2024年9月12日木曜日

アルメリマルは目と鼻の先San Joseまで来ました!

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと地中海船上生活レポの世界にようこそ!





9月11日も移動を続けます。この日は60マイル弱の道のりでCabo de Gataの近くまでいくので、そこからアルメリマルマリーナはほんの目と鼻の先。ずっとエンジン走行となりましたが、金曜日あたりからこのエリアが強風になるので、その前にアルメリマルに到着したいのです。目的地についてほっとしたら、温水タンクから水漏れしていたのを発見。せっかく前日水を作って満タンにしたフロントタンクは半部ほどなくなってしまっていました!

9月11日(水):朝8時アンカーをあげて、Port De Mazarronを出発。午前1時ぐらいに1時間ぐらい横揺れが発生して、私は起こされましたがそれほど激しいものではなかったし何時間も続いたわけではなかったので、まあまあいい泊地でした。それにアンカーも全然動かなかったしね。風があまりない日ほどウネリの影響を受けやすいので、そういう意味ではPort De Mazarronはいい場所と言えそうです。

泊地アプリには掲載されていない場所で、過去にも2か所ほど新しく開拓した場所を泊地アプリに新しく追加しておいたのですが、今回はしませんでした。というのは、誰がどんないい加減なアンカリングをしても大丈夫な砂地、ではないので一般公開したくなかったのです。

風は方角は悪くないけど、微風すぎてセール走行は無理。これはわかっていたので、最初からためらうことなくエンジン走行です。

最初のWAY POINTまで46マイルほどありますが、そこから最終泊地まではまた10マイルちょとあるのです。

朝8時30分過ぎ、ちょっとで燃費をよくするためにジェノアだけ取り合えず出してみました。

が特に変わりはなかったし、ウネリもちょっぴりあったので安定させるために、どうせセールを出すならメインの方でしょってことで、すぐにジェノアは巻き入れてメインセールだけ出しました。


9時ちょっと前には風向きは90度ぐらいでしたが、相変わらず微風。

メインセールが少しは役立つ状態かな。エンジン全開でなくても6ノット以上は出ます。

9時13分の時点での軌跡。前日Mazarronに落ち着く前に一か所立ち寄ってまた移動したのがわかりますね。

波は前日ほど高くはなく、横揺れもなかったのでとても楽ちん走行でした。


お手製のカーティシーフラッグはまだ健在!このままずっとこれで行けるかもしれません。

やることないなぁ~。他には漁船すら見当たりませんでした。

10時20分ごろ、ダウンウィンドになっていますが体感で3ノット。ボートスピードは7ノットの快速。

この辺りにいましたよ。


ジェノアも出してみました。

12時半、相変わらずの微風。

スピードは7ノット後半。


午後2時半ごろ、ちょっと風が強くなってきましたが、セールだけで走るとスピードがそれほど期待できない程度だったので引き続きエンジン走行。

コンクリート工場みたいなのが見える。

この頃にはアップウィンドになっていたのです。でもスピードは結構出ていて8ノットとかまで行きました。メインセール出しているおかげかな。

午後3時ちょっと前にはこの位置だったのですが、この辺りからさらに風は前方に回り、とうとうほぼ真正面に変わりました。

でジェノアは巻き入れ。

波もちょっと出てきました。

もう完全に真正面!

3時すぎから風も体感で15ノット以上になってきて、波もたち始め、時おりパンチングするようになりました。

少し前方にいた別のヨットはかなり、上下に揺さぶられていて苦労して前進しているようで、あっという間に追いついちゃいました。

漁船並みのパワフルヤンマーエンジン搭載のSATOMI号は、バウウェーブもなんのその、突っ切るように進んでいきます。(2023年にエンジンを新品に変えたのですが、古いエンジンもまだまだ実際は大丈夫でオーバーホールした後ギリシャの漁船に買い取られたようです。)それにこういう時はロンガーキールの穏健を痛感します。以前BABARIAに乗っていた時はパンチングがもの凄くて、波に落とされるたびにドシーンと地震のように船体が揺れていました。SATOMI号ではそれほどの振動はなく、バシャ―ンと音がする程度。

午後4時半、あと数マイルで到着、という時が一番荒れていました。コンスタントにバウは水しぶきを被っていました。

砂岩の切り立ったか海岸線が美しい!


南西の風とウネリがマックスな状態でした。

あそこをぐるりと回ったら本日のお宿だ。

とたんに海面が穏やかになったのがわかりました。



午後4時50分。湾内に入ったらメインセールを下ろします。


2か所アンカリングポイントがあるのですが、南西のウネリからより守られているのはハートマークの方。

他にはキャタマランが1隻いるだけでした。何隻か近くにいたと思うんですが、みなさんマリーナに入ったのかな。午後5時、アンカーを下ろして航海終了です。一面砂地なので、アンカーはすぐに効き始めました。

街なのかリゾートホテル群なのか?高層建物はなく、白い壁の建物がちょっとギリシャを思い起こさせます。

海も綺麗だし。

あそこにいたキャタマランは、なんと遊泳エリアを示すブイに繋いでました!

ランチを食べていなかったので、アンカー降ろしてすぐに私は夕食の準備開始。到着1時間ぐらい前からポテトとブロッコリーのチーズ焼きはオーブンに入れて仕込んでおいたので、前々日の残りのライスとチキンをチャーハン風に仕上げ、サラダを加えただけなので、30分ぐらいで完成。

食べ終わってくつろいでいたら、カヤックに乗った群団が横を通り過ぎました。

例のキャタマランは移動していき、湾の奥の方の別の遊泳ブイにまたつなげていました。





時間が経つにつれて風も収まってきたようですが、ここは南西からは完璧に守られているので、実際はどうなのか全然波も感じつ、適度な風が吹いていて気持ちいいです。


San Joseの街の湾におります。

夕食後食器をあらっていたら、水道を止めても給水ポンプが止まらなくなっていました!で確認したら、スターンの温水タンクのパイプから水漏れしていました。

これが温水タンク。

ぐるりと巻き付いた部分のパイプが劣化によって水漏れ。

オーバーナイト走行中にウォーターメーカーを稼働させて前後とも水タンクが満タンだったのに、フロントタンクが半分に減っていました。ずっと垂れ流してたのかも?!

早速主人は修理に取り掛かります。漏れていた部分のパイプをカットしてつなぎ直しただけなので、あっという間にできあがり。これも経年劣化なので寿命が来たんですね。

ちなみに、心配していたフロントタンク自体のクラックはなさそうでした。水の減り具合をずっとモニターしていたのですが使用していない間は水量が減らなかったので、おそらく計器が一時的に不具合だったのかも。なので、タンクを取り出しての修理は必要なさそうです。

ずっと移動続きだったので、夜8時ぐらいには眠くなってきて早めに就寝しました。一晩中横揺れもなく、ここ数日で一番心地よい泊地でした。



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