2024年9月10日火曜日

夜中に突如強風スコーレ!Cala Xarracaで本当に良かった&バイキングラリー2回目のミーティング

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!




イビザ観光から戻った8日の夜中、突然強い風の音で目が覚めました。雨も降り始めスコーレに襲われたみたい。後方には広いスペースがあったので、チェーンを10メートル余分に出して問題なく過ごせました。もしPortiantxのあの狭い場所にいたら…と思ったらぞっとした!そして8日が休息日だったので第2回のバイキングラリーオンラインミーティングにも出席することができました。

9月8日の朝になっても降り続けていた雨

9月8日(日):真夜中突然吹いてきた風の音で目が覚めました。風はどんどん強くなっていきアンカーチェーンがゴロゴロギシギシ音を立て始めました。直ぐその後雨も降り出し・・・雨と風はどんどん強さを増していきました。どうもスコーレに襲われたようです。で真っ暗な中外に出てみると周りの船も何隻かデッキにライトが付いていて、急な強風に対処してようとしているようです。夕方まですぐ後ろに一隻モノハルのヨットがいたのですが、彼もチェーンを伸ばしたのか結構距離が出ていました。おかげでSATOMI号の周りはかなり広くオープンになったので、安心してチェーンをもう10メートル出すことができました。風の強さは計器で確認してはいませんが、音の感じからすると20~25ノット程度。突風時でもせいぜい30ノット弱かなっていう程度だったので、それほど心配する強さではなかったです。水深6メートル程度の場所で最終的にチェーンは40メートル出したので、びくともしないはず。

それよりも思ったのは、もしあのままPortiantxの狭い泊地に滞在していたらと・・・・ということ。当初の予定ではそこに2泊してそこからイビザの街観光をしようとしていたので、当然この夜もあそこにいたわけです。あんな狭い、しかも密集している場所で、しかも皆さんせいぜい20メートルぐらいチェーンを出していたらいいとこっていう場所で、このスコーレを迎えて居たら今頃かなりなカオス状態だったでしょう。一晩中眠れなかったか、緊急移動の羽目になっていたかも。

チェーンを出した後は安心してまた眠りにもどることができました。

朝になっても雨はしとしと降り続けていました。右手前のキャタマランは、最初結構近くだったのですが、私たちがチェーンを出したので距離を保つことができてよかった。それと午後には出港していきました。

皆さんお互い余裕をもった場所に碇泊です。ここにはチャーターヨットの人たちはあまり来ないみたいで、来ても夜になる前に帰っていくので、夜中に突然の天候変化があっても落ち着いて対処できるヨッティ―が大多数だったみたいです。

雨降りで室内尾籠だったので、キャプテン・ロブはメンテナンス記録。

エンジンオイルを点検していたようです。この後のレグが長距離オーバーナイトになるのでその準備ですね。

午前中の雨空がうそのように、午後2時過ぎには晴天になりました。それと共に訪れる船の数も少し増えていました。

あっち側の岸辺が面白そうなんですが、9日からオーバーナイトで長距離移動するのでテンダーを引き上げることにしてるので、もう上陸はなし。

次はスペイン本土に向かうので、アンカレッジではこういう綺麗な海はもうお目にかかれないかも?!

今は陸側からの風なので、こっちを向いてますが、9日の早朝5時ぐらいから風向きが変わり海側から風、波が押し寄せてくる予報です。なので、それを知っているからなのか、夕方から移動していく船が結構いました。私たちはその風と共に出港するので、問題なし。

今晩のディナーはカレー。大目に作っておいたので翌日のセーリング中のランチとなるでしょう。夕食は6時前に済ませました。

まだ何隻が残っていますが、早朝の風向き変化をご存知かしら?それとも私たち同様暗いうちから出発予定かな?

8日は毎月一回ある、大西洋横断ラリーのバイキングツアーのオンラインミーティングに日です。今回は2回目。移動が続くのでオンラインミーティングの日が滞在日に重なるとは限らず、ぎりぎりまでミーティング参加できるかどうかいつも不明でしたが、運よく風待ちの日に当たりました。2回目のミーティングではバイキングラリーが発行している冊子をもとに、今後のスケジュールやイベントについて説明がありました。それに対して質疑応答も。冊子を読めば全部わかることなんですが、オンラインミーティングをすることによって、お互い顔見知りになっておき「グループ意識」」を育むことができるんでしょうね。

1時間のミーティングを終えて、翌朝早起きにそなえて夜9時には就寝しました。


9月9日(月):目覚ましは午前5時にかけたのですが、4時過ぎには風と波が大きくなってきたのがわかりました。目的地までは6ノットで26時間ぐらいと思っていたので、あまりはやく出発するとまだ夜が明けないうちに着いちゃうなと思っていたのですが、4時半前にはかなり揺れが激しくなってきて・・・さらにアンカーの向きが変わったようで、再び砂地にささるまで少しドラッグし始めたようです。ならもう出ちゃおう、ということに。

これが大正解でした。風も20ノット弱になっていて、波も1メートル近いものがザブンザブン遠し寄せてきたので、アンカーを引き上げるのも一苦労。エンジンをかなり吹かせないと舵が効かず、押し寄せる波がバウを超えて、アンカーチェーンをあげている主人はきっと濡れちゃっていると思います。しかも周りにはまだ数隻船がいたので、チェーンを短くしていくうちにアンカリングしている船との距離も近くなるので、一刻も早くアンカーをあげなければ!
やっと出発で来た時には5時近くになっていたかな。他にも2隻出発していました。1隻なんかアンカーライトをつけたまま移動していた!

湾を出るころから少し波が収まってきましたが、進路変更するまではエンジン走行でいきます。結構揺れましたが、とにかく湾から出てもっと深いエリアにただり着くまでの我慢我慢。

最近めっきり日の出が遅くなり、午前6時48分でこの状態でした。

ということで、このあとオーバーナイトで10日の午前10時ぐらいまで行けるところまで行っていみようとという行き当たりばったりの長距離航海がスタートしました。

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