレートでした。さすがイベリコ豚。生ハム美味しい!イタリアのとはやはりなんとなく違う感じ。塩辛さが少ないのかな。

サラダとアイオリソースとパン。

タパスメニューからチキンウィングとおつまみ系ブランチでしたが、とっても満足でした。サラダに生ハムって私の大好物コンビネーションなんですが、普段はあまり生ハム過ぎじゃない主人も「これは美味しい!」と満足していました。


お腹も一杯になったところで、観光開始!といっても予めどこに行くのがいいのか、調べておらず例によって行き当たりばったり観光。取り合えずレストランから見えていた古城らしき場所に行ってみることに。

なんだかかなり立派な古城ですね。

ちゃんと持ち上がり式の開閉扉がある、いわゆる「お城」の入り口でした。




お城だと思って入って行ったら、中に街がある城塞都市だった!これは面白い。

こういうオールドタウン散策が大好きな私たち。


ここにもカフェとかレストランが数軒ありましたが、お値段がちょっと高かったので先にすませておいて良かった。



先を進んでいくと階段があり、見晴らしがよさそうだったので行ってみると城壁の上でした。かなり頑丈な壁なので、外から攻撃されてもびくともしなかったんじゃないかな。

そこからさらに進んでいくと城塞の外側、敵を攻撃するための大砲やしかけがある場所に続きます。


ここは穴倉から石とかを落として下にいる敵を攻撃する場所。日本のお城にも同じような仕掛けがあるのを見たことがあります。長野の松本城だったような。


高台だから街の眺めは最高。


でもさらにまだ上があるのだ。


こちら側は島の南側の海側に面しています。大砲も何個も並んでいるね。やはり海側からの侵略が多かったのかな。



まだ結構うえまであるけどね・・・

これでもかなり登ってきた方なんです。後でわかったんですが、反対側から登ってくる方が途中まで車でこれたり階段もコンクリートで歩きやすかったりしてちょっと楽なようでした。裏口から来ちゃったのかな。

要所要所に説明サインがあって今どこにいるのか、わかりやすいです。


あれはイビザからちょっと離れたフォルメンテラ島ですね。8月の半ばにあの島で突然のストームが発生して10隻以上の船が岸に打ち上げられちゃうという事故が発生したのです。それがあったからねぇ~、マヨルカにいた時政府の警報を無視したくなかったんですよね。この時も、事前に警報が出ていてそれを知っていた人たちは、強風が来た時チェーンを長く出して対処をすることができたみたいですが、不意を突かれた人達や、普段デイセーリングしかしたことがない人たちなんかは、どうしていいかわからず風に流されるままあれよあれよとビーチに打ち上げてられちゃったみたいです。島から左側に細長く出ているビーチのアンカレッジがその現場。

オレンジの建物は博物館だと思うんでが、残念ながら週末は閉店でした。後すぐ隣が大聖堂だったのですが、この時は気づかず通り過ぎて坂道を降りてしまい、後からまた登ってくる羽目に。

イビザの港。大きなフェリーが2隻止まっていました。

城塞部分に途中で移動しちゃったので、もう一度オールドタウンの方に戻りたかったのですが、出てきた場所が宿泊施設が固まっているエリアで、お店らしきものも人も歩いていませんでした。


下って行けばなんとかなるかな、と思い道に迷ったかも、と思いつつも「いいえ探索中です。」とポジティブシンキングで突き進みます。

階段を降りたら、なんと城塞都市の門のすぐ近くに戻りました。

とにかく喉がからからだったので、冷たいジュースで喉を潤します。私はスイカジュース、主人はミックススムージー。でメニュを見ていたら「Horchata」という飲物を発見。スペイン特有の飲物ということで興味が湧いてオーダーしてみました。ただのHorchataではなくチョコアイスをプラスしたものにしました。一見するとミルクシェイクみたいですが、牛乳はつかわれておらず植物が原料の飲物。でも味はミルクシェイクみたいだったので、牛乳が飲めない人にも最適です。メキシコにも同じものがあって、メキシコではライスミルクを使用するそうです。いずれにしてもべガンダイエットの人でも飲めるミルクシェイクですな。

