2025年2月2日日曜日

朝一でセール・リギング屋さんに来てもらいました―今回の損傷個所

皆さんこんにちは!Sailing Stamperウェラード里美がお送りする手作りカードと船上生活レポの世界にようこそ!



グレナダに到着した翌日は朝8時過ぎにセール&リギング屋さんがやってきて、早速メインセールを下ろしたり変形したグースネックを取り外したり、再度壊れたスピニカポールカップのトラックをもっていってもらいました。事前に問い合わせをしておいたんですが、約束の時間通りに来てくれて本当に助かりました。スピニカポールを落とした時の損傷は、トラックだけではなく、ウッドレールにウッドデッキにも傷がついており、それまで気が付かなかった私はちょっとショックでした。

1月31日(金):前夜のお祝いラム・パンチが強烈でベッドに入ったらすぐ意識がなくなったほど熟睡できました。7時には自然に目が覚めていて、2週間も航海し続けていたとは思えないぐらい、全く疲れが残っていませんでした。普段の一泊のオーバーナイトの方がよほど疲れが残ります。やはり体が4時間ごとのウォッチのリズムに慣れたことと、ウォッチ中も小刻みに眠れるようになったのが良かったんだと思います。後で他のラリー仲間に聞いたら、みなさん航海中は熟睡できなかったので、着いたら12時間眠り続けた、と言われていました。
リゾートムード一杯のマリーナです。

ここはスーパーヨット用の横づけポンツーンなんですが夜間に到着すると、一旦ここに仮止めし、明るくなってから本来のバースに移動となります。

事前にセール&リギング屋さんに連絡をしていて、修理内容も伝えており、31日に来てもらうよう依頼していました。朝8時に来てくれるという返信で、本当かな?と半信半疑だったのですが、その心配は無用で8時ちょっと過ぎにちゃんとやってきました。

スピニカポールがガタンと落ちた時、最初はバウバースの上あたりにポールが落ちたのですが、揺れがすごかったのでポールが激しく移動して、次に着地したのがこのウッドレールの上。そのためなんと一部がこんな風に折れてしまったのです。あ~これチークなのにぃ~。これに関してもすぐにマリンウッドワークの業者にコンタクトしたのですが(大西洋横断中にこういう修理依頼ができるのは、本当にスターリンクさまさまです。)チークの入手に時間がかかるので、グレナダ滞在中には修理できない、とのことでした。仕方がありません、当面は折れた部分を削っておいて怪我をしないように対処しておき、6月以降ボートヤードに移動した時にやることにしました。

ウッドレールだけじゃなく、ウッドデッキにも穴が!表面的なものなので、パテで埋めれば防水できるのでそれほど深刻な問題ではないんですけどね。やっぱ見た目が変わるのでちょっと残念。

この日は地元のヨットレースが行われる日だそうで、小型ヨットがけん引されて出ていきました。


早速メインセールを下ろしてもらいます。

手際よくあっという間に下ろされていました。私と主人が二人でやった時は1時間ぐらいかかったのに、30分もかかっていなかった。


そして変形していたグースネックも外されました。ブームはメインハリヤードで支えています。

この後、スピニカポールのトラックも、破損したものを渡しました。対処できるとのことだったのでその返事をもらうのがとても楽しみです。

SATOMI号のジェノアは150%のジェノアなので、ジェノアの中でも船体との割合で一番大きなものが付いています。その分、風をはらんだ時のスピニカポールカップのトラックにかかる負荷も大きいわけです。最初のトラックは明らかに経年劣化による破損でしたが、ミンデロで新しく作り直してもらったのはステンレス製だったので十分頑丈なはずだったのですが、溶接が2か所しかされていなかったという、弱い構造でした。今回はセールメーカーでリギングも対応している会社なので、その観点から対処しえてくれるので、結果がとても楽しみです。スピニカポール自体は、2回もポールカップから落っことしているのに全く破損がないので、ポール自体はジェノアのサイズに対応したしっかりしたものだというのは明白です。

修理してもらうものを引き取っていただいた直後、従来のバースに移動となりました。移動先は、バウモーリングラインに自分のバウラインを結んで係留する形で、マリーナスタッフのテンダーにアシストしてしただきました。私たちは普通にスターン・トゥーすればいいだけで、気づいたらモーリンラインに繋いだ私たちのバウラインをテンダーから受け取るだけになっていたので、普段のスターン・トゥーと何ら変わらない雰囲気で係留できました。ただ、出発時にはまたラインを外してもらう必要があるので、テンダーアシストは必須です。

Paloma号は一艇先にいました!事前に、ここでは全員同じポンツーンというわけではない、と言われていましたが、先についていた船はほ同じかすぐ見える範囲にいたので、ラリーの一体感には変わりなしでした。

落ち着いてから11時ぐらいに、チェックイン手続きに行きました。マリーナにカスタムと移民局があるのでとっても便利です。

さらにバイキングラリーの基地エリアも設置されていて、そこでオリバーさんやカーロッタさんが待機しているので、どこで手続きをすればいいか探さなくてもよかったです。勿論教えてもらわなくてもすぐわかるんですが、一緒にカスタムの部屋まで来てくれたりして、本当に至れり尽くせりです。

入国手続きが終了したら、次はマリーナオフィスでマリーナバースのチェックインです。そこでも予めバイキングラリーから必要書類が届いているので、フォームに記入する必要はなく、簡単に手続終了でした。でも突然スコールが降ってきたので止み終わるまでエアコンが効いたオフィスで待たせてもらいました。取り合えずこれで潮が洗い流せたな。

30分もしたら、うそのように晴天が戻りました。それから写真撮影。前日夜にもかかわらず向かてくださったハーバーマスターザーラさんが「ウェルカムバスケット」をくれました。


SATOMI号のラリーのユニフォームを着て、ポーズ!今つきました、のふりで。

バスケットの中にはグレナダの旗とラムの小瓶、スパイスの小瓶に違うフレーバーのチョコレートが4枚も入っていた!

その後は、何もする気になれず、敷地ないにプールがあるというので涼みに行ってきました。誰もいなくて独り占め!小さなプールで「泳ぐ」というよりは「つかる」という感じですが、暑くなったらどぼんと入ればいいので、すごく気持ちがよくて、リラックスできました。

この日の夜は、午後に到着した同じくダブルハンダ―のMerlyn号のケイトさん、ジョナサンさん、Paloma号のティオさんパムさんと6人でタクシーで街のレストランに行きました。残念ながら私が携帯を忘れるという失態をしたので写真がないのですが、カーロッタさんお勧めの「Carib Sushi」に行きました。ネタが新鮮で美味しかったのですが、思ったよりもお値段が高かったのが驚きでしたが、カリブ海はどこもこんな感じだそうで・・・・グレナダを出たら、外食は当分お預けだな。

2月4日からラリーのイベントが始まり最後のイベントが8日なので、マリーナには10日まで滞在します。


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1 件のコメント:

  1. お疲れさまでした。
    トロピカルな雰囲気とフレンドリーなお迎えが最高ですね。

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