時刻はまだ2時半。帰りのバスは5時までありません。時間つぶしのために大聖堂を見に行くことに。とにかく暑かったので、教会の中で休憩したかった。

地図で調べたらさっきまでいた城塞都市のすぐ隣で、近くを歩いていたことに気が付きました。あ~また上り坂だよ~。

イビザ大聖堂は思ったよりも派手さはなく、それと思ったよりも涼しくなかった!風通しがあまりよくない位置みたいで、教会内には扇風機が何台もありましたが、一台も動いてませんでした。ミサの時だけかな。


それでも静かな場所なので椅子に座ってしばし休憩。10分ぐらいしてから再び行動開始です。

城塞都市の外の、港に近い方の街並みにまた戻りました。さすがにパーティータウンとあって、それ用のお洋服を売っているブティックもありました。こんな派手な服、他じゃ絶対着ないよね。


バーが並んでいるエリア。きっと暗くなって初めてここが息を吹き返すのでしょう。今はkナさんとしています。歩ている人もほとんどいない。

そこから港沿いにゆっくりバスターミナルの方に向かって移動することにしました。帰りは始発のバスターミナルから乗る予定なので、まだ行ったことがないので早めに視察しておこうと思いました。この時点でまだ3時20分。

おや面白い銅像がある広場。

両側の建物もきれいです。こういう珍しい建物を見るのが好きです。でも建築様式とかには全く知識がないんですけどね、ただ眺めてるのが好きなのです。

広場の一番奥あった銅像は有名なものだと思います。

バスターミナルまでは徒歩で20分ほど。バスでも行けるんですが、運動がてら歩いていくことに。赤色の歩道みたいな道路は、電動キックボード専用道路でした。結構な交通量があり、普通の道路と分離されているのも納得でした。

おお生ハムの店。

街の中心よりはちょっと離れた場所にあったバスターミナル。建物の地下にも発着所があるようです。私たちが乗るバスまではまだ1時間弱ありましたが、面倒だったのでここで待つことに。発着所が地下で涼しかったしイスもトイレもあったし、飲物の自販機もあったので時間つぶしには悪くありませんでした。

そして定刻どおり5時にバスは出発。帰りはどこで降りたらいいかわからないので、グーグルマップを起動したまま一個前のバス停を過ぎたあたりで「おりますボタン」を押し、無事Cala Xarracaに戻ることができました。

帰りは途中乗車の人が全くおらず、一か所で一人おりただけだったので、すごく速い帰着。なんと30分で着きました。

戻って来てびっくり。出かける時からかなり周りの船が増えていたのです。SATOMI号は真ん中あたりのブルーのヨットです。後方にはでっかいパワーボートがいますね。でも実際はそれほど混雑してはいません。

ビーチは小さいのですがこじんまりとしていて静かでいい雰囲気。レストランが一軒あるのですが、夜は8時に営業終了ということでした。

Portiantxに着いた時は、そこからイビザ観光をするのは無理だなと思ったので、この先しばらくイビザ島の北側を航行し、もっとイビザに近づこうと思っていたのですが、それだとイビザ島滞在の日数が延びてしまいます。すでに9月の第1週が過ぎようとしていてるので、この先はできるだけ早くアルメリマールのマリーナに到着して整備を開始したいんですね。なので、思いがけなくCala Xarracaにいる間にイビザ観光を済ませることができて、本当に良かったです。
風予報をみたら、8日はあまりよくないので、もう1日ここにいて9日の早朝、スペイン本土を目指して出発することにしました。オーバーナイトで30時間ぐらいの走行で行ける場所まで進んでおくつもりです。一日中歩いて疲れたので、出発前に一日休息日がとれて完璧なスケジューリング。

